南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 



時々

 今日は、妻と義母と、鹿児島市(旧・喜入町)瀬々串にあるイタリアンレストラン「ロード21」に行った。
 ここを訪れるのはざっと5年ぶりくらいだろうか。

 このレストランは目の前に広がる錦江湾と遠くに桜島を望む海岸線の絶景ポイントに位置していながら、市街地から離れていることもあって閑静な隠れ家的な雰囲気を併せ持ち、鹿児島の若者達のドライブ&デートコースにも挙げられる。
 15席ばかりの落ち着いた店内は、内装に木と緑があふれている。

 このお店は、もう、15年くらい前から何度か行ったことのある、私のお気に入りのお店だ。そして妻と丸木浜海水浴場(旧・坊津町)への行き帰りによく寄った、思い出の店でもある。


 ここのお店の一番の料理は、何と言っても「ピッツァ」だ。
 ご主人自らが造りあげたという直火窯で焼き上げたピッツァは、もう何ともいえない美味しさで、1枚くらいすぐペロリと平らげてしまう。つい「もう1枚」注文したくなる。
 窯の火力が強いからか、注文してからそう待たずに運ばれてくるのも嬉しい。
 また、目の前で削ったばかりの本場イタリア直輸入の巨大なチーズを、これでもかとばかりにかけてくれるのも嬉しい(量は好みにより調整可能)。
 ちなみに今回は『おまかせピッツァ』にしてみた。ウナギやゆで卵スライスがトッピングされていて、かなり美味しかった。

 もう1つ外せないのが「パスタ」。
 パスタの種類も豊富で、しかもすべて自家製だという。
 今回は『コンキリエ』と呼ばれる、貝殻状のパスタにしてみたが、言うまでもなく美味しかった。

 義母はあまり洋食には慣れていないので、ご飯ものをということで『エビピラフ』も注文。
 また、当日朝の市場で、ご主人が納得のいく魚が水揚げされていないと作らない、野菜たっぷりの『カルパッチョ』も今日はラッキーなことに味わうことができ、これまた大満足。


 久しぶりの訪問だったが、当時と味が変わらず、とても美味しかった。



 このお店のご主人と女将さんのこだわりは素晴らしい。

 以前は確か不定休で、長いときは1週間以上もお休みだったので、せっかく訪れても閉店ということがあったのだが、なんと、その休み中に、わざわざイタリアへ皿や食材を買い付けに行ったりしていたそうだ。その徹底ぶりには感心させられる。
 さすがに、今の世の中では、外国の皿や食材も昔よりは手に入りやすくなったので、定休日を設けているようだ。

 材料にもこだわりが。
 野菜や魚は地元産。自家製パスタの小麦粉やチーズはイタリア産。
 ミンチ肉などは、ブロックとして買ってきた肉を、イタリア製のウン万円もするミンチ器でその場で作るらしい。

 また、お客さんの食事や会話を邪魔しないようにと、注文した品が全部並ぶと、ご主人と女将さんは奥に入ってしまうという細かい心遣いも素晴らしい。
 ちょっと皿が空くと、あるいはまだ食べ物が残っているのに、さっさと皿を持って行ってしまうような、マニュアルどおりの応対しかしない大多数のレストランとは大違いだ。



 行ってみて損はないと思います。
 うーん、でも、だんだん他の人には教えたくなくなってきた…(笑)。


【写真1】お店の外観


【写真2】店内の雰囲気

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