シソ科、Lamiaceae、ラヴァンドラ属、ファブリカ(Fabricia)亜種、西地中海沿岸地域、ポルトガル、北アフリカ原産、常緑小低木、
学名:Lavandula multifida、
和名:ファーンリーフ・ラベンダー、レース・ラベンダー、ムルチフィダ・ラベンダー、エジプシャン・ラベンダー、
英名:Femleaf Lavender、Egyptian Lavender、葡名:Alfazema-de-folha-recortada、
2009年3月11日、2015年1月24日、2月12日、12月12日、2016年1月29日、2月7日、8日、16日、11月22日、12月18日、2017年5月21日、2018年1月25日、2月12日、5月4日、2020年2月27日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
ラヴァンドゥラ・ムルチフィダ Lavandula multifida の花。花序は 8cm ほど。愛らしい青紫の花穂をつけるが、ラベンダーの芳香は弱い。海からの強風が吹きつける崖道に咲く。葉は灰緑色で「シダ」の様な羽状の深い切れ込みがあり、葉の表裏に長い毛が見られる。
属名はラテン語の lavare(=洗う)から。古代ローマ人が、浴槽をこの花で香らせていたことによると言われている。
別名のレース・ラベェンダーとは、葉の切れ込みが深いため、透けて見えるので布地のレースにたとえたもの。
ラヴァンドゥラ・ストエカス Lavandula stoechas はいたるところで見かけるが、この種はあまり多くは自生していない。そしてラヴァンドゥラ・ストエカス Lavandula stoechas よりはかなり小型である。
ラヴァンドゥラ・ムルチフィダ Lavandula multifida の花でした。
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