硝子戸の外へ。

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強い口調で、「嫌なら辞めていけばいい」と言う女性達。

2022-12-02 21:34:51 | 日記
これまでに何度か、「嫌なら辞めていけばいい」と、豪語する女性の上司にお目にかかった。
その度に、なぜ先々の事を考えずに、現在の自分の心地よさを優先するのだろうかと思った。

そして、また同じワードを聞く事となったので、今回は、なぜ、しかも女性達から、そのようなワードを聞くことになるのかを冷静になって考えてみる事にした。
(一番の原因は、僕が言ってはいけない事を言うからである。しかし、そこで完結しては止揚は目指せないし、問題は問題のままになってしまう。面倒くさい人だと自分でも思うw)

ざっくりではあるが、彼女たちは、何らかの経験によって、多様性よりも、画一性を重視するようになってしまい、気に入らない人、同調できない人は排除するという考えに至ったのだと思う。

しかし、それは明らかに「ファシズム」である。

「ファシズム」は、瞬発力はあるが、傾倒した賛同者が存在しなければ、持続しない思想である。
また、敵対する存在がいて、利権を享受できることで、はじめてその体が保たれるのであるが、小さなコミニュテイでは、敵対者が去ってしまうと利権を分配できなくなるので、結末としては、内側から争いが発生し、コミニュティが崩壊するか、縮小し、相互依存によって画一的なコミニュティに落ち着くかのどちらかである。

強い言葉を発せられる度に、助言を試みてはみるけれども、そのような人は、自尊心を傷つけられることを極端に嫌うので、威圧的な態度と、強い言葉で対話を遮断してしまう傾向にあるので、その思想には性差は存在しないと言える。

(男性は怒鳴って、議論を断ち切るけれど、女性の場合、理路整然と話を詰めていくと、泣いてしまって論点をずらされるので、議論が打ち切りとなってしまう事もしばしばある。そう言った場面に何度か出会ううちに、「話せばわかる」は、同じ感覚を持ち合わせていないと無理なのかもしれないと思うようになった。)

そう考えると、女性の社会進出が遅々として進まないのは、家父長制という古い思想による影響も大きいが、女性たちの深層心理にある「ファシズム」に男性が警戒して、「出る杭を打っている」からかもしれない。


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