南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 私は正直、AKB48はちっとも好きじゃない。
 いや、メンバーが嫌いという訳じゃない。むしろ彼女らは非常に頑張っていると思う。青春を犠牲にして。

 だが、青少年にCDを大量買いさせるような、いわゆる「AKB商売方法」が私は大嫌いなのだ。
 だから、彼女らには罪はないのだが、結局それに加担していることになる彼女らを応援しようという気にはならないのだ。申し訳ないけど…。

 しかし、ふとした時に耳にした、AKB48の派生ユニット「ノースリーブス」の峯岸みなみ(みぃちゃん)がソロで歌う『私は私』という歌には何か惹かれてしまった。心に響くものがあった。

 みぃちゃんはAKB48の創設時からのメンバーなのに、正直、メジャーであるとは言い難く、同期にも遅れをとり、後から加入したメンバーの後塵を拝している。

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♪一緒にスタートしたはずの 仲間はずっと先に行ってる
 後ろ姿見えない時 自分の足が遅いと思う
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 歌詞のこの部分なんて、まさにこのことを歌っているようだ。

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♪私は私なんだよね 大丈夫だよ
 誰かにちょっと甘えたくて 言っただけ
 いつも笑って楽しげに 振舞ってるけど
 弱いのは みんなと同じ
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 みぃちゃんの立ち位置はバラエティー担当。
 「顔がガチャピン似だ」とからかわれることも多いが、みぃちゃんはいつも笑顔でテレビに出演している。
 正月に放送があったテレビ番組「芸能人格付けチェック」にも、ノースリーブス(高橋みなみ、小嶋陽菜、峯岸みなみ)として出ていたが、いつも自分の意見を他の2人に否定されていて、やっぱり立場が弱そうだ。
 それでも、いつも笑顔なのだ。


 まさに、この歌は、みぃちゃんのことを歌った歌詞なのだ。心に沁みてくるいい歌だ。なんとなく涙も出そうになってくる。AKBって元気な感じの歌が多いけど、こういうしみじみとしたのもいいよね!

 この歌『私は私』も、作詞はもちろん秋元康。
 あれだけたくさんのメンバーがいるのに、見ていないようで、ちゃんとメンバーのこと、そして峯岸みなみのことをしっかり見ているんだね。
 さすがだね。ダテに私の一番好きな曲の1つ、美空ひばりの「川の流れのように」を作ってないね。


 『私は私』を聴いて、何か急にみぃちゃんのことを応援したくなってきたような気がする。
 いきなり「みぃちゃん推し」とは言わないけれど、ちょっと彼女に注目していきたい。



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