各党の政策を読んだが、その論争はあまりにも低レベルでブログで書く気がしない。困ったものだ。
まず自民党だが反省すると言っているが、何を反省しているのか政策からは読めない。特に前回の総選挙での最大の争点であった郵政民営化についてはたった3行しか書いていない。
次に財源の不足額について言及していない。これでは民主党と同じである。足らなければ借金か増税というのは財源を明らかにしたと言えない。
次に公明党。一見自民党よりましな政策であるが、迎合主義(とりわけ道州制の導入など知事会への迎合)、民主党の二番煎じ(民主党つぶし)、作文のうまさ・・・などが感じられる。
これだけ立派な政策なら、選挙の前でなく、もっと早く作り与党として実行すべきでなかったかと思う。
負けると判ったあせりのなかで徹夜で作ったと思われる政策集ではだれも信用しないし、そもそも公明党の政策などまともに見る有権者は残念だがいない。
また、郵政関係は自民党以下でたった2行。
郵政関連事業の改善
●郵政関連事業の民営化による経営状況などを踏まえ、さらなるユニバーサルサービスの確保、利便性の向上などを図るための改善を行います。
公明党には自民党と違って反省という概念はないようだ。
民主党はこれまでの主張を形にした、とりわけ工程表などを示した点が評価できるが、自分たちの政策が完璧だということを前面に出しすぎ。
あくまでも新しい政治手法を導入することが、自民公明党との違いであることを前面に出すべきだろう。
今国民は政治が変わることを期待しているのであって、ばらまきを期待している訳でない。結果でなくプロセスの改革の期待である。
これまでの与党の政治スタイルの悪さ加減を具体的に指摘すべきだろう。