硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

きっと想いは届くと信じて。

2014-02-14 10:54:16 | 日記
2月14日。若かりし頃は「なぜもらえないのか!」と悲しんだものですが、上手く歳を重ねる事が出来たのか、いつからか拘る事が無くなったけれど、その為かおもわぬ視点に出くわす。
その視点というのは、チョコレートの原材料カカオの多くは西アフリカの貧困層の子供たちの手によって先進国の人々に届けられているという事実である。数年前の新聞記事でその事を初めて知ったのですが、僕も普段からチョコレートをよく食するので、その事実はかなり衝撃的だった。

そして、今日の新聞にもその記事が掲載されていて改めて現状は変わらない事を知った。
身売りされた子供たちは、今もなおスーパーで買える板チョコの4分の1の日当で働き、チョコレートを食べた事がないと言う。
それは資本主義社会が貧困層からの搾取によって成り立っているという暗部であり、改善される事のない構造なのかもしれない。
しかし、この構造を少しでも善くしようとフェアトレードというルールを用いてチョコレートを販売している企業もある事を知り、暗闇ばかりの未来ではないのでほっとする。

僕たちに何ができるかという問いには答えられないけれど、今日の日のようにチョコレートには夢と希望がある半面でどうにもならない切ない想いが詰まっているんだと、チョコレートを食す時にふと地球の裏側の子供たちに想いを馳せてみる事は大切な事なんじゃないかと思ったりするのです。

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