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ルノー 5(サンク)ターボ 1980年

2017年10月28日 | クルマ

1972年に発売し、500万台以上が生産され、
ルノーをヨーロッパNo.1メーカーに押し上げたルノー5(サンク)


そのルノー5をベースにWRC(世界ラリー選手権)に参戦するために
グループ3(4かも?)規定で作製したのがルノー5ターボです。


1980年に市販バージョンが発売されました。
後部座席を取り外して、ターボ付きの1400ccエンジンを押し込んだ
ミッドシップ、リア駆動のモンスターマシンです。

まるで違法改造車ですが、立派な市販車です。

前から見たらルノー5の面影が色濃く残りますが、


リアからの眺めは、
張り出したオーバーフェンダーがその獰猛さを物語ります。



ノーマル5のリアはこんな感じです。
1525ミリだった全幅が22.5センチ!も拡大され、1750ミリに。


市販車版の人気が非常に高く、
ホモロゲーションに必要な400台を大幅にオーバーし、
1,000台以上が生産されました。

1982年には装備を簡素化して価格を安くした5ターボ2を発売。





3,000台以上が生産され、
日本で見る5ターボは、ほとんどこちらだと思われます。


ちなみに5ターボと5ターボ2の違いは、
サイドのデカールやリアのバッジのほか、
アルミ製のボディパネルがスチール製に変わり、
マリオ・ベリーニによるアバンギャルドな内装が


5アルピーヌと共通の内装へと変わりました。



恥ずかしながら、当時はクルマにまったく興味がなく、
このクルマの存在を知ったのは、ずっとあとの
マンガ『GT roman』(1988年 西風著)でした。




あとで知ったのですが、
『ドラゴンボール』(1984年 鳥山明著)の第1回で
ブルマが登場したときに乗ってたのもルノー5ターボでした。



ルノー5ターボの存在自体がマンガ的なんで、よく映えるんでしょうね。


あとホンダのシティ・ターボⅡブルドッグ(1983年)も

このクルマの影響を受けていたように思われます。

本家ルノーからは1998年に5の後継車である
クリオ(日本名ルーテシア)の2世代目をベースにした
クリオ・ルノースポールV6が発売されました。



こちらも後部座席部分に3リッターV6エンジンを積んだミッドシップ。
無骨な5ターボと比べると随分と洗練されたデザインとなりました。


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