民主党の政権が発足するのに当たって、最大の難関は国民新党及び社民党との連立と人事であることは間違いない。
麻生内閣が失敗したのは野党との距離の取り方と人事だった。
解散を前提に本格的な人事ではなく、お友達人事、論功行賞的人事を行ってしまった。選挙後に内閣改造を行えば良いという安易な考え方が背景にあった。
ところが解散できずにずるずると発足時のまま体制を維持してしまった。
また解散を想定して民主党に対して敵対心を前面に出し、国会の党首討論で逆質問をしてしまうという失態をおかしてしまった。
これで与野党間に大きな溝ができ、泥仕合に入ってしまった。
また公明党との関係で言えば、公明党の政策を飲み込んだことだろう。
代表的なものが定額給付金という悪しきバラマキ政策だ。
また公明党が作った年金の100年安心プランも足かせになった。
同じような二の舞にならないようにすべきだろう。
国民新党は郵政民営化の見直し、社民党は外交・安保について注文を出すだろう。
郵政民営化は上場凍結、4社体制を3社体制(持株と郵便を統合)に変更する程度であれば問題ないが、それ以上は時代の流れに逆行すると考えられる。
社民党については閣外協力で十分ではないだろうか。連立は極めて危険である。
小沢氏、参院選も指揮 民主、連立協議を本格化(産経新聞) - goo ニュース