オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その211 Plastic Free 07−07−23

2023-08-24 07:57:55 | 第211−220回
07−07−23
                Plastic Free

                 211号

7月1日から、ニュージーランドはPlastic Freeとなりました。
つまり、一回きりの使い捨てのプラスチック製品が店頭から消えました。

スーパーマーケットの野菜売り場にあった、土に戻りやすいベラベラの袋も
なくなり、紙袋に代わりました。
酷いところは、紙袋すら置いてありません。
先週、いつものスーパーでお買い物したら紙袋が13個でした。
レジでは、中身が何かわからないので、キャッシャーがいちいち袋を開ける
ので時間がかかります。
トローリーに入れる時、重いものを下、軽くて痛みやすい物を上に置いて
欲しいのに、下でとっても高価なトマトが潰れていたりします。
袋のないとこでは、玉ねぎ、みかんやキーウィがトローリーの中で転げ回り
ます。

家へ帰ってきてから、冷蔵庫に入れるのにも問題があります。
紙袋は空気を通すので、レタスがシワシワになります。
あとは、何が入っているか見えないので、使い忘れが多く、腐っって捨てたら
全然エコではありません。

このお買い物に懲りて、今週は自分のプラスチックバックを持参しました。
人参、きゅうりなど、持参のプラスチック袋に直接入れました。
まだあんまり厳しくない中国系の八百屋でもらう、大型のビニール袋を貯めるように
してます。
プラスチックは良くないのはわかっているけど、いるしなと思い、フリーザーバッグ
を買う事にしました。
ところが、みんな同じ事を考えるようで、売り切れてました。

テイクアウェイのフォーク等は木製に代わりました。
入れ物は紙製です。
防水はしてあるものの、長い間入れっぱなしだと水分が沁みてきます。
プラスチックの様にしっかりしていないので、持ち帰る時に気をつけないと
こぼれます。
プラスチックコンテナは洗って保存用に使っていたけど、紙製の入れ物は
即ゴミとなります。これはゴミ箱の中ですごく嵩張り、ゴミの量が増えます。

輸入品の納豆も、紙カップにものしか売られてません。
プラスチックに入っている雪見だいふくのアイスが売ってはいけなくなるので、$1
で安売りしていたと聞きました。


その昔ビルマに住んでいた時、お肉はバナナの葉っぱで包んでありました。
油、米、豆とか買う時は自分の容器を持参してました。
エコとかいう言葉もない時でしたが、本当にエコでした。
その時代に戻すのは難しいけど、かといって果たして紙製品がリサイクルされる
かは疑問です。
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その210 コンサート再開 12−05−23

2023-08-24 07:55:18 | 第201−210回
12−05−23
              コンサート再開

               210号


最近、またコロナ前のようにコンサート、映画などに出かけるようになりました。


4月30日は、Aotea CentreにThe Ten Tenorsのコンサートに出かけました。
お友達が70歳の誕生祝いに息子さからチケットを貰ったそうで、誘ってくれました。
名前の通り、十人のテナーシンガーのグループで、いわゆるクロスオーバーの曲を歌って
ます。
このグループには、二人ニュージーランド人も入ってます。
1995年にオーストラリアで結成されたそうです。前から、テレビの宣伝で知ってましたが、
コンサートに行くのは初めてでした。
4年ぶりのツアーでNZ各地を回ってます。
根強いファンのサポートに感謝して、アンコールは3曲も歌ってくれました。
クラッシック中心の聞きやすい音楽で、観客は年配の方が多かったです。
もう誰もマスクしてないです。

チケットのお礼に、近くの日本料理屋で友人をご馳走したのですが、値段が上がっているのに
ぴっくりしました。コロナ前の30%くらい高くなってます。
それでも、私たち同様、コンサート前の高揚した気分で食事する人達で賑わってました。


その1週間後に、インドの歌謡曲のコンサートに行きました。
友人がバンドでサックスを演奏するので、招待してくれました。
自分では、絶対行かないコンサートです。
インド人なら誰でも知ってるバリウッド映画のテーマ曲や歌謡曲で、聴いただけで郷愁の思い
にかられるそうです。
セミプロのようなシンガーが10人ほどでて、たっぷり3時間聴かせてくれました。
私たちは、演歌会場に連れて来られた日本語できない外人、の気分でした。
クラッシックのサックス奏者である友人が、なぜこのバンドに加わったか不明です。
彼女の演奏は素晴らしかったです。プロはなんでも出来るのですね。
インド人グループはしょっちゅうコンサートをやっているようで、オークランドのインド人
社会のパワーを垣間見ました。


この2つのコンサートの間に映画にも行きました。’
Italian Film Festival でFelliniの La Strada(道)をThe Capitolで見ました。
The Capitolは、クラッシックな映画館で、入り口にはシャンデリアがあり、座席はゆったり
とした紫のビロードで、飲み物ホールダー、スナックを置く小さい台がついてます。
この日はオープニングという事で、上映前に、プロセッコ、Campari, ビールなどが有名レストラン
のDolce(デザート)と共に振る舞われました。
お菓子を食べながら、Campariを飲み、映画鑑賞するのは至福の時でした。
ロックダウン中に、Netflixで映画はたくさん見たけど、やっぱり映画館に行くのは楽しいです。
La Stradaは1954年の白黒映画で、言葉がはっきりしていてイタリア語初級の私にも聞き取れ
ました。主演女優 Giuletta Masinaの演ずる Gelsominaがけなげで感動しました。



今週末は孫とお嫁さんを誘って、クラッシックのファミリーコンサートに出かけます。
ちびっ子達は、ちゃんとしたコンサートは初めてなので、彼らの反応を楽しみにしてます。
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