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「7.2新しい別の窓」(2021.5.2)3インテリゴロウ・若松節朗監督

2021-05-06 20:35:10 | 慎吾
「7.2新しい別の窓」(2021.5.2)3インテリゴロウ・若松節朗監督

今回のゲストは、映画「Fukushima50」で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した若松節朗監督。
この映画は、福島第一原発だし佐藤浩市主演だし、見ようと思ったんだけど、原作が門田隆祥とわかってやめたんです、私。

授賞式の話から始まりました。受賞したら自分で自分の表情を演出しようと思っていた監督だが、実際に名前を呼ばれたら、自分がどうこうじゃなくて、一緒に仕事をした仲間たちの顔が浮かんだ。
ゴロ「まあ、実際に受賞したら、そうでしょうね。草彅くんも(頭が真っ白になって)凄いことになってました」
若松「いや、落ち着いてる感じだったですよ」
ゴロ「草彅くんらしかったし、考えてた言葉というよりも、その場であふれる思いがあって、心がふるえましたね」
頭が真っ白になったわりに、とても良いご挨拶になってましたよね。

僕たちのことは見てくれていましたか?と聞かれた若松監督、
若松「ゴロウさんは普通じゃないですよね」
ゴロ「え?ど、どのあたりが?」
若松「まずどこを見てるかわからない。テレビに映っているときに、ほかのことを考えてるなと見える。話してる内容と違うことを考えてるというふうに。でも、こうしてお話していると見えるものがあります。売り込んでおきますよ」
ゴロ「売り込んでください!」

震災テーマの作品を撮ることは覚悟が必要だったという若松監督。この映画をつくるにあたっては、原発周辺に住む人々に許諾を求めることから始まった。
若松「こういう映画をやりますという。ドキュメンタリーと、それを映画化することとは、また違うこと。きれいごとで言えば、後世に伝える意義とかあるけれど、現実をまず見せたかった」
セットを建てるには、静岡の原発に取材させてもらって作った。計器類は写真禁止なので、細かくスケッチして再現した。
放射能という見えないものの恐怖を伝えるには、俳優の演技で見せてもらうしかなかった。監督は「ちょっと睡眠時間削ろうかと言った」
つまり、ほんとうに俳優たちが疲れ、やつれていく姿が映っているんだと。

若松監督は、慎吾くん21歳のときのドラマ「恋はあせらず」を撮影している。23年前の香取慎吾は?
若松「天才じゃないですか?あの人」
ゴロ「僕もそれ言われたい」あなたは、普通じゃないって言われたでしょ。
当時はSMAPは寝る間もないスケジュール、
若松「寝不足で、本番ギリギリまで寝てるんですよ、本番だから起きて!って、それなのにセリフが全部入ってる」
ゴロ「あの人、台本読んでないですよ」
若松「読んでないと思いますけど、天才ですね」
ゴロ「あの人、本番にかける集中力が凄いんです。SMAPのころコントをやってても、本番は全然違ったり、けっこうびっくりすることも多かった」
若松「それは困るんですか?」
ゴロ「いや、楽しんでましたね。沸点の上がり方が、急上昇してグッと上がるから。草彅くんとは違う天才型ですね」
ゴローちゃんの語彙力はいつも感心します。

次回はどんな作品を撮りたいですか?
若松「ラブストーリーを撮りたい。『愛の不時着』にはまりましたよ、僕」
若松監督はフジテレビで『やまとなでしこ』なども撮っていて、
若松「最高におもしろかったですよ」
ゴロ「えーっ、監督といえば、骨太な男のドラマ」
若松「それは誰かが勝手に付けた。僕が一番やりたいのは、50歳になる前の女性のラブストーリー。このあいだの授賞式で感じたのは、世代交代が進んでいる、役者もスタッフも監督も。中間どころ、40代後半50代が足りない。いい人いっぱいいるのに、もっと活躍してほしい」
ゴロ「僕らの年代ですね。いろいろやらせてもらったけど、これからだと僕は思ってます。今回の草彅くんの作品も、僕はすごく刺激になったし、僕は俳優としてやっていきたいんだとつくづく思ったし」
若松「自分は二枚目だと思ってるでしょ。そうじゃないですよ!」
ゴロ「えっ、いやいやいや!」
若松「そういうふうにオーラ出してるもん」
ゴロ「でも、二枚目と思ってたほうがコミカルでおもしろいかなと思ってる自分がいる。二枚目だと思ってることが三枚目だよって役が多いです」
若松「ああ、二枚目でやらせるとつまんないからですよ」
ゴロ「田村正和大先輩もそこがわかってるんだと思う」
若松「正和さんの二枚目とあなたのは違う、あなたは2・5枚目です。二枚目ぶってるだけ」
ハハハ!ゴローちゃん完敗。
しかし、監督から『十三人の刺客』は凄かったとおほめの言葉も。

若松「あなたは花をプレゼントするのが一番似合う男だって?」
ゴローちゃんは、花贈りが似合う男の一位に選ばれてるそうで、
若松「それはどういう基準なんですか?」ご不満ですか?
ゴロ「いや、僕、花が好きで、部屋に飾るのも好きなんですよ。ダメですか?」
若松「僕も花が好きなんですよ。薔薇風呂とか入るんです」
ゴロ「ほんとですか!?五右衛門風呂でしょう?」コラコラ!
若松「庭に咲いてる薔薇を切って、ロウソクつけて」まあ、素敵!
ゴロ「薔薇風呂セットがあるんです、お風呂に入れると花が開く。それをファンの方にいただいたりして」
仲良しの花屋さんと一緒に花の市場まで行っちゃうゴローちゃん。
散歩も好きという監督、ゴローちゃんと趣味の話で盛り上がる。
ゴロ「なんかスタッフが、この人たちいつまでしゃべってるんだって顔してる。もう撮れ高撮れたからって雰囲気になってる」(笑)
すっかり意気投合。ゴローちゃんの次回作は若松監督のラブストーリーかも?

エンディングは3人で「星のファンファーレ」を歌って終わり。
歌い終わったところで慎吾くんは「さあ、あっという間の(笑)、ではないかもしれないけど、エンディングです」と言った。慎吾くんは、エンディングというと「あっという間の」が枕詞になってるんだなあ。
次回は6月6日午後3時。
(終了)
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