The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

トリフォリウム・カンペストレ Trifolium campestre

2020-11-30 10:56:59 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、シャジクソウ属、ヨーロッパ原産、一年草、

学名:Trifolium campestre、

和名:クスダマツメクサ(くす玉詰草)、ホップツメクサ、

英名:Large hop clover、Hop trefoil、Field clover、Low hop clover、

葡名:Trevão、Trevo-amarelo、

2010年4月15日、ポルトガル、エストレマドゥーラ地方で、2014年4月27日、2015年5月5日、2016年2月16日、6月9日、2018年5月1日、3日、5日、7日、10日、12日、23日、25日、28日、コスタ・アズール地方で、2018年5月15日、アレンテージョ地方で、2018年6月20日、ベイラ地方で撮影、

 

トリフォリウム・カンペストレ Trifolium campestre の花。

 

和名は花序が薬玉のように見えることから。また、受粉後に花弁が大きくなり、ホップの雌花に似ていることからホップツメクサともいう。

 

赤土の山道にも咲いている。

 

花と果実。

 

トリフォリウム・カンペストレ Trifoliumc ampestre でした。

©2020 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、花姿から。別名に見られる hop とはアサ科のセイヨウカラハナソウのことで、花姿がその雌花に似ていることから。属名は、「三葉の」の意。種小名は「原野生の」の意。

クスダマツメクサはマメ科の1年草である。か細い茎を持ちジザグザグ状に立ち上がり、草丈は50㎝程度となる。茎は途中で良く分枝をする。葉は3出複葉で茎に互生する。小葉は長さ5~15㎜程度、幅5~8㎜程度の卵形~楕円形で上半部の縁部には鋸歯を持ち、基部に近い縁部は全縁となる。6~8月頃、茎頂に穂状花序を出し、黄色い小花を多数(20~40個程度)つける。花は径5㎜前後程度の蝶形花であるが、やがて褐色へと変化する。花後には長さ3㎜程度の莢果をつけ1個の種子を内包する。 本種は、現在、世界各地で帰化状態にあり、我が国も例外では無く、昭和18年(1943)に横浜市で発見され、現在では国内各地で野生化していることが報告されている。(GKZ植物事典より) 

 

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カルドゥンセルス・カエルレウス Carduncellus caeruleus

2020-11-29 10:29:00 | ポルトガルの野の花

キク科、Asteraceae、ベニバナ(カルドゥンセルス)属、地中海沿岸地域原産、多年草、

学名:Carthamus caeruleus、又は、Carduncellus caeruleus、

英名:Blue Thistle、Blue Safflower、葡名:Cardo-azul、

2012年6月7日、2014年4月27日、2015年5月5日、2017年5月21日、2018年5月3日、12日、23日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

カルドゥンセルス・カエルレウス Carduncellus caeruleus の花。花の直径は2cmほど。顎や葉には鋭い棘が多い。属名の carduncellusはcardunculus=小さいアザミの意だがこの種は草丈が5~60cmほど。

 

田舎道の沿道に群生していることもある。

 

石灰岩の多い草原などに自生。濃い青色の花は強風によりしばしば折れ曲がっている。

 

カルドゥンセルス・カエルレウス Carduncellus caeruleusでした。

©2020 MUZVIT

 

 

(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名はアラビア語の quartom(=染める)に由来している。種小名は「青色の」の意。

カルタムス・カエルレウスはキク科の1年草である。本種は、地中海沿岸地方で、概して日当たりの良い石灰岩地に自生の見られる野草である。学名を直訳すれば「青色紅花」とでも名付けたいようなベニバナの青色種と言うことになる。草丈50㎝前後程度となる。茎は直立し、上部で疎らに分枝をする。葉は、披針形~卵形で、縁部は深裂し、裂片の先端部は刺状突起となり、先端部も鋭頭で刺状突起となり、基部では無柄で、茎を抱き互生する。4~8月頃、茎頂に径2㎝程度で青色の頭花をつける。花は筒状花のみで構成される。花後には長さ0,5㎝程度の痩果をつける。(GKZ植物事典より) 

 

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オルニソプス・サティヴス Ornithopus sativus

2020-11-28 10:13:21 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、オルニソプス属、南欧~北アフリカ原産、多年草、

学名:Ornithopus sativus、和名:ツノウマゴヤシ(角苜蓿)、オルニソプス・サティヴス、セラデラ、

英名:Common Bird's Foot、Serraadella、Pink Serradella、French Serradella、

葡名:Serradela Senradela、Serradela-cultivada、Serradela-vermelha、Erva-da-garra、Serradela caltivada、Serradela-de-bico-curto、

2014年3月19日、2015年4月28日、2016年2月15日、20日、2020年3月15日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、2018年6月20日、ベイラ地方で撮影、

 

オルニソプス・サティヴス Ornithopus sativus の花。

 

葉は、1〜1cmの長さの緑色を帯びた藍葉の小葉で9〜18対の細かい鋸歯状の葉状になっている。

 

 

 

花後には種子を包んだ細長い鞘ができる。

 

オルニソプス・サティヴス Ornithopus sativusでした。

©MUZVIT 2020

 

 

(GKZ植物事典より)和名は、果実の先端部が角状になっているウマゴヤシの意から。属名はギリシャ語の ornis(=鳥)と pus(=足)の合成語から。莢果の様子を示している。種小名は「栽培された」の意。

ツノウマゴヤシはマメ科の一年草である。全草に褐色の長軟細毛を持つ。草丈は20~40㎝程度となる。茎には4~6陵が見られる。葉は羽状複葉で、小葉は11~15対、全縁、鋭頭~鈍頭、無柄で、両面に長細毛を持つ。3~5月頃、白色~淡桃色で、長さ7㎜程度のマメ科特有の蝶形花が枝先に数個が散形状につく。花後には線状の莢果をつけ、4~7節にくびれを見せる。果実の先端は尾状に伸びて嘴状となる。種子は赤褐色の腎臓形。本種は、南欧~北アフリカが原産地であるが、牧草として世界各地(南北両アメリカ大陸・オセアニア・南アフリカ等)で栽培され、その逸失した物が帰化状態にある。我が国でも、1950年代以降、関東地区で帰化状態にある。(GKZ植物事典より)

 

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リヌム・セタセウム Linum setaceum

2020-11-27 10:24:18 | ポルトガルの野の花

アマ科、Linaceae、アマ(リヌム)属、地中海沿岸地域原産、

学名:Linum setaceum、

2018年5月18日、6月6日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

種小名の setaceum はラテン語で「馬の毛」と言う意味。たぶん葉の形状から来ていると思われる。茎は直立し、単純または分枝し、矢印の形をした非粘着性の葉で、高さ40cmに達する一年草。分布は中南イベリア半島とアフリカ北西部(モロッコ)。

 

ポルトガルでは、大陸の中央部と南部(アルガルヴェ、アルトとバイショ・アレンテージョ、ベイラ・リトラル、エストレマドゥーラとリバテージョ)に限定されている。

 

放牧地、道端、など標高400mまでの場所に生育、砂質、石質、石灰質の土壌を好む。

 

開花時期は4月から7月まで。

©2020 MUZVIT

 

 

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