硝子戸の外へ。

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体罰は是か非か。 その4

2013-01-22 20:27:11 | 日記
今日のニュースを見て驚いた。 学生さんがメディアに対し公式に意見を述べていて、しかも市長との対談後であるという。

彼らが彼らの想いを語る事は悪いことではないと思う。しかし、在校生全体の意見ではないので彼らの言葉が全体の言葉であると捉えるのは早合点であるような気がします。

また、学生と市長の言葉のみがニュースで流れては、味方によれば「市長vs生徒」の図式として捉えられてしまう。

これでは生徒たちの純粋な意見を聴いた視聴者の多くの人は橋本市長に嫌悪感を抱くのではないだろうか。

今回の問題は市長や生徒の問題ではなく市教委や学校側の対応の悪さが原因であり、問題に対し誠実に対応していれば防げた事件だったと思う。

彼らが自主的に組織を立ち上げ対談と記者会見を行ったのなら、彼らの行動力に敬意を表したいけれど、果たして本当に彼らが自主的に行った事なんだろうか。 この一連の流れに大人が加わっていたとしたら、彼らの純粋な気持ちを利用したと捉えることもできる。もし、それが事実ならばひどい話である。

市教委は市長の意向に沿う判断を下したようであるけれど、納得していないと思う。そう考えると問題の根本は解決せぬまま、時間とともに薄れてゆくのだと思う。

本当に生きにくい世の中だなぁ。でも、世の中とはそんなものなんだよねぇ。

ため息が出ちゃうよ。








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