『危険なふたり/追憶』 沢田研二

子どもの頃、初めて買ったレコードは
沢田研二の『危険なふたり/追憶』（ポリドール）のカップリングシングルでした。
（昭和49年発売の33回転4曲入りのお買い得仕様です）
『危険なふたり』が大好きで、親にねだって買ってもらいました。

覚えていないんですが、幼少の頃からテレビでタイガースを見て
「きみだけーにー♪」と歌ってたそうですし、
何か惹きつけられるモノがあったんだと思います。

昭和52年に『勝手にしやがれ』でレコード大賞を取ったあと
『サムライ』、『ダーリング』、『ヤマトより愛をこめて』
『LOVE（抱きしめたい）』、『カサブランカ・ダンディ』
辺りの頃は、見ない日はないんじゃないかと思うほど
テレビで毎日見ていました。

ステージでの衣裳やパフォーマンスも素晴らしく、
パナマ帽を投げる『勝手にしやがれ』や


ナチスの腕章にシースルーのセクシーな『サムライ』


セーラ服姿の『ダーリング』に


ウィスキーを霧のように吐く『カサブランカ・ダンディ』


そして衣裳の枠を超えた『TOKIO』


『恋のバッドチューニング』の
カラーコンタクトもインパクトがありました。



『8時だョ！全員集合』（TBS）では
志村けんさんと絶妙なコントをこなし、


俳優として映画にも。
『太陽を盗んだ男』（1979年キティ・フィルム/東宝）

序盤で警官に殺虫剤を吹きかけるシーンがミョーに怖かった覚えがあります。

『魔界転生』（1981年角川春樹事務所/東映）


真田広之さんとのキスシーンが話題になりました。


そしてCMでは「ブルーバード、お前の時代だ」（日産）が印象的でした。


ドラマ『寺内貫太郎一家』（1974年TBS）では
樹木希林さんがポスターに向かって「ジュリ～！！」と悶える名物シーンは、
当時の人気の凄さを物語っています。

ちなみにこのとき希林さん30代前半！衝撃です。

当時の芸能界はジュリーを中心に回ってるんじゃないかって思うほどの活躍ぶり。
まさにスターという言葉がぴったりです。

あと『ONE PIECE』（集英社）の海軍大将の緑牛のモデルは
沢田研二さんではないかと密かに期待しています。

飛びきりキザでセクシーな海軍大将、想像するだけでしびれます。