ブログにアップして買った気になる。

ブログタイトルとは内容がかなり違ってきましたが、ほしいモノ、好きなモノなど綴っていきたいと思います。

『ウォンテッド(指名手配)』 ピンク・レディー

2018年04月29日 | 音楽

昭和51年(1976年)から数年間、
日本中に大旋風を巻き起こしたピンク・レディー。

デビュー曲は『ペッパー警部』(1976年)


ミニスカートでのガニ股開きはまさに衝撃の一言!

それまでになかった新しいアイドルが誕生しました。

続くセカンドシングルは『S・O・S』

「男は狼なのよ気をつけなさい」と歌っていた『S・O・S』に対して
同じ阿久悠さん作詞の『狼なんか怖くない』(1978年)では
「あなたが狼なら怖くない」と正反対のコトを
石野真子さんが歌っていましたね。


翌77年には
『カルメン'77』

当時はあんまり好きな歌じゃなかったのですが、今にして思えば
情熱的な女性に憧れる様がとても可愛いく思えます。

『渚のシンドバッド』

この歌のせいでシンドバッドのイメージが
すっかり女ったらしになってしまいました。
「セクシー、あなたはセクシー♪」の悩殺ポーズ、みんなやってました。

『ウォンテッド(指名手配)』

レコード大賞の話題賞を受賞し、勢いは留まるコトを知りません!


そして最盛期を迎えた78年には
昨年末に発売した『UFO』の大ヒットで始まり


それこそ日本中が「ユーフォー」って踊ってました。



『サウスポー』


王選手と思わしき、背番号1の一本足打法との対決。

「しんと静まったスタジアム 世紀の一瞬よ♪」情景が浮かびます。

『モンスター』

イントロの笑い声と悲鳴が印象的でした。
「この世の中 いただけない人ばかりがうようよして 真っ暗闇じゃないですか」
人の方がよっぽどタチが悪いのは今も昔も変わりませんね。

『透明人間』

『ザ・ベストテン』での「消えますよ 消えますよ・・・♪」で消える演出は、
他局から問い合わせがくるほど話題になりました。

『カメレオン・アーミー』

今度は衣装の色が目まぐるしく変わる演出でした。
イロモノ路線?全開が続きます。


この年は『UFO』、『サウスポー』、『モンスター』の
3曲がミリオンセラー(百万枚以上)となり、
オリコンの年間チャートの1・2・3位を独占。
(ちなみにこの年のミリオンセラーはこの3曲のみ。)

ミリオンセラーが連発した90年代とは異なり、当時は
ミリオン達成するのは年に1曲か2曲しかなく、
1曲もない年も珍しくありませんでした。
もちろん、アイドル歌手でミリオン達成など異例中の異例のコト。

賞レースも『UFO』で日本レコード大賞、
『サウスポー』で日本歌謡大賞と
違う楽曲で当時の二大音楽賞を独占!
名実ともに天下を取った年でした。


79年には人気に翳りが出始めるも
全米デビューを果たした『Kiss In The Dark』は

ビルボードのホット100の37位に入る快挙!
これは坂本九さんの『SUKIYAKI』(1963年)以来の快挙で
その後、現在に至るまでTOP40に入った
日本のアーティストは生まれていません。


1976年8月のデビューから、解散した81年の3月まで
活動期間はわずか4年7か月。
しかしその間の社会現象とも言うべきムーブメントは、
その後のおニャン子クラブや小室ファミリー、
モーニング娘、AKB48などと
比較にならないほど大きなモノでした。
(娯楽がテレビしかないという時代背景もありますが)

あとピンク・レディーと言えば、
山口百恵さんと歌番組で共演された際、
年齢がピンク・レディーのお二人の方が1学年上というのが、
とても意外に思った覚えがあります。

というのも山口百恵さんの方が3年早く、14歳でデビューされており、
ピンク・レディーが登場したときにはすでに
トップアイドルとしての風格が漂っており、
あとから現れたピンク・レディーが年上というのが、
どうもしっくりきませんでした。


当時、幸運にもピンク・レディーを見る機会に恵まれました。
(初めて生(なま)で見た芸能人がピンク・レディーです。)

近所のスーパーに「ピンク・レディーが来る」と聞き、見に行きました。
それまで見たコトがないような凄いヒトだかりで、おしくらまんじゅう状態の中、
肉眼ではっきりとピンク・レディーの雄姿を目に焼き付けました。

今から思うと『S・O・S』の新曲のキャンペーンだったんだと思うのですが、
おそらく『ペッパー警部』が大ヒットする前に決まっていたスケジュール
だったんでしょう。

そんなピンク・レディーで一番好きな歌は
ウォンテッド(指名手配)』です。

「私の胸の鍵を壊して逃げて行った」とマイクを交差させ語るように歌いだし、


「あん畜生に会ったら、今度はただでおかない~♪」とハードな曲調に変わり、


「あるとき謎の運転手、あるときアラブの大富豪」と
多羅尾伴内風のコミカルな歌になったと思ったら、


「好きよ~、好きよ~、こんなに好きよ♪」と甘いラブソングへ

目まぐるしく変わっていくんですが

そのあとの
「空っぽよ心は うつろよ 何もないわ あの日あなたが 盗んだのよ♪」の
アンニュイな感じがたまりません。

とは言ってもキャンディーズ派だったんですけどね。


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