メディア遊歩道

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第三次世界大戦・四十一時間の恐怖

2009-01-13 21:36:37 | Weblog
京橋フィルムセンターにて鑑賞。

円谷英二の世界大戦争の前年に第二東映が放った作品だが、描写は丁寧、梅宮辰夫は熱血新聞記者のくせに公私混同し、その恋人の三田佳子はナース姿で歌う。
エキストラは地平線までCGなしに連なる、エキストラでは今のレベルでは超大作。

で、子役を使ってあざとく流せる。子役使えばわたしゃ泣きますよ。無軌道な高校生見ればわたしゃ嘆きますよ。

約五十年前の映画が切実に感じるのは、現実のイスラエルの戦争と日本政府の無能さがこの映画の状況とだぶるからだ。

28億の人間のうち生き残りは8億。
生き残りはアルゼンチンとアフリカか。

切ないが、中東の馬鹿どもにはこの映画も無力かとも思う。

ソビエト連邦のミサイルを吊るワイヤーが丸見えだからだ。
(そんなオチかよ!)


20世紀少年のエキストラを経験したら、あのエキストラの演出はさすがだと思う。
映画が娯楽の王様の時代に作られた作品、翌年の世界大戦争にマスキングされて知名度低いけれどこれできっちり再評価されるでしょうね。

ジョーカーの高笑いの前に脱力するダークナイトの心境ですだ。

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