昨日、恐怖の体験をした
やつが家に上がってくることはまだこの家に住んで2回目くらいで・・・ここのところは記憶にないくらい前の出来事だった
2週間くらい前に、父親が襲われたみたいで・・・母が「やられた」と話していた
やつに寝込みを襲いかかられ腕を這われた・・・でも這われただけど腕は腫れ、痛みもあったため病院へ・・・
先生曰く「まともにやつに咬まれ、毒が体内に回ると命も落とす可能性もある」
しばらくして、父が懸命に家の回りに白い粉を撒いている姿を目撃していた
そのことも忘れてしまうところだったのに・・・
昨日はいつものようにパソコンに向かい、花ちゃんがベッドですやすやと眠っている・・・くつろいだひと時を過ごしていた
「もう遅いから寝よう眠前薬を飲もう
」・・・と台所に向かう途中
何とは無しに・・・ただふと・・・手が籐製のゴミ箱の上に置いていた新聞へ伸びた無意識に近く・・・
新聞を片付けると同時にゴミ箱もやや持ち上げて位置をベッド近くに移動しようとした瞬間~~オォォー!!w(゜ロ゜)w
何かが目に入った!!ゴミ箱の下に潜む黒くて長いもの・・・
直径1センチはあり、長さはゆうに15センチはある黒光のする胴体に赤い頭・・・異様にデカイ・・・
やつ=ムカデ (庭の植木鉢の下に居るのは毎年見ていた)
父が家の周りに撒いていた撃退粉のせいか、今にして思えば・・・やつはやや動きが鈍かった気がする
心臓が止まりそうになるのと同時にじっといしているやつの上にそのままゴミ箱をかぶせる
「どうする?取り逃がせば恐怖で夜は眠れなくなる~~花ちゃんや、玉茶丸にもしも襲いかかられたら?」
次々と頭の中で葛藤が起こり・・・足がすくむ・・・
「やらなければ・・・やられる・・・誰も助けを呼ぶ時間は無い・・・目をひと時も離さずに殺さなくては・・・」
何か武器は・・・
何もない・・・
入口に揃えたスリッパを少しずつ移動しながら取りに行く・・・「花ちゃん!!じっと!!」
花ちゃんが遊んでくれていると勘違いしてじゃれ暴れしないようにと祈りつつ
スリッパを片手に握り呼吸を整える・・・「いい失敗は許されない・・・ワンチャンスあるのみ・・・
」
失敗すれば痛みと再会の恐怖・・・どん底の苦しみに襲われるのみ
スリッパでたたき潰し、新聞紙にのせて、トイレに流す・・・そのシュミレーションを2度3度思い描く・・・
「よし!!いざ~~勝負」
ゴミ箱をパッと取り、間髪入れずスリッパを叩きつけていく・・・やつは苦し紛れに動く・・・スリッパで押さえる
やつは長い身体を弓ぞりに反らせ、スリッパをお尻の剣で突き刺して反撃にでる
「ブス、ブス」という布を刺す音と剣が突き刺さる状況がはっきりと聞こえ・・・見える・・・
ひるむな!!新聞紙に乗せトイレに向かう・・・トイレで便器に落とす間際に足元マットに落ちた~~まだ動いてる
「もう無理」「負けないで
」と叱咤激励しつつ割りばしをつかんでつまみそのまま便器へ落とし流す
やったでも半端なく怖かったなぁぁぁビェ─・゜・(。>д<。)・゜・─ン!!
あまりの興奮のためか恐怖のためかしばらくベッドで放心状態・・・花ちゃんは何も知らずただ尻尾を振りながら・・・
「ママ、どうしたん?えらく真剣にスリッパで床を叩いてたけど~」