駅の「構内そば屋」を考える。

2010年05月08日 | 人生は食である。
駅構内のそば屋さんって、無性に食べたくなることってありますよね、ね、ね。

私の経験として無性に食べたくなる駅構内のそば屋は東京は浜松町の山手線ホームにあるそば屋さんです。飛行機での東京出張の折にまだ9時過ぎだというのに醤油出汁の香りがぷ~~んとホーム一帯にただよって、いかにもの東京そばが私を呼び誘っているのであります。

我慢ならず一度だけ入ってみましたけれどお味はうむむ、、でしたね。

今回ご紹介いたしますのは加古川駅構内の「えきそば」です。
こちらは、明治22年・日本で初めて経木の折箱に入れた「幕ノ内弁当」を販売したという"まねき食品"が経営している「構内そば屋」であります。

関西でございますので、もちろん"うどん"もご用意されていますが、今回は天ぷらそばをいただきました。
出てきたのが下の写真のものであります。


んんんん??このそばは、中華そばか?

と思いましたのですが食べてみると、中華そばのようで中華そばでない、日本そばのようで日本そばでない、これぞ「えきそば」であります。これほどのオリジナルなそばは喰ったことがない私でございました。(三十数年前、北海道は銀山駅前のそば屋で中華緬のざるそばを食って以来でしょうか?)

もう一つ紹介いたしますのが、神戸は新開地の「構内そば屋」です。
こちらは、神戸電鉄の新開地駅ホームの上がりぶちにあるのですが、この駅は神戸電鉄の終点駅といいながら、神戸高速鉄道の一つの駅です。したがって、このような「(神戸)高速(鉄道の駅中の)そば(屋)」という屋号が成り立つわけであります。



今回はこちらで、そばをいただくことは出来ませんでしたが、さぞや「高速」な「そば」をいただけるものだろうなあと感じた次第であります。

いずれにせよ「構内そば屋」は食べてみたくなる"店のたたずまい"とすぐに出てくる"スピード"が勝負所なのでしょう。「構内そば屋」明日にでも行ってみますか。