オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その174  オレンジ色の空  10−01−20

2020-03-12 02:05:18 | 第171−180回
174号
10-01-20
   オレンジ色の空


新年明けましてありがとうございます。
本年も宜しくお願い致します。

一連のホリデーシーズンのイベントも終わり、平常の生活が戻ってきました。


元旦は、娘宅で家族、友人ら19人の新年会でした。
昨年に続き、娘がメインになっておせち料理を作りました。
女性陣6名に浴衣を着せて、準備、着付けで元旦の朝は大わらわでした。
日本の友人が、素麺流し器、かき氷器を持ってきたので、子供達は競争で
流し素麺を楽しみました。

2日は、これも年間行事になっている、私の夫を偲ぶ会と称した、女子新年会
でした。この日は、オークランドの有名シェフのおせちセットを友人差し入れ
のプロセッコとゆっくり頂きました。

3日は、初釜でした。
お点前をされるはずだった先生が風邪をひかれたので、急遽私がお濃茶を点て
ました。風呂のお濃茶の練習は以前にもやりましたが、このような、しかも
初釜という晴れがましい席で点てるのは初めてでした。
お客様は5人で、5人分のお抹茶で一杯点てるので、練り具合、お湯の量が
難しかったです。
2日の午前中、ちゃんと御釜にお湯を沸かし、本番通りの練習をしました。
道具立てしてあったので、友人たちに薄茶を一杯飲んで頂いて、ランチに
しました。
その日に来た友人の一人から、私はお道具一式を譲って貰って使っているので、
とても喜んでもらいました。


4、5日は一人の生活に戻り、ゆっくり庭の手入れ、浴衣の洗濯などをして
いました。

異変があったのは5日の午後2時です。
その日は一日中庭仕事と決め込んで、午前中は草抜きしました。
午後になり、昨年剪定した枝をノコギリで切り、薪作りをしていました。
天気予報は、曇りから晴れでまずまずのはずだったのです。
2時ごろ空が曇ってきたなと思ったら、みるみる一帯がオレンジ色に染まり
ました。黄昏時ではないのに、空がピンクからオレンジ色に染まりで薄暗く
なりました。
家の前を走る車はライトをつけて走ってました。それくらい薄暗かったのです。
あまりにも気味が悪く、良く見えない中、外で仕事できず、庭仕事は諦めました。
この異変について、警察に100件近くの問い合わせがあったそうです。
しばらくするとオレンジ色からうす曇りになりましたが、通常のこの時間では
考えられないくらい暗かったです。
夕方7時くらいに通常の明るさが戻ってきました。

あとで知ったのは、オレンジ色の空は、オーストラリアの森林火事の影響
ということでした。
その日、気象レーダーで見えるくらいの煙がオーストラリアから流れてきて、
北半島一体を覆っていました。
ニュースでは、シドニーは森林火事の煙で霞んでいて、空気がとても悪く、
人々はマスクをしてる様子が伝えられていました。


オークランドの今年の夏は、平均気温16度くらいと肌寒く、雨も多いです。
やっと実をつけ始めたきゅうりも腐ってきて、葉がカサカサになってきました。
日差しが足らずトマトもなかなか色づきません。
昨日は孫を連れてビーチに出かけましたが、水が冷たくとても泳ぐ気になりません。


全ては異常気象のせいとなってますが、異常が日常になってきました。
自然には購えないとしても、災害の影響が最小限に食い留められるような対策が
必要かと思います。
その時々の判断、行動で出来る限り被害を免れればと思います。
しかし9月以来一向に鎮火しないオーストラリアのどう猛な火事を見ていますと、
恐ろしくなってきます。

予想ということが難しくなってきた今日、1日1日を大切に過ごしていきたいと
思います。
この一年、皆様が安全で楽しくお過ごしになることを祈ってます。
                   
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