The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ピスタシア・レンチスクス  Pistacia lentiscus

2022-12-03 10:24:34 | ポルトガルの野の花

ウルシ科、Anacardiaceae、カイノキ(ピスタシア)属、地中海沿岸地域原産、常緑低潅木、

学名:Pistacia lentiscus、

和名:ピスタチオ、英名:Mastic Tree、

葡名: Aroeira、Alfostigueiro、Almessigeira、Árvore-do-mástique、Darmacho、Daro、Daroeira、Lentisco、Lentisco-verdadeiro、Moita-do-dro

2014年3月28日、9月7日、11月2日、2015年1月9日、8月19日、12月12日、2016年3月8日、9月17日、2017年9月7日、2018年5月6日、2021年3月9日、26日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ピスタシア・レンチスクスの花。樹高は2メートルほどにも。

 

山の麓や潮風のあたる平原などに自生。

 

 この幹を傷つけると樹液が出てくる、その樹脂には香気があり、古代には歯磨きチューインガムとして使われていたとか。

 

ピスタシア・レンチスクス Pistacia lentiscus の実。実の大きさは直径5ミリほど。

 

ピスタシア・レンチスクス Pistacia lentiscus でした。

©2022   MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名は、本種のペルシャ語名から派生したギリシャ語の pistake(=木の実)を語源としている。種小名は「乳香樹脂の」の意。

ピスタシア・レンティスクスはウルシ科の常緑樹である。本種は、原産地の項に記した地の沿海地に自生が見られる雌雄異株の灌木である。樹高は1~5m程度となる。葉は、偶数羽状複葉であるが、奇数の場合もある。小葉は楕円形で、5~6対つく。小葉はの縁部は全縁、先端部では雫落とし部位に刺状突起がつくが、鈍頭であ。葉軸には襞がある。は倒卵形で5~9対つく。晩冬~早春に、枝先の葉腋から円錐花序を出し、赤色5弁の小花を多数つける。花後には径4㎜程度で楕円状の核果をつけ、赤色を経て黒熟する。原産地の項には、地中海沿岸地方~北アフリカと記したが、本来の原産地はギリシャの Chios 島であると推測されている。本種から得られる樹脂は、古代ギリシャ時代よりチューインガムとして用いられてきたという。そのため、同島近隣の地域では、本種を栽培化したために分布範囲が広がったと言われている。更に、野鳥たちが本種の実を好んで啄むため、野鳥により他の島へも種子が飛散していると言う。(GKZ植物事典より)

 

 

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