メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

【映画】墨攻

2007-02-24 07:38:54 | Weblog
墨攻を、例によってMOVIXメンズデーで見ました。

日本の小説の、マンガ化が、中国人民解放軍を動員した巨大戦争活劇になっている。

で、墨攻ちゃんも、無敵の超人ではなくて、悩んだり、女に追いかけられたり、裏切られたり、と人間的。

腐女子は、墨攻ちゃんと周りの男との組み合わせを妄想しながら見てるんだろうな。なんせ、服を脱いで迫ってくるヒロインを追い返すのだから。
でも、最後はヒロインを失ってロリコンに 走るのか???これは大減点か。

なんていう冗談はさておき、城の攻防だけに話を絞り込んでいる潔さ、CGで増やしているとはいえ兵士大量動員の迫力で、最後まで眠くならずにみれた。
もしかして、角川春樹映画「チンギス・ハーン」よりも兵士の数が多かったりして?

最近、仕事のこと、職場のこと、で思うところ多くて、この映画も見ているうちに、これが企業戦争だったら(もちろん殺し合いするわけではないけれど)、職場での出来事だったら、などとアダプテーションして考えてしまう。

なんにせよ、見ていて、あんな能力のある人が、うちの職場にもちょっときて、上ややら下やら同僚やらに教えて欲しいよなぁ。でも、業務改革後の扱い難しそうだなぁ・・・とかね。

阪本善尚撮影監督の手腕が発揮され、フィルムも東映で現像しているので、香港映画にありがちなよどんだ色彩、フォーカスがなく、素晴らしい。

トウキョウワンダーサイトめぐりの旅(本郷・渋谷)

2007-02-24 07:27:17 | Weblog
2007/2/12

石原都知事の息子も参画しているので有名な都肝煎りのアート事業。
で、まずは本郷サイトに行ってみた。

御茶ノ水と水道橋の中間にある、つたのからまる3階建ての小さいビルの一階。
お茶の水駅から歩いていくと、大通りから奥にはいった、静かな通りにそれはあった。
飛び入り参加は出来ないが見物は出来るというので、入ってみる。

壁は真っ白、シンプルな内装の20畳程の部屋にガラクタがイッパイ。

ベンディングというイベントで、壊れたオモチャなどを曲げたりくっつけたりするワークショップ。十人程の若者(?)がゴチャゴチャ作業している。

オモチャ病院のイベントではない。オモチャを修理してないから。
壁には、模範製作として(?)色々ねじ曲がった棒、パイプの突き刺さったオモチャがキャンバスに貼り付けられて、展示されていた。
その様子に拍子抜けしながら、もう一つの、渋谷のサイトに向かうのであった。
そのまま、水道橋まで歩いた。
後楽園も、またいろいろ改築が進んでいるようす。

--------------------

毒を喰らわば皿まで?

渋谷駅から、またちょっと歩くのだ。NHK方向に登って行く方向の、パルコ1・2のある交差点の右側。

渋谷区立勤労福祉会館、各種公共施設の入居しているビルの奥です。
ここの展示は
「WAVE・FRONT・オーストラリア現代アートの最前線」
として、500円徴収される。

チケットのシリアル番号は628番
昨年12月20日からだと、一日の入場者は12人位という計算になる。
こりや盛況なことで。
会場ではオーストラリア現代作家のインスタレーション作品がいくつか上映されている。
重力というものを意識させる、物理学的というか肉体的というか、ひっくるめてフィジカルな作品。

作品の一つは、お金を払った会場ではなく、建物の外、道路の反対がわから、建物の窓を見ないといけない作品。
外に出たけれど、どこに上映されているかとてもわかりにくくて建物まわりをぐるぐる回ってしまった。見つけたので写真を撮りました。(3枚目の写真)
金払った人には見えないのか~~~~?
周りは渋谷らしい激しい電飾のるつぼ。ぜんぜん目立ってないぞ~~~~

なんだかなあ~
都民税払ってるけど、無駄に使われてるな~
特に金をかけた、デザインに気を遣った内装にも見えない。まあ、少ない予算で、白いイメージで統一しました、
と言われれば、そうですかと言うしかないですけど。

というか、
児童会館で子供を遊ばせてイベントしてるのと同じレベルだ。
そんな作品に、料金集める係を置いて、黒字になるわけもないとは思うが、(黒字をねらってもいないのだろうけど)これがそもそも狙った若いアーチスト支援になっているのだろうか???

アニメはトウキョウの地場産業、ヘブンズアーチストで大道芸人を支援、その次は若いアーチスト支援・・・と都知事の施策は続いてきたわけだが・・・

少子化で児童会館の需要がなくなり、対象年齢をアップしただけ?
でも、オーストラリア現代作家を招くとかは辛うじて評価出来る。

いまは都民税の無駄使いでも、何年後には有名作家を見い出したとか、の成果を出せるかも知れない。