朱蒙(チュモン)が見た日本古代史(仮題)

「朱蒙」「風の国」「善徳女王」・・・韓国発歴史ドラマを題材に日本史を見つめ直す

出世明神としての高麗神社

2009年09月20日 | タイムマシン
埼玉県日高市にある高麗神社は、8世紀初頭に設置された高麗郡の初代郡司を務めた高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)を主祭神とする神社であるが、古くから「出世明神」としても名高い神社である。

その由来が神社社務所の脇に記されている。

出世明神の由来

当社は遠く奈良時代元正天皇の御代高麗郡を統治した高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)をお祀(まつ)りした社で、創建より千三百年を数える関東有数の古社である。
古来、霊験あらたかをもって知られ、高麗郡総鎮守として郡民の崇敬を受けてきた当社は、近代に入り水野錬太郎氏・若槻禮次郎氏・浜口雄幸氏・斎藤実氏・鳩山一郎氏等の著名な政治家が参拝し、その後相次いで総理大臣に就任したことから、出世開運の神として信仰されるようになった。近年では、政界・官界・財界を始め、各界人士の参拝が相次ぎ、特に法曹界では石田和外氏が最高裁判所長官、吉永祐介・北島敬介両氏が検事総長に就任された。

 この中で、総理大臣に就任した鳩山一郎氏とは、いまさら言うまでもないが、先ごろ首相になったばかりの鳩山由紀夫氏の祖父である。

鳩山首相が就任してすぐ韓国への訪問について言及したり、あるいは韓国サイドで鳩山首相を歓迎する声が異常に多いというのもそれなりの背景があるわけだ。

ところで、写真は高麗神社入口付近を撮影したものだが、神社名が刻まれている石柱のすぐ横には松の木が立っている。一説に「松」は高句麗を象徴する木であるとのことで、高句麗の古墳には必ず松の木が植えられているという話もある。

「高」と「松」は切っても切れない関係。これは様々なところで目にすることができる。

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