南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 毎日のようにどこかで起こったいじめのニュースを聞き、毎月のようにいじめで自殺をしたというニュースを聞き、毎年のように教師や教育委員会は「いじめではない」「いじめと認めない」というニュースばかりを聞く。
 もう、聞き飽きたね…。



 40年近く前のこと。小学生時代。
 あるとき、クラスでいじめがあった。
 被害生徒Aから相談を受けた先生は、加害生徒Bに対し「お前はAがどんな気持ちだったか分かるか? 分からんだろう。だから、今日はお前を無視する。みんなもBを今日1日無視するように」
 そう言って、1日が始まった。

 初めは気丈に振る舞っていたBだったが、授業で何度手を挙げても一切指されず、休み時間も一人ぼっち。
 給食もちゃんと用意はされたものの、誰も机をくっつけずに1人で無言で食べるだけ。

 午後の授業中、ついにBは泣き出し、みんなに「ごめんなさい。ごめんなさい」と言い続けた。
 先生は「Aの気持ちが分かったか?」とBを許し、そして「今日、先生がやったこともいじめだ。悪かった」と、Bに謝った。

 この年度、その後クラスではいじめは発生しなかった。

 いまだったら、Bの親が怒鳴り込んでくるだろうし、先生も教育委員会やマスコミに叩かれて飛ばされるかも知れない。
 でも、私は当時、この先生を素晴らしいと思った。


 極端かも知れないけれど、こういう荒療治も必要なのかも知れないね。
 とりあえず、40年くらい経っているので、先生のことは時効ってことで。

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■今日の行動
 仕事

■今日の買い物
 なし

■今日の献立
 朝:野菜ジュース、バナナ
 昼:お手製弁当
 夕:ニラレバ



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