The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ケンタウレア・メリテンシス Centaurea melitensis

2022-12-05 10:00:56 | ポルトガルの野の花

 

キク科、Asteraceae、アザミ亜科、ヤグルマギク属、地中海沿岸地域原産、

学名:Centaurea melitensis、

英名:Maltese Star-thistle、米名:Tocalote、Tocolote、

葡名:Beija-mão、Cardo-beija-na-mão、Centaúrea-de-malta、

2014年6月12日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、

 

ケンタウレア・メリテンシス Centaurea melitensis の花。

 

レモン・イエローに輝く ケンタウレア・メリテンシス Centaurea melitensis の花。

 

あまり多くは見かけない花。この場所では1株だけ。他の場所でもまた1株、といった具合。

 

葉は直線状で互生、または細長い楕円形で、滑らか。草原、道路脇、牧場、森林等に自生。直径2センチほどの小さな花。草丈は2メートル程にも達する。種小名の melitensis は「蜜蜂の好む」の意。

 

イベリア半島でもっとも古い 巨石文化時代の遺跡に自生していた。ケンタウレア・メリテンシス Centaurea melitensis でした。 

©2022  MUZVIT

 

 

(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名のCentaureaはギリシャ神話に登場する半人半馬のケンタロウスに因んでいる。ケンタロウスがこの属のヤグルマギクで矢傷を治したという話に因んでいるとのこと。種小名は「マルタ島の」の意。

ケンタウレア・メリテンシスはキク科の1年草である。草丈は100㎝程度となる。茎の周囲には軟細毛が付着し、茎には顕著な翼がある。根出葉は羽裂し、裂片は楕円状で縁部には疎らな鋸歯を持つ。根出葉は径5~15㎝程度の長楕円状でロゼットを構成する。根出葉には刺は見られない。茎葉は長楕円状披針形で、茎に疎らに互生する。茎葉の両面には白色の綿毛が密生する。4~6月頃、茎頂並びに枝先に径1~2㎝程度の黄色い頭花をつける。花を支える総苞の外側には鋭い刺(長さ1~2㎝程度)が放射状に伸びる。刺の基部は扁平で、2~3対の横枝を出す。花は、筒状花のみよりなる。南北アメリカ大陸・オセアニア・南アフリカ等では今日帰化状態にある。(GKZ植物事典より)

 

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