ふつうではない牛丼屋

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昼間は暖かいので油断しますが夜は寒すぎです。困ったもんだ栃木県。医大生・たきいです。


近場でどこか食べに行こうという話になると、選択肢のひとつとしては牛丼屋が挙がる。牛丼屋は浪人中に愛用していたＹのほうがうまいと思うのだが、ちかくには競合店しかないのでそちらによく通っているのだが、そちらの味にも近頃慣れてきてしまった。

帰省中は当たり前のように３食食べていたが、こと寮に戻るとこの当然とも思える３食食べるという動作が意外にも厄介である。われわれの寮は食事が提供されていないのである。食事が出されると拘束が強くなるのでなくてよかったとも思っている面もあるが。そこで重い腰を起こして食べに行くわけである。

時間があるときには近場ではなく少しの遠出では辞さないという意見が支配的になるので、近場に食いに行くという流れになるときには必然的に試験前である。そのため、普通の人とはずれた時間に牛丼を食べに行くのでいつも空いているような印象があったのである。しかし、珍しく本日はお昼の真っただ中に牛丼を食べに行ったわけだ。こんなに混む店だとは知らなかった。

「ふつうではない」とこの年末年始に大人の階段を登った男と一緒に思った訳だが、よく考えたらこれまでの自分たちが「ふつうではない」のだ。

しかし自分たちからしたら、試験前に牛丼屋に行くのは「ふつう」な訳である。さてさて「ふつう」ってなんだろう。




（呼吸とか消化とかのレジュメ集が厚すぎて泣けてきた人(笑)）






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