The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ティムス・マスティキナ Thymus mastichina

2017-08-31 09:58:45 | ポルトガルの野の花

シソ科、Lamiaceae、イブキジャコウソウ属、イベリア半島中部~南部原産、多年草、

学名:Thymus mastichina、和名:タイムマストキナ、マスチック・タイム、スパニッシュ・マジョラム、

英名:Spanish Wood Marjoram、Mastic Thyme、

葡名:Bela-luz、Sal-puro、Tomilho-alvadio-do-algarva、Tomilho-vulgar、

2014年6月3日、2017年6月9日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

ティムス・マスティキナThymus mastichinaの花。表示名は学名の音読み。

 

花は葉腋に輪正状に淡紅色を帯びた白色の小花を多数開花させる。

 

樹高は20~40cm程度。

 

全体が細毛に覆われ、茎、葉ともに灰色を帯びている。

 

葉は狭楕円状で、全縁、先端は尖り、枝に対生する。

 

香が強いハーブで、エッセンシャル・オイルの抽出には重要な存在で、浴用の香料やポプリとして親しまれている。

 

料理では癖の強い肉料理に用いられる。

 

イブキジャコウソウ属はおおよそ350種を数える。

 

ティムス・マスティキナThymus mastichinaでした。

©2017 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は英名の直訳から。属名は、ラテン語のsenex(=老人)に由来し、灰白色の毛または白色の冠毛をもつことから。種小名はギリシャ語のmassein(=噛む)を語源としている。

マスチック・タイムは、シソ科の常緑樹である。樹高は20~40㎝程度に。全体が細毛に覆われ、茎・葉ともに灰色を帯びている。葉は狭長楕円状で、全縁、先端は尖り、枝に対生する。花は葉腋に輪生状に淡紅色を帯びた白色の小花を多数開花する。香りが強いハーブである。浴用の香料やポプリとして親しまれている。料理では癖の強い肉料理に用いられる。エッセンシャル・オイルの抽出には重要な存在のハーブである。我が国への渡来時期不詳。

ティムス・マスティキナ GKZ植物事典より

 

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マッティオラ・インカナ Matthiola incana

2017-08-30 09:29:36 | ポルトガルの野の花

アブラナ科、Brassicaceae、 マッティオラ(アラセイトウ)属、多年草、地中海沿岸地域原産

学名,:Matthiola incana、和名:アラセイトウ(紫羅欄花)、

英名: Gilliflower 、Hoary Stock、葡名:Goivo、Matiola、Goivos、

2014年3月13日、2015年2月12日、2016年2月8日、25日、6月2日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

マッティオラ・インカナMatthiola incana の花、表示名は学名の音読み。

 

 

 

ギリシャ時代から栽培され、薬草として利用されていた。

 

和名では、「あらせいとう(紫羅欄花)」と呼ばれているが、葉がラセイタ(ポルトガル語の羅紗)に似ているところから「葉ラセイタ」と呼ばれ、それが転訛したものといわれている。

 

花の直径は2センチほど。

 

 

 

草丈は50~60センチ。

 

マッティオラ・インカナの葉。

 

 

 

 

 

マッティオラ・インカナMatthiola incanaでした。

 ©2017 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は、一説には、葉がラシャ(羅紗=毛織物)の手触りに似ていることからとか。ポルトガル語で羅紗はraxetaと言い、「葉ラセイタ」となり、その転訛からアラセイトウとなったという。属名は16世紀イタリアの植物学者Pirandrea Mattioliの名に因んでいる。種小名は「灰白色の柔毛に覆われた」の意。

アラセイトウは、今日では、英名のストックの名で親しまれているアブラナ科の一年草である。(実際には、原産地では、多年草種や低木状種も存在するという。)草丈は20~60㎝程度。花序は、頂生の総状花序で、花径は2㎝程度、花色は紫、赤、白等と多彩である。葉や茎には白色の軟毛が見られる。日本へは寛文年間(1661~73)に渡来したと推測されている。 マッティオラ・インカナ GKZ植物事典より 

 

 

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ヴィブルヌム・チヌス Viburnum tinus

2017-08-29 09:14:43 | ポルトガルの野の花

スイカズラ科、Caprifoliaceae、またはレンブクソウ科、Adoxaceae、ガマズミ属、

地中海沿岸地域原産の常緑低木

学名:Viburnum tinus、

和名:ビバーナム・ティヌス、ジョウリョクガマズミ(常緑莢迷)、トキワガマズミ(常盤莢迷)、

英名:Laurustinus、Laurustinus Viburnum、 Laurestine、

葡名:Folhado、Laurestim、Folhado-comum、Milfolhado

2014年3月14日、28日、2015年2月12日、2016年2月8日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

ヴィブルヌム・チヌスViburnum tinusの花。表示名は学名の音読み。

 

樹高は3メートルほどになる。

 

山道の沿道など、半日陰に多く自生している。

 

多数の枝を密生し、葉は小さく皮質。

 

開花前の蕾は花弁外側が赤い。

 

11月から4月頃、枝先の散房花序に白色またはピンクの香りのある花を咲かせる。

 

果実はピンクから熟すと青くなる。

 

その果実は胃薬としても使われる。

 

ヴィブルヌム・チヌスViburnum tinusでした。

©2017 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は、ガマズミの仲間で常緑樹であることから。因みにガマズミの語源については※1備考欄参照。属名は、この属に属する植物のラテン古名であったものを属名として用いたものと言われている。種小名は、本種に対するラテン名から。

トキワガマズミはレンブクソウ科(←スイカズラ科)の常緑樹である。樹高は1~3m程度。若枝は赤味を帯びている。葉は短い葉柄を持った長さ3~10㎝、幅1.5~7㎝程度の広卵形~狭楕円形で枝に対生する。葉の基部は円形~心形で、縁部は全縁で、先端部は尖る。葉の表面には光沢があるが、葉脈部位が下方に向かって凹みを見せるために全体的には凹凸がある。4~5月頃、枝先に径5~10㎝程度の集散花序を出し、白色で径0.5~0.8㎝程度の小花をまとまって開花する。花は筒状花で、花冠は5裂する。花には芳香がある。果実は長さ1㎝程度の楕円状核果でブルーメタリックに熟す。果実は有毒であるが、野鳥が好んで食べる。

※1ガマズミの語源については次のようなものがある。①ズミは「染め」の転訛で、昔はミヤマガマズミの実で衣類を染めたことに由来説。②カガツミ(赫之実)からの転訛説。③カミツミ(神ツ実)からの転訛説。カムズミ(噛む酸実)からの転訛説等々。※2本種は中国には自生は見られない。ヴィブルナム・ティヌス GKZ植物事典より 

 

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シルブム・マリアヌム Silybum marianum

2017-08-28 09:02:53 | ポルトガルの野の花

キク科、Asteraceae、オオアザミ属、地中海沿岸地域原産の2年草、

学名:Silybum marianum、和名:マリアアザミ、別名:オオアザミ(大薊)、オオヒレアザミ(大鰭薊)、ミルク・シスル、

英名:Milk Thistle、Holy Thistle、Blessed Milk Thistle、Marian Thistle、Mary Thistle、Saint Mary's Thistle、Mediterranean Milk Thistle、Variegated Thistle.

葡名:Cardo-mariano、Cardo-leitoso、

2015年4月29日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、5月7日、アレンテージョ地方で撮影、

 

シルブム・マリアヌムSilybum marianumの花。直径は4~5cm。表示名は学名の音読み。

 

草丈は2メートルにもなる大型。葉に白いまだら大理石模様があるのが特徴。

 

模様はミルクがこぼれたように見えるため、ミルクを聖母マリアに由来するものとしてマリアアザミの名がある。

 

南北アメリカや日本においても帰化植物として分布している。

 

種子にはシリマリン (Silymarin) と呼ばれる4種のフラボノリグナン類 (flavonolignans) が多く含まれ、傷ついた肝細胞の修復を助けるとされている。

 

ヨーロッパでは2000年以上も前から、主に肝臓の疾患などに対して種子が利用されてきた。

 

近年では肝機能改善のためのサプリメントとして利用されている。

 

ドイツのコミッションE(ドイツの薬用植物の評価委員会)は、粗抽出物の消化不良に対する使用、標準化製品の慢性肝炎と肝硬変への使用を承認している。

 

米国ハーブ協会の分類はクラス1で、適切に使用される場合、安全に摂取することができるハーブに分類されている。(Wikipediaより)

シルブム・マリアヌムSilybum marianumでした。

©2017 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は大形のアザミの意から。別名は、マリア様の母乳がしたたり落ちて葉に白い斑模様が出来たとの伝説、或いはマリア様に捧げた乳汁が零れて葉に斑模様が出来たとの伝説から。属名はアザミのギリシャ古語から。種小名は「聖母マリアの」の意。

オオアザミは、キク科の二年草である。草丈が1.5~2.5mにも達する大形のアザミである。葉も大形で、表面には光沢があり、ミルク・シスルの名の由来ともなっている白色の斑模様が入る。葉縁には鋭い刺がある。5~6月頃茎頂に淡紅紫色で径10㎝程度の花をつける。ディオコリデスの著した本草書には「シルボン」の名で記述されている。ヨーロッパでは昔から肝臓に対する民間薬として用いられて来ている。本種を要注意外来植物として法規制している国(例:オーストラリア)もある。シルブム・マリアヌム GKZ植物事典より 

 

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ヴィオラ・ランゲアナ Viola langeana

2017-08-27 16:45:01 | ポルトガルの野の花

スミレ科、Violaceae、スミレ属、イベリア半島原産、多年草、

学名:Viola langeana、和名:なし、英名:なし、西名:Gredos、葡名:Bonelas、Violetas-bravas、

2009年6月21日、2015年6月13日、2016年6月15日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影

 

ヴィオラ・ランゲアナViola langeanaの花。花は輝黄色。直径8~10mm。

 

標高700~2000メートルの草地や牧草地に自生。

 

草丈は10~15センチになる。

 

根茎はよく匍匐して広がる。

 

葉は長卵形から披針形で、長い葉柄がある。

 

6月から8月ごろ、茎頂に黄色の花を咲かせる。距は鉤状。

 

山岳地帯沿道のヴィオラ・ランゲアナViola langeana。

 

数年前に初見して、Viola Luteaだと思っていたが、今回いろいろ調べてみると、アルプスなどに生育しているViola  Luteaとは異なり、イベリア半島の固有種Viola langeanaではないかと確信した。

 

ヴィオラ・ランゲアナViola langeanaでした。

©2017 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は学名の音読みから。属名は、スミレのラテン古名から。種小名の語源不詳。人名に因んでいるものと推測される。

ヴィオァ・ランゲアナはスミレ科の多年草である。本種は、イベリア半島の標高700~2000m級高地の牧草地等に自生の見られる野草である。草丈は10~15㎝程度となる。葉は長楕円状披針形で、縁部は全縁、先端部は円頭、基部では長い葉柄に連なる。葉の裏面には白色の細毛が密生する。6~8月頃、茎頂に径8~10㎜程度の黄花を付ける。花弁は5個で、側弁並びに唇弁には明瞭な条線模様が入る。距は鈎形に曲がりを見せる。 ヴィオラ・ランゲアナ  GKZ植物事典より 

 

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アンテリクム・ラモスム Anthericum ramosum

2017-08-26 11:29:52 | ポルトガルの野の花

キジカクシ科、Asparagaceae、(ユリ科)、アンテリクム属、ヨーロッパ(英国を除く)、ロシア~トルコ、中央アジアに広く分布する多年草、

学名:Anthericum ramosum、英名:Branched St.Bernard’s Lily、Spider Plant、

2012年6月23日、ポルトガル、バイラーダ地方で、2015年5月7日、2016年7月17日、アレンテージョ地方で撮影

 

種小名のramosumは枝、小枝の意。表示名は学名の音読み。

 

ポルトガルでは希少な植物らしく、めったに見かけない。

 

古城に上る森の中にひっそりと咲いていた。

 

開花期間は6月から8月ごろまで。

 

半不毛な草原や日当りの良い斜面や森の端などで生育。

 

高さは30センチから70センチほど。

 

花は白色で、香りはない。

 

葉は長さ50センチほどで、幅は6ミリほど。

 

アンテリクム・ラモスムAnthericum ramosumでした。

©2017 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は、学名の音読みから。属名は、ギリシャ語のantherikos(=麦藁)を語源としている。種小名は「分枝の、枝のある」の意。

アンテリクム・ラモスムはキジカクシ科(←ユリ科)の多年草である。本種は、原産地の項に記した広い範囲(標高1600m以下)で、比較的日当たりの良い未開拓の草原や林縁等に自生の見られる野草である。草丈は30~70㎝程度となる。葉は50㎝、幅2~6㎜程度の線形で、花茎よりは長くならない。6~8月頃、長い花茎を立ち上げ、途中で分枝をし、先端部に花序を出し、径2㎝程度で白色の6弁の筒状花を付ける。雄蕊は6個で先端部の葯は黄色となる。雌蕊は1個。本種の場合開花時には無香である。 アンテリクム・ラモスム GKZ植物事典より 

 

 

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スミルニウム・オルサトゥルム Smyrnium olusatrum

2017-08-25 16:09:01 | ポルトガルの野の花

セリ科、Apiaceae、スミルニウム属、ヨーロッパ南西部原産、2年草、

学名:Smyrnium olusatrum、和名:アレクサンダース、

英名:Alexanders、Alisanders、Horse Parsley、Smyrnium、Black Lovage、Black Potherb、

葡名:Aipo-dos-cavalos、Cegude、Esmínio-da-rama-parda、Salsa-de-cavalo、

2014年3月28日、2015年2月12日、2016年2月1日、8日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

スミルニウム・オルサトゥルムSmyrnium olusatrumの花。

 

複散形花序に黄緑色の小さな花がつく。

 

下部の葉は2回3裂し粗い鋸歯がある。

 

無毛で潰すとセロリのような刺激臭がする。

 

2年目に花が咲き種を付けて終わる。

 

料理用ハーブで、煮て食べる香味野菜としてしばしば栽培もされる。

 

ポルトガルでは海岸線に近い霧のかかるような比較的湿度の高い場所などに自生。

 

薬用にも使われる。種はポプリの材料になる。

 

スミルニウム・オルサトゥルムSmyrnium olusatrumでした。

©2017 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は、学名の音読みから。属名はギリシャ語のsmyrnion(=英名myrrh(ミルラ=没薬)を語源としている。種小名はラテン語のolus atrum(黒草)を語源とし、果実の色を示している。

スミルニウム・オルサトゥルムは、セリ科の多年草である。茎は直立し、草丈は最大150㎝程度となる。茎は中空で、表面には縦に溝が走る。潰すとセロリに似た刺激臭を発する。葉は、薄質で、3裂する。4~6月頃、茎頂並びに各枝先に大きな散形花序を出し、黄緑色の小花を多数つける。用途の項に食用やハーブと記載したがローマ時代まではそのような用い方がされたが、その後は、他の植物(パセリやセロリ等)に取って代わられ、現在はほとんど食用植物とは看做されずほぼ野草としての存在と化している。特に中世からの修道院の庭等には今も多く見られる。

スミルニウム・オルサトゥルム GKZ植物事典より 

 

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ワーレンベルジア・ヘデラケア Wahlenbergia hederacea

2017-08-24 14:39:44 | ポルトガルの野の花

キキョウ科、Campanulaceae、ヒナギキョウ(ワーレンベルジア)属、イギリス・スコットランド・アイルランド・フランス・ベルギー・オランダ・ルクセンブルグ・ドイツ・スペイン・ポルトガルなどに分布。、

学名:Wahlenbergia hederacea、英名:Ivy-leaved Bellflower、葡名:Ruinas、

2016年7月17日、9月25日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

ワーレンベルジア・ヘデラケアWahlenbergia hederaceaの花。

 

花の直径は2ミリほど。

 

水の滴る岩壁にひっそりと繁茂している。

 

花はキキョウ型で筒型の5弁で、淡いブルー。

 

葉は種小名が示すとおり、ヘデラ(蔦)の形。

 

カンパニュラ・エリヌス Campanula erinusに比べ、花はさらに小さく、額、茎、葉、に毛はない。

 

標高1000m付近で確認。

 

花は極小で、半日陰の場所の撮影だったため、ほとんどの写真が手振れをしてしまった。

 

ワーレンベルジア・ヘデラケアWahlenbergia hederaceaでした。

©2017 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は、学名の音読みから。属名は、19世紀スウェーデンの植物学教授だったGeorg Goran Wahlenbergへの献名。種小名は「蔓葉状の」の意。

ワーレンベルギア・ヘッデラケアはキキョウ科の多年草である。本種は、ヨーロッパ東部の山野に自生の見られる野草である。草丈は最大でも30㎝程度である。全草無毛で、茎は細く軟弱である。葉は、長さ5~15㎜、幅5~12㎜程度の腎臓形で、縁部は5から7浅裂し、基部では長い葉柄を持ち、茎に互生する。7~9月頃、葉腋から10㎝程度の花柄を伸ばし、径2~3㎜程度で青色の筒状鐘形の花を付ける。花冠は5裂する。花後には径3㎜程度でほぼ球状の蒴果をつける。

ワーレンベルギア・ヘデラケア GKZ植物事典より 

 

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ヴィオラ・リヴィニアナ Viola riviniana

2017-08-22 08:50:02 | ポルトガルの野の花

スミレ(菫菜)科、Violaceae、スミレ(ヴィオラ)属、ヨーロッパ及び北アフリカ原産の多年草、

学名:Viola riviniana、異名:Viola riviana、和名:ヴィオラ・リヴィニアナ、

英名:Dog Violet、Blue Mice、Wood Violet、仏名:Violette de Rivinus、Violette de Rivin、

葡名:Bonelas、Violetas-bravas、

2010年4月24日、5月5日、ポルトガル、エストレマドーラ地方で、2016年6月13日、2017年5月23日、ベイラ地方で撮影

 

ヴィオラ・リヴィニアナViola rivinianaの花。表示名は学名の音読み。

 

寒冷地の半日陰、明るくて湿った草原などに生育。

 

種小名のRivinianaは水辺に咲くの意。

 

ヨーロッパ、北アフリカ、北アメリカ、カナダ、グリーンランドなどに分布。

 

葉は長さ約5cm、ハート型で長い柄がある。葉腋から花柄を伸ばし、径14~25mmで淡青紫色の花をつける。

 

ヴィオラ・リヴィニアナViola rivinianaでした。 

©2017 MUZVIT

 

 

GKZ植物事典より 和名は学名の音読みから。属名は、スミレのラテン古名から。種小名は17世紀ドイツ人植物学者August Quirinus Bachmann(ラテン語表記名Augustus Quirinus Rivinus)への献名。

ヴィオラ・リヴィニアナはスミレ科の多年草である。本種は、北欧のフィンランド~北アフリカという広い範囲に分布する。撮影者の観察によると本種は、日当たりは良いが幾分湿り気の多い地に自生が見られるという。草丈は5~20㎝程度となる。根出葉はロゼットを構成する。茎葉は、長い葉柄を持ち、径5㎝程度の心形~腎形で、縁部には荒い鋸歯を持ち、茎に互生する。4~6月頃、葉腋から花柄を伸ばし径1.4~2.5㎝程度で淡青紫色の花を下垂する。花弁は5個、雄蕊も5個で、喉部は白色となり、青紫色の条線模様が入る。距は後方に突き出し、白色となる。花後には3稜を持った蒴果を付ける。 ヴィオラ・リヴィニアナ GKZ植物事典より 

 

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ユーフォルビア・エクシグア Euphorbia exigua

2017-08-21 09:04:31 | ポルトガルの野の花

トウダイグサ科、Euphorbiaceae、トウダイグサ属、地中海沿岸地域原産の1~2年草、

学名:Euphorbia exigua、和名:ユーフォルビア・エクシグア、

英名:Dwarf Spurge、葡名:Ésula-menor、Titímalo-menor、

2011年2月27日、2014年7月30日、31日、2015年2月5日、コスタ・アズール地方で撮影

 

ユーフォルビア・エクシグアの花。表示名は学名の音読み。

 

背丈約10センチほど。

 

奇妙な果実がつく。

 

全体が灰緑色。

 

葉は対生し線形。

 

散形花序に黄緑色の目立たない花がつく。

 

ユーフォルビア・エクシグアEuphorbia exigua でした。

©2017 MUZVIT

 

 

GKZ植物事典より 和名は、学名の音読みから。属名は、ローマ時代のモーリタニアの医師Euphorbusの名に因んでいる。種小名は「小さい、か弱い」の意。

ユーフォルビア・エクシグアはトウダイグサ科の1~2年草である。草丈は5~20㎝程度となる。葉は剣状で、縁部は全縁、先端部は尖り、基部では茎に互生する。2~3月頃、茎頂から散形花序を出し、3~5個の花茎を伸ばし、その先で2分枝し、トウダイグサ科独特の杯状花を付ける。雌雄異花で、雄花は花柄の先につき、黄色い小花である。雄花の下には2個の苞がつく。雌花は、雄花の花柄の基部につき橙色の小花である。花後の果実は、3個の蒴弁を持った長さ2㎜程度の蒴果である。 ユーフォルビア・エクシグア GKZ植物事典より

 

 

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セネキオ・ピレナイクス Senecio pyrenaicus

2017-08-20 08:58:33 | ポルトガルの野の花

キク科、Asteraceae、キオン属、

学名:Senecio pyrenaicus

2016年9月25日、2017年7月12日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

セネキオ・ピレナイクスSenecio pyrenaicusの花。表示名は学名の音読み。

 

 高山に生育。

 

葉は光沢のある皮質で縁にのこぎり状のギザギザがある。

 

花は長い7~10枚の舌弁花と筒状花からなり、大きさは直径2センチほど。

 

花期は晩春から夏に咲く。

 

岩場などを好む。

 

 

 

セネキオ・ピレナイクスSenecio pyrenaicusでした。

©2017 MUZVIT

 

 

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ガリウム・ルキドゥム Galium lucidum

2017-08-19 09:05:01 | ポルトガルの野の花

アカネ科、Rubiaceae、ガリウム属、地中海沿岸原産、多年生、

学名:Galium_lucidum、

2016年7月17日、2017年7月12日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

ガリウム・ルキドゥムGalium lucidum、表示名は学名の音読み。

 

ポルトガル、モロッコ、ギリシャなど、地中海地域に固有のもの。

 

高さ70センチほど。無毛。

 

葉は細長く線形で、最大3cmの長さ。

 

ガリウム・ルキドゥムGalium lucidumでした。

©2017 MUZVIT

 

 

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ガリウム・ブロテリアヌム Galium broterianum

2017-08-18 11:38:30 | ポルトガルの野の花

アカネ科、Rubiaceae、ガリウム属、

学名:Galium broterianum、

2016年7月17日、2017年7月12日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

ガリウム・ブロテリアヌムGalium broterianumの花。表示名は学名の音読み。

 

多年生の草本植物

 

イベリア半島の中心と西の固有種

 

花期は7月から9月。

 

山影に咲く。

 

茎は柱状で、よく分岐する。種小名のbroterianumは枝分かれの多い?の意味。

 

 

 

ガリウム・ブロテリアヌムGalium broterianumでした。

©2017 MUZVIT

 

 

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トリフォリウム・プラテンセ Trifolium pratense

2017-08-17 09:12:51 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、シャジクソウ属、ヨーロッパ、西アジア、北西アフリカ原産の多年草、

学名:Trifolium pratense、和名:アカツメクサ(赤詰草)、ムラサキツメクサ(紫詰草)、アカクローバー(赤クローバー)、

英名:Red clover、葡名:Trevo-violeta、Trevo-vermelho、

2010年4月、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2014年5月16日、エストレマドーラ地方で、2015年6月13日、ベイラ地方で、2016年6月16日、アレンテージョ地方で撮影、

 

花は鞠状の集合花序をなし、その径は 2-3cm 。花色は黒みがかったピンクで、基部ほど色が薄くなる。

 

互生する葉は3枚の葉片から構成されるいわゆる三つ葉で、葉片3枚をあわせた径は 15-30 mm 、葉片1枚の幅は 8-15mm 。各葉片には葉の中ほどに特徴的な三日月型の白い模様が入る。葉柄は長さ 1-4cm で2本の托葉を備える。

 

牧草などとして世界中に移入されている。7変種が知られており、変種毎に分布も変わる。

 

日本にはシロツメクサと共に牧草として明治以降移入されたようである。大きさは株により20-80センチとまちまちであり、個体変異が大きい。

 

牧草や家畜飼料として広く栽培されている。土壌を肥沃にする空中窒素固定作用も評価され、緑肥としても利用される。こうした農業用途に用いられる品種にはいくつかあるが、その多くが成長力の旺盛な sativum 種を原種としている。アメリカやオーストラリアなど、多くの温帯域では栽培地から逸出して野生化している。

 

ハーブとしても多用される。とくに本種に含まれるイソフラボン(ゲニスタインとダイドゼン)とエストロゲンは、女性の更年期症状を抑えるのに使用されてきた。ただし、本種を多食した羊が不妊化したといった報告が古くからあるため、妊婦もしくは授乳中の女性は本種の摂取を避けるべきである。

 

咳止めや口内炎の痛み止めに効き、服用すると気管支炎、湿疹、外傷、るいれきに対する治療効果があるとされる。実用的なうがい薬としても使用できるとされている。

 

さらに、LUCAS MEYER COSMETICS社(カナダ)により、『アセチルテトラペプチド-3』と組み合わせることで、キャピキシルという育毛成分が開発されている。

 

本種は8種のハーブを用いたエジアック茶にも、成分の一つとして含まれている。パイプ用ブレンドタバコにも風味付け成分として混入されている。本種はリンネにより1753年に Trifolium pratense の学名が付与された。種小名の pratense は「牧場に見られる」の意のラテン語である。デンマークの国花に指定されており、またバーモント州の州花にも指定されている。(Wikipediaより)

©2017 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名のツメクサとは、昔、この草を輸送荷物の安全のために荷造り時に詰め込んだことから。属名は、ラテン語のtreis(=三)とfolium(=葉)の合成語で、葉が三枚の小葉からなることから。種小名は、「草原性の」の意。

アカツメクサはマメ科の多年草である。草丈は20~80㎝程度となる。茎は地に伏して分枝して広がる。葉は互生し、長い柄の先に3枚の小葉がつく。小葉は、幅8~15㎜程度のハート型で、表面に白緑色の斑紋が表れる。葉の腋から10~20㎝の長い花茎を出して、多数の赤色の蝶型花を球状(径2~3㎝)につける。花期は初夏から初秋まで。日本へは弘化年間(1844~48)に渡来している。 トリフォリウム・プラテンセ GKZ植物事典より 

 

 

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ヒヨスキアムス・アルブス Hyoscyamus albus

2017-08-16 09:51:50 | ポルトガルの野の花

 

ナス科、Solanaceae、ヒヨス属、南ヨーロッパ原産、1~2年草、もしくは多年草、

学名:Hyoscyamus albus、和名:ヒヨスアルブス、

英名:White Henbane、Russian Henbane、葡名:Meimendro-branco、

2009年9月25日、2015年5月7日、23日、2017年7月12日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2015年12月23日、アルガルベ地方で撮影、

 

ヒヨスキアムス・アルブスHyoscyamus_albusの花。丸みのある星型の花で、色は黄味がかった淡いグリーン。草丈は40cmくらい。

 

腺毛は多く、茎は直立し、下部は木質化する。

 

ヒヨスは、マンドレイク、ベラドンナ、チョウセンアサガオ等の植物と組み合わせて、その向精神作用を利用して麻酔薬として歴史的に用いられてきた。向精神作用としては、幻視や浮遊感覚がある。

 

ヒヨスの利用は大陸ヨーロッパ、アジア、中東で始まり、中世にはイギリスに伝わった。古代ギリシャ人によるヒヨスの利用はガイウス・プリニウス・セクンドゥスによって記録されている。この植物はHerba Apollinarisと記述され、アポローンの神官によって神託を得るのに用いられた。

 

fヒヨスには毒性があり、動物なら少量で死に至る。henbaneという英名は1265年まで遡る。語源は定かではないが、"hen"はニワトリという意味ではなく、恐らくもともとは「死」を意味していた。ヒヨスの葉や種子には、ヒヨスチアミン、スコポラミン、その他のトロパン・アルカロイドが含まれている。

 

人間がヒヨスを摂取した時の症状には、幻覚、瞳孔散大、情動不安、肌の紅潮等がある。また人によっては頻脈、痙攣、嘔吐、高血圧、超高熱、運動失調等の症状が表れることもある。全ての動物が毒性の影響を受けるわけではなく、ヨトウガ等のチョウ目の幼虫はヒヨスの葉を食糧としている。

 

ハムレットの父の耳に注がれたヘベノンという毒物はヒヨスのことであると考えられている。(ただし他の説もある。)

 

11世紀から16世紀にホップに代用されるまで、ヒヨスはビールの原料として風味付けに用いられてきた(例えば、1516年のビール純粋令では、ビールの原料として麦芽、ホップ、水以外の使用が禁じられた)(wikipediaより)

 

ヒヨスキアムス・アルブスHyoscyamus albusでした。

©2017 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は、属名のHyoscamusの音読みからの転訛と言われている。属名は、ギリシャ語のhyos(=豚)とcyamos(=豆)の合成語から。種小名は「白色の」の意。

ヒヨスキアムス・アルブスはナス科の1~2年草である。草丈は50㎝程度となる。茎は直立し、基部では木質化する。葉は長さ4~10㎝程度の広卵形~三角形状で縁には浅い欠刻があり、基部では長さ1~5㎝程度の葉柄に連なり茎に互生する。葉も茎も繊毛が密生し、触れるとべたつく。5~7月頃、茎頂或いは枝先に白色~クリーム色で漏斗形の花をつける。花冠は5裂する。花冠の径は3㎝程度で、花冠は5浅裂する。花冠喉部には緑色の模様が入る。本種には強いアルカロイドを含まれる。本種は、古代から麻酔薬として用いられてきた。また、幻覚作用をもたらすことから、シャーマン等が祈祷時に用いられたりもしてきた。 ヒヨスキアムス・アルブス GKZ植物事典より 

 

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