goo blog サービス終了のお知らせ 
南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 



のち

 昨日、京都の舞鶴市での大相撲地方巡業。


 土俵上での挨拶中に、突然、くも膜下出血で真後ろに倒れた舞鶴市長。

 周りの男たちは近づいて、ただオロオロするだけで何もできない。

 そこに「私、看護師です」と果敢に女性が土俵に上がり、心臓マッサージを始める。
 他にも看護師と思わしき女性2人が上がり、その手伝いを始める。

 そこで流れた、耳を疑うアナウンス。

 『女性の方は土俵から下りてください』
 それも何度も何度も。

 アナウンスなんかに耳を貸さずに救命処置を続け、駆けつけた救急隊員に、市長を引き渡して土俵を去った3人。

 女性3人のおかげで、市長は今のところ後遺症もなく、無事一命を取り留めたらしい。
 素晴らしい女性たちだ。


 一方、この協会は、この“人命軽視&女性蔑視”のアナウンスを連呼した挙句、女性が土俵に上がったことを忌み嫌って、まるで穢れた場所を清めるがごとく、塩を大量に振りまいたらしい。


 へえ。
 たかがしきたりなのに、人の命よりもしきたりの方が大事なんだって。
 へえ。


 何で女性をそんなに蔑視するんだ。
 女性が穢れている?
 生理があるから? 出産するから?

 自分も含め、おめーら男どもも、お母さんから生まれたんだろうがよ。
 生まれた赤ちゃんは、みな、血まみれだぞ?



 私も保守的で、伝統を重んじることが好きだから、何も、何百年も何千年も続いてきたしきたりを破れとは言わない。
 しきたりを守るのは、私も賛成だ。

 しかし、非常事態でしょ?
 人が死のうとしてるんだよ。

 じゃあ、心臓マッサージくらい、周りの男どもでさっさとやれよ!!!
 女性が上がる前によ。



 本当、情けないわ。
 人の命よりしきたりが大事。
 人命救助をしている女性を侮辱。



 しかも、その後の理事長の口だけの謝罪会見。
 「若い行司が混乱して口走っただけ」だって。

 ほう。
 また人のせいですか? 自分には責任がない、と。
 財務省のように、自殺するのを待ってるんですか? 目の前で市長も見殺しにしようとしたしね。
 まあ、責任があると思っていたら、とっくの昔に、理事長なんか辞めてるわね。あれだけ恥ずかしい事件のオンパレードやってるのにね。




 いやはや。
 1人の日本人として恥ずかしい。

 こんなのが我が国の国技ですか?
 誰がこんなのを“国技”って決めたんだ! 責任者出てこいよ。



 もう、いいでしょう。
 もう、いい加減、呆れましたよ。

 内閣府の担当者さん。
 この性根が腐りきった協会から、公益財団法人の肩書きは剥奪しましょうよ。


 貴乃花親方の態度は悪い。確かに悪かった。
 けれども、彼は被害者側。それだけは間違いない。
 なのに、もっと悪い輩どもが、何のお咎めを受けることもなく、のうのうと理事長とか理事とかに居座ってて、何が公益財団法人だ。


 NHKさん。
 もう、中継をやめましょうよ。この協会が本当の意味で心と体制を入れ替えるまで。
 こんな協会なんかに金を払うために、私は受信料払っていないです。

 ね。

----
■今日の行動
 仕事

■今日の買い物
 ダイノブ

■今日の献立
 朝:なし
 昼:お手製弁当
 夕:焼き鯖

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )