
ある本にネコとフクロウについて書いてありました。それによると、フクロウとネコの目の瞳孔の大きさを測ってみると、ネコは14mmに対して、フクロウは13.3mmで、なんとネコの方が0.7mm大きいのです。
そして、ネコもフクロウも夜行性で、獲物を見つけると、獲物に対して顔を平行に保とうとします。これは両眼視といって、両眼に入ってくる獲物の像の角度で距離を推測しているのです。ですから、獲物への距離を正確に計るため、両眼を精確に獲物に対して平行になるように顔を動かします。
フクロウもネコも獲物を見つけると、盛んに顔を動かしているのはそのためです。ネコジャラシをネコの前で振ると、すごい速さで顔を動かしますが、これも両眼視で動く獲物の距離を精確に測ろうとしているからなのです。
しかし、ネコの瞳孔があの大目玉のフクロウより大きいというのは意外でした。