硝子戸の外へ。

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本から考える未来。

2020-09-01 10:48:17 | 日記
猪瀬直樹さんの「昭和16年夏の敗戦」を読む。

改めて知ることが多く、大変興味深い本でしたが、疑問も多く残りました。
特に気になったのは、東条英機さんは総理大臣になってから、アメリカとの戦争を回避しようとしていたことと、外相の松岡洋西さんが、たいへん優秀な方だったにもかかわらず、視野が狭くなってしまった事です。

戦争をしないという選択が、彼らにもあった。にもかかわらず、開戦に踏み切ったのはなぜか。
よくよく考えてゆくと、戦争をしたい人達が彼らを意図的に導いたとした思えなくなります。

表舞台には立たない人。そういう人が今もなお存在しているのだとしたら、今、ニュースを賑わしている「総裁選」も、誰かの意図で動いてゆくのかもしれません。

もし、意図をもって動かしてゆく人がいるのだとしたら、どういう思想の持ち主で、どんな未来を構築してゆきたいのかが知りたいのです。

敗戦する事を勘定に入れて開戦に踏み切り、その結果、現在があるのは事実。それならば、コロナが終息した後の未来も描いているに違いない。

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