よむよま

よむ・よまない、それから。

映画版「タイムスクープハンター」

2013-09-22 17:07:25 | 見る
今月初め、公開されてすぐ、映画版の「タイムスクープハンター」を見てきた。
NHKの番組から映画化は「サラリーマンNEO」に続いてということかしら。

おもしろかった!

副題が、安土城最後の1日となっていて、信長が討たれたあと、
安土城が燃え落ちた原因は何かという謎が解明される(されたか?)面もある。

やはり長編映画となると、テレビのときのようにエキストラで、
いかにも素人らしく訥々とというわけにはいかず、
演じるのも時任三郎をはじめ、俳優たちなので、スムーズに進むし、
ストーリーもめりはりが必要になるから、
わりと普通っぽくはなってるかな。
でも、ドキュメンタリーですよという臨場感はある。

時任三郎がカッコよかったわー。
時代劇調にならないように気をつけたんだって。
それでも、大きくて強くて律義な武士。

本能寺の変の場面からはじまるけど、信長は出てこない、秀吉も光秀も出てこない、
もっと下のほうの武士と普通の人々。
ただ、信長に呼ばれて「名物の茶器」を持参していた、豪商で茶人の島井宗叱は実在の人で、
この人と茶器をめぐって物語が進む。
宗叱をやってるのが上島竜平なの。
大丈夫なの?と思ったけど、なんと大活躍。
しかも、最初、利己的な感じなのが、危機をともに脱していくうちに、
時任三郎演ずる武士に心服していく。
それがちゃんと出てる。
お笑いの人ってばかにできないね。

もとは武将なのに、野盗のボスになっていて、安土城のお宝を奪いに行く武士が、
嶋田久作で、迫力でしたねえ。

「名物の茶器」を追って、本能寺の変から1980年代へ、
そこから1945年、終戦前の時期へ、
そこからまた戦国時代へと、スクープハンターは飛ぶ。
展開が早くて、あわや!という危機もあり、スリル満点。
おもしろうございました。
コメント
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