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富士通、前代未聞の解任劇の真相

2010年03月06日 22時29分17秒 | 政治腐敗、企業不正&財界批判
昨年9月に富士通の社長(野副)が病気を理由に辞任したが、実は解任であったことが明らかになった。
富士通と野副前副社長の話を総合すると、野副前副社長が反社会勢力と関係があり、これを問題視した秋草元社長らが、辞任を迫ったということが真実だそうだ。
富士通は、最近になって野副元社長から「辞任取消」の要求が出されたため、急遽、あろうことか、社長の交代理由まで変更してしまった。
ところで、この秋草元社長は「業績が悪いのは社員が働かないから」と言った人で有名だ。
秋草元社長の父は電電公社の元総裁で、彼も、日米貿易摩擦の最中に「ぞうきん、バケツぐらいしかアメリカから買うものはない」と発言し、火に油を注いだという話もある。
親が親なら子供子供というところか。

ここからはネット情報になるが、野副前社長が社長就任以降大規模な合理化を一気に行ったため、それを心良く思わない人が裏で動いたらしい。
合理化(グループ再編)のなかでもFJBと富士通本体の部隊の統合が内紛を呼んだようだ。
そこで、秋草は野副前社長の反社会勢力との関係を持ち出し解任に及んだということらしい。
反社会勢力との関係とは富士通エレクトロニクスの売却に絡んだ話のようだ。
この時に介在したファンドが反社会勢力と関係があるということで問題になった。
しかし、それが事実としたとしても、富士通の社長交代理由の訂正が正当化されるのだろうか。
当時の取締役会では、野副前副社長の病気による辞任表明が前提で、役員人事が決定されている。
この前提条件が変更されたのであれば、その時の取締役会の決定は無効になる。
これは事件と言えるだろう。情報公開の側面でも問題があり、東証などから何らかの処分もあるかも知れない。
私の知人で証券会社のOBが言っていたが「富士通はろくな会社じゃないのに株価が上がっている」と言っていた訳が判った。


野副相談役を解任=辞任取り消し要求の前社長-富士通(時事通信) - goo ニュース