The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ラヴァンドゥラ・ムルチフィダ Lavandula multifida

2022-10-14 10:10:04 | ポルトガルの野の花

シソ科、Lamiaceae、ラヴァンドラ属、ファブリカ(Fabricia)亜種、西地中海沿岸地域、ポルトガル、北アフリカ原産、常緑小低木、

学名:Lavandula multifida、

和名:ファーンリーフ・ラベンダー、レース・ラベンダー、ムルチフィダ・ラベンダー、エジプシャン・ラベンダー、

英名:Femleaf Lavender、Egyptian Lavender、葡名:Alfazema-de-folha-recortada、

2009年3月11日、2015年1月24日、2月12日、12月12日、2016年1月29日、2月7日、8日、16日、11月22日、12月18日、2017年5月21日、2018年1月25日、2月12日、5月4日、2020年2月27日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ラヴァンドゥラ・ムルチフィダ Lavandula multifida の花。花序は 8cm ほど。愛らしい青紫の花穂をつけるが、ラベンダーの芳香は弱い。海からの強風が吹きつける崖道に咲く。葉は灰緑色で「シダ」の様な羽状の深い切れ込みがあり、葉の表裏に長い毛が見られる。

 

属名はラテン語の lavare(=洗う)から。古代ローマ人が、浴槽をこの花で香らせていたことによると言われている。

 

別名のレース・ラベェンダーとは、葉の切れ込みが深いため、透けて見えるので布地のレースにたとえたもの。

 

ラヴァンドゥラ・ストエカス Lavandula stoechas はいたるところで見かけるが、この種はあまり多くは自生していない。そしてラヴァンドゥラ・ストエカス Lavandula stoechas よりはかなり小型である。

 

ラヴァンドゥラ・ムルチフィダ Lavandula multifida の花でした。

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。別名のレース・ラベンダーとは、葉の切れ込みが深いため、透けて見えるので布地のレースにたとえたもの。また、ファーン・ラベンダーとは英名から。属名は、ラテン語の lavo(=洗う)から。古代ローマ人が、浴槽をこの花で香らせていたことによると言われている。種小名は、「多裂の」の意。

ラベンダー・ムルチフィダは、シソ科の常緑小低木である。園芸界では、レース・ラベンダーやファーン・ラベンダーの名で流通している。本種の特徴としては、葉の切れ込みが深いことである。そのためにレース・ラベンダーと呼ばれている。また、葉の裏表の両面に長い毛が見られる。非常にかおりの強いラベンダーである。樹高は1m程度までのために、花壇の縁取りなどに利用されていることが多い。花色は濃紫色。開花期は5~8月頃。我が国への渡来時期不詳。(GKZ植物事典より)

 

ポルトガルの野の花 ブログもくじへ

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする