The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ユーフォルビア・ペプルス Euphorbia peplus

2022-10-25 09:50:19 | ポルトガルの野の花

トウダイグサ科、Euphorbiaceae、トウダイグサ属、ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア原産、1年草、

学名:Euphorbia peplus、

和名:チャボタイゲキ(矮鶏大戟)、

英名:Petty Spurge、Radium Weed、Cancer Weed、Milkweed、葡名:Ésula-redonda、Sarmento、

2015年1月28日、2月5日、2016年2月7日、20日、22日、2018年1月25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ユーフォルビア・ペプルス Euphorbia peplus の花。農地や庭園、その他の荒れた土地で生育する。

 

原産地域外では、非常に広範囲に帰化しており、オーストラリア、ニュージーランド、北米、その他の温帯および亜熱帯気候の国々で外来種となっている。

 

草丈は5〜30cm。ほとんどは農業雑草として草丈が低く育つ。

 

滑らかで無毛の茎をもつ。葉は先の尖った楕円形で、長さ1〜3cm、滑らかな縁部を有する。3つの放射状の散形花序を持つ緑色の花が咲く。トウダイグサ科に典型的な蜜腺は、長く薄い角 (horn) を持ちインゲンマメ形をしている。

 

この植物の汁は、急速に複製するヒトの組織に対して毒性があり、がんを含む一般的な皮膚の病変に対する伝統的治療薬として長い間使用されてきた。活性成分はインゲノール 3-アンゲラートと呼ばれるジテルペンエステルである。インゲノール 3-アンゲラートを含むゲルは日光角化症の治療薬としてアメリカ食品医薬品局 (FDA) に認可された。(Wikipediaより)ユーフォルビア・ペプルス Euphorbia peplus でした。

 

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、小形のタイゲキ(ナツトウダイ等を一括しての総称)の意から。属名は、古代ローマの医師エウフォルブスの名に因んでいるという。種小名は「覆う、ラップする、包む」の意。

チャボタイゲキは、トウダイグサ科の1~2年草である。全草無毛で、草丈は、10~25㎝程度となる。茎は、株基で分枝をすることはまれではないが、上部では分枝をすることはない。葉は長さ1~2㎝、幅0,7~1,2㎝程度の倒卵状楕円形で、縁部は前縁、先端部は鈍頭~円頭で、本部はくさび形となる。茎上部の葉は、茎に対生~3輪生する。葉質は薄い。5~8月頃、茎上部にトウダイグサ科特有の杯状花序を出す。花序の色は淡黄色。花後には、径2㎜程度で扁卵形の果実をつける。果実の外側には2条の鰭(翼)を持つ。種子は赤褐色に熟す。本種は、原産地の項に記した地の原産であるが、今日、北米・オーストラリア・ニュージーランド等で帰化状態にある。我が国でも今日、本州(関東以西)~九州にかけて帰化状態にある。(GKZ植物事典より)

 

 

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