南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 



のち

 無敗投手・田中将大はメジャーでどこまで通用するか?
 その期待を含めて見所たくさんの今年の大リーグの試合であるが、見ていて何か非常につまらない…。

 際どいプレーの度に“ビデオ判定”。アウトがセーフになり、セーフがアウトに覆る事例がたくさん出てきている。

 信じられない。なに、この草野球にも劣るぐだぐだな試合展開。
 まだ開幕して1か月も経たないのに、既に見る気がしなくなっているのだ…。



 野球には“流れ”というものがある。
 例えばランナーなしの内野ゴロ。
 ファーストは送球を受ける際、しばしばベースから足を早く離しているように見える。打者走者との交錯や足を踏むなどのケガを防ぐためでもある。
 しかし、暴投で明らかに足が離れたなどの場合を除き、アウトと判定されることが通常である。
 これは、ルールに則って厳密に言えばセーフかも知れない。しかし、そのような内野ゴロを打ち、野手に大きなミスがない時点で、その打者走者はアウトなのである。
 相撲で言えば“死に体”。“インフィールドゴロ”とでも言おうか。

 同様にダブルプレーの場合。
 封殺のために2塁ベースに入るセカンドやショートは、ボールのキャッチ時に早くベースを離れていることがあるように見える。しかし、これも通常、流れでアウトになる。
 ダブルプレーの1塁のアウト・セーフの判定も、同時くらいならばアウトの方が、見ていてカッコいい。

 このように、“流れ”による判定は、それも野球のプレーの見せ所の1つであるし、審判が輝くときでもある。

 そんな時、例え自チームに不利な判定だったとしても、通常はいちいち猛抗議はしない。
 それは審判の判定が絶対であることを、選手はもちろん、監督もコーチも知っているからだ。
 それに、次回は自チームに有利な判定となるかも知れない。今回はたまたま運が悪かっただけ。
 それよりも、お客を感動させるプレーの流れをぶった切る方が、マイナスである。



 さっきも書いたが、審判の判定は絶対である。野球規則にも「異議を唱えてはならない」みたいなことが書いてあったはず。
 誰もが認める明らかな誤審ならばいざ知らず、ビデオを見ないと分からないようなギリギリのプレーは、いやギリギリじゃなくとも審判の判定に従うべきなのだ。

 昨年、中日の高木前監督が「抗議はしない。だって判定は変わらないから時間の無駄」と言っていたが、ルール上は正しい行為なのだ(チームの士気を落とすことにつながったので、極端過ぎるとは思うが…)。

 審判の威厳はどこに行ったのか?
 ホームランの判定までは許そう。しかし、それ以上は審判への侮辱行為に過ぎない。
 大リーグは、自らルールを破り、つまらなくしていることに気づいていない。


 もし、来年度以降、このバカげたシステムを日本球界が導入したら、それは野球という文化が終わるときかも知れない。


-----
■今日の行動
 仕事

■今日の買い物
 なし

■今日の献立
 朝:なし
 昼:日替わり弁当
 夕:出汁巻き卵、明太子、豚汁、野菜

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« いい加減なプ... 後手後手で犠... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。