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『プリンセス・トヨトミ』 万城目 学著(2009年 文藝春秋刊)
このことは誰も知らない。五月末日の木曜日、午後四時のことである。大阪が全停止した。長く閉ざされた扉を開ける“鍵”となったのは、東京から来た会計検査院の三人の調査官と、大阪の商店街に生まれ育った二人の少年少女だった―。前代未聞、驚天動地のエンターテインメント、始動。
以前、映画をテレビで見て、いつか読みたいと思ってました。
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(映画は綾瀬はるかの胸の印象が強すぎて・・・)
図書館で単行本を見かけたので借りてきました。
大阪に豊臣家の末裔を守るための「大阪国」という独立国が存在する。
という奇想天外な物語ですが、
あくまでも現実社会から乖離せず、ひょっとしたら知らないだけで
実際にあるんじゃなかろうかと思わせる内容でした。
さすがに大阪の全停止や秘密が一切もれないっていうのは考えられませんが。
大阪城の地下に本当の大阪城があり、
秘密の地下道で行き来できたり、
豊臣家の末裔である王女が
普通の学校で普通に暮らしているなんて言うのは
子供のころ似たような話を空想したモノです。
あと大判小判の埋蔵金があれば言うコトなし。
今回、初めて万城目作品を読んだのですが、
とても読みやすく面白かったです。
さっそく『悟浄出立』を借りてきましたので、これから読みます。
ところで作者の万城目さんですが、
恥ずかしながらずっと「マンジョウメ」さんだとばっかり思ってました。
「マキメ」さんって読むんですね。失礼しました。
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