硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

濃厚接触者である人は・・・。

2022-08-23 17:29:11 | 日記
病院から帰ってくると、妻は「やっぱりね」と言った。
どうやら、最初から疑っていたようである。そしてクイズ番組の難解なクイズを解いた時のようなしたり顔である。

なんだろうなこの人は、と思いながら、「そんな事だから、実家へ帰った方がいいんじゃないか」と言うと、即答で「もう感染しているかもしれないから動けない」と言い切り、続けざまに僕にあれこれと指示を出す。
こういう時、全権を委ねるしかないので素直に従い、早々に隔離部屋で臥したのであるが、確かに妻も感染していないとは言い切れない。何か打つ手はないかと一瞬頭をよぎるものの、すぐに思考は停止して深い眠りについてしまった。
その間に、妻はネットで色々調べ、僕が次に目が明けるまでに、感染対策を強化させていた。マスクを外して寝ていると、様子を見に来た妻に「マスクして」と凄く迷惑そうな顔をして注意され、「もうちょっと優しくできんものかな」心に思ったが、価値観が真逆の人は、こういう場合には功を奏するのでは思った。

翌日、妻にも咳が出てきて、「これはヤバいかも」と言いだしたが、次の日には早々に取り寄せた抗原検査キットで検査すると「陰性」と出て、僕にキットでの検査結果を見せに来た。
「よかったね」とガラガラ声でいうと、なぜか不満そうに、「病院に行って診てもらってくる」と言って、再びネットを駆使して、どこかの病院で受診を取り付け、診断してもらうと、「アレルギーだって」と、薬も貰ってきていた。

インフルエンザの時もそうであるが、妻にはうつらない。潔癖な性格が防衛に強く働いているのかもしれないが、狭い空間なのにと思う。

そして、現在。妻は発症せずに、「アレルギー」の薬を飲みながら普通に仕事に出かけている。
心身の弱さは自覚しているけれど、いったいこの差はなんだろう。

コメントを投稿