(MyGardenのミニチューリップ)
日曜日の夕方、クラシックの時間、今回はベートーヴェンの第4番でした。
指揮は小澤征爾、水戸室内管弦楽団の演奏で、NHKの地上波で放送されたものです。
第3番から、本格的な彼らしい曲となったと言われるベートーヴェンの交響曲ですが、
3番以降では、奇数番号曲(3,5,7,9)と偶数番号曲(4,6,8)では大きな
違いがあるように思います。
奇数番号曲は、ベートーヴェンらしい、それぞれ個性のある曲になっているのに対して、
偶数番号曲は、やや大人しい、ゆったり聴ける曲になっていると思います。
ベートーヴェンも、気を抜いたということはないのでしょうが、力を入れて書いた曲の
後に、ちょっと楽な気持ちで曲を書いた、というようなことでしょうか。
というわけで、ベートーヴェンの交響曲第4番、万人向けの軽快な気楽に聴ける曲となっています。
私も、ちょっと気持ちを落ち着けたい時によく聴く曲で、7番、9番の次にベートーヴェンでは
多く聴いている曲でもあります。
さて、小澤さん、ずいぶん元気に復活してくれました。
小澤さんを初めて生で聴いたのは、社会人1年生の時で、40年以上前ですが、川崎の産業文化会館で
日フィルを指揮したときです。
曲目は、まさに同じベートーヴェンの交響曲第4番、それと5番でした。
若さあふれる小澤さんの指揮を今でも思い出します。
日本の宝、いつまでもお元気で、ご活躍をしてほしいと思います。