The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

コインシア・モネンシス・ケイロントス Coincya monensia_cheironthos

2022-09-30 09:55:33 | ポルトガルの野の花

アブラナ科、Brassicaceae、コインシア属、

学名:Coincya monensia cheironthos、

2017年5月23日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

コインシア・モネンシス・ケイロントス Coincya monensia cheironthos の花。西ヨーロッパとモロッコの原産。

 

幹は直立し、枝分かれし、高さ1mほど。

 

葉(長さ5〜22cm×幅0.5〜8cm)は、歯状の葉を有する淡緑色である。花は明るい黄色の花弁で、淡い茶色または紫色の静脈がある。 花序には苞はない。

 

果実には3〜5本の静脈弁と平坦な1〜6本のシード付きのくちばしがある。種子は長方形に小球であり、黒または茶色。

 

コインシア・モネンシス・ケイロントス Coincya monensia cheironthos でした。

©2022 MUZVIT

 

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アルノセリス・ミニマ Arnoseris minima

2022-09-29 09:49:23 | ポルトガルの野の花

キク科、Asteraceae、アルノセリス属、地中海沿岸地域原産、

学名:Arnoseris minima、

英名:Dwarf Nipplewort、Lamb-succory、Lamb’s Succory、

葡名:Amarela、

2017年5月23日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

アルノセリス・ミニマ Arnoseris minima の花。草丈10センチほど。

 

開花6月から9月。

 

荒れた土地、砂質の土壌に生育。

 

アルノセリス・ミニマ Arnoseris minima でした。

©2022 MUZVIT

 

 

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オエナンテ・クロカタ Oenanthe crocata 

2022-09-28 09:56:15 | ポルトガルの野の花

セリ科、Apiaceae、セリ属、

学名:Oenanthe crocata、

英名:Water Dropwort、

葡名:Arrabaça、Canafreicha、Enanto-de-cor-de-açafrão、Embude、Prego-do-diabo, Rabaças、Salsa-dos-rios、

2017年6月25日、2018年5月12日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

オエナンテ・クロカタ Oenanthe crocata の花。

 

オエナンテ・クロカタの葉。

 

エナントトキシン (Oenanthotoxin) は、エナントサフラン (Oenanthe crocata) やその他のセリ属 (Oenanthe) 植物から抽出される毒である。中枢神経系の毒。

 

古代サルデーニャでは、地元のセリに含まれるこの物質が安楽死に用いられていた。

 

オエナンテ・クロカタ Oenanthe crocata でした。

©2022 MUZVIT

 

 

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メリロトゥス・セゲタリス Melilotus segetalis

2022-09-27 09:30:22 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、シナガワハギ属、

学名:Melilotus segetalis、

葡名:Anafe、Anafe-maior、

2014 年 4月 21日、2018 年 5 月 3 日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

メリロトゥス・セゲタリス Melilotus segetalis の花。

 

「スウィートクローバー」として知られる。

 

耕作地や牧草地などに生える。

 

スウィートグラスによく似た甘い香りがあるが、食べると苦みがある。

 

メリロトゥス・セゲタリス Melilotus segetalis でした。

©2022 MUZVIT

 

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ポリガラ・セルピリフォリア Polygala serpyllifolia

2022-09-26 10:21:22 | ポルトガルの野の花

ヒメハギ科、Polygalaceae、ヒメハギ属、

学名:Polygala serpyllifolia、

英名:Heath Milkwort、

2017年5月23日、7月12日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

ポリガラ・セルピリフォリア Polygala serpyllifolia の花。ヒースや草地に生育。多年草。

 

草丈は25cmほど。

 

開花期は5月から8月。花は5~6mm。

 

 

 

湿った酸性地面を好む。ポリガラ・セルピリフォリア Polygala serpyllifolia でした。

©2022 MUZVIT

 

 

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メルクリアリス・アンビグア Mercurialis ambigua

2022-09-25 09:49:41 | ポルトガルの野の花

トウダイグサ科、Euphorbiaceae、メルクリアリス属、地中海沿岸原産、

学名:Mercurialis ambigua、

葡名:Barradoiro、Erva-mercúrio、Mercurial、Urtiga-bastarda、 Urtiga-morta、Urtiga-morta-bastarda、

2011年2月7日、ポルトガル、アルガルベ地方で、2015年2月12日、2016年2月8日、2018年1月30日、5月9日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

メルクリアリス・アンビグア Mercurialis ambigua の花。草丈は10~70cmほど。雌雄異株、

 

丘や岩山に生育。 多毛果物は服や髪にくっつきやすいので、植物が広がりやすい。

 

強い下剤、民間薬は下剤として非常に低用量でそれを使用している。

 

 

 

メルクリアリス・アンビグア Mercurialis ambigua でした。

©2022 MUZVIT

 

 

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ミラビレス・ジャラパ Mirabilis jalapa

2022-09-24 14:59:04 | ポルトガルの野の花

オシロイバナ科、Nyctaginaceae、オシロイバナ属、南アメリカ原産、

学名:Mirabilis jalapa、

和名:オシロイバナ(白粉花、白粧花)、

英名:Marvel of Peru、Four O’clock Flower、葡名:Maravilha、

2017年7月12日、8月2日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、

 

ミラビレス・ジャラパ Mirabilis jalapa の花。茎はよく枝分かれして灌木状となるが節がはっきりしていて、木質化はしない。全体にみずみずしい緑。

 

花は赤、黄色、白や絞り模様(同じ株で複数の色のものもある)などで、内、白と黄の絞りは少ない。花は夕方開き、芳香がある。このため和名としてはユウゲショウ(夕化粧)とも呼ばれるが、この名はアカバナ科のものにも使われているので注意を要する。英語では Four o'clock、中国語では洗澡花(風呂に入る時間から)、煮飯花(夕飯の時間から)などと呼ばれる。

 

夜間に開き花筒が長いので口吻の長い大型の夜行性鱗翅目でなければ吸蜜は困難である。日本のオシロイバナでは主にスズメガが吸蜜し、送粉に関わっている。オシロイバナは網状脈である。花弁はなく、花弁に見えるのはがくで基部は緑色でふくらんでいる。また花の根元にある緑色のがくのようなものは総苞である。

 

花が咲き終わった後、がくは基部を残して脱落し果実(種子を1つ含む)ががくの基部に包まれたまま熟して全体が黒い種子のようになる。種子には粉状の胚乳があり、これからオシロイバナの名がついた。根はいも状になり、暖地では冬に地上部が枯れてもこの地下部が生き残り次の年に根から芽を出す。根や種子に窒素化合物のトリゴネリンを含み、誤食すると嘔吐、腹痛、激しい下痢を起こす。

 

オシロイバナ属には観賞用に栽培されるもののほか、アンデス山脈周辺でいもを食用にするもの(maukaまたはchago、M. extensa)もある。根を利尿、関節炎の生薬として処方される。また、葉は切り傷、たむしの治療に用いられる。日本には江戸時代始めごろに渡来。花が美しいため観賞用に栽培されるが、広く野生化もしている。(Wikipediaより)ミラビレス・ジャラパ Mirabilis jalapa でした。

©2022 MUZVIT

 

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ヴィブルヌム・チヌス Viburnum tinus

2022-09-23 09:44:39 | ポルトガルの野の花

スイカズラ科、Caprifoliaceae、ガマズミ属、地中海沿岸地域原産の常緑低木、

学名:Viburnum tinus、

和名:ビバーナム・ティヌス、ジョウリョクガマズミ(常緑莢迷)、トキワガマズミ(常盤莢迷)、

英名:Laurustinus、Laurustinus Viburnum、 Laurestine、

葡名:Folhado、Laurestim、Folhado-comum、Milfolhado、

2011年2月7日、ポルトガル、アルガルベ地方で、2014年3月14日、28日、2015年2月12日、2016年2月8日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ヴィブルヌム・チヌス Viburnum tinus の花。樹高は3mほどになる。山道の沿道など、半日陰に多く自生している。

 

多数の枝を密生し、葉は小さく皮質。

 

開花前の蕾は花弁外側が赤い。

 

11月から4月頃、枝先の散房花序に白色またはピンクの香りのある花を咲かせる。果実はピンクから熟すと青くなる。その果実は胃薬としても使われる。

 

ヴィブルヌム・チヌス Viburnum tinus でした。

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は、ガマズミの仲間で常緑樹であることから。属名は、この属に属する植物のラテン古名であったものを属名として用いたものと言われている。種小名は、本種に対するラテン名から。

トキワガマズミはレンブクソウ科(←スイカズラ科)の常緑樹である。樹高は1~3m程度。若枝は赤味を帯びている。葉は短い葉柄を持った長さ3~10㎝、幅1,5~7㎝程度の広卵形~狭楕円形で枝に対生する。葉の基部は円形~心形で、縁部は全縁で、先端部は尖る。葉の表面には光沢があるが、葉脈部位が下方に向かって凹みを見せるために全体的には凹凸がある。4~5月頃、枝先に径5~10㎝程度の集散花序を出し、白色で径0,5~0,8㎝程度の小花をまとまって開花する。花は筒状花で、花冠は5裂する。花には芳香がある。果実は長さ1㎝程度の楕円状核果でブルーメタリックに熟す。果実は有毒であるが、野鳥が好んで食べる。

※ガマズミの語源については次のようなものがある。①ズミは「染め」の転訛で、昔はミヤマガマズミの実で衣類を染めたことに由来説。②カガツミ(赫之実)からの転訛説。③カミツミ(神ツ実)からの転訛説。カムズミ(噛む酸実)からの転訛説等々。※本種は中国には自生は見られない。(GKZ植物事典より)

 

 

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エリンギウム・カンペストレ Eryngium campestre

2022-09-22 10:09:37 | ポルトガルの野の花

セリ科、Apiaceae、ヒゴタイサイコ属、地中海沿岸地域原産、多年草、

学名:Eryngium campestre、

和名:エリンギウム・カンペストレ、

英名:Field Eryngo、Eryngo、葡名:Cardo-corredor、Cardo-de-palma、

2015年5月23日、6月13日、2017年6月13日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、

 

エリンギウム・カンペストレ Eryngium campestre の花。花は淡緑色で、アザミのような頭花になり、刺のある苞葉に囲まれる。ポルトガルでは沿道や牧場、草原などに自生。非常に高い利尿作用を持つ。利尿効果と清浄効果から泌尿生殖器疾患に使用される。尿路結石症、乏尿、膀胱炎、肥満、痛風、高血圧など。また止瀉薬として、インフルエンザ、風邪の治療、および低血圧の治療にも使用される。

 

葉は羽状に分かれ、葉縁に鋭い刺がある。

 

ヒゴタイサイコ属には約120種があり、熱帯から温帯に広く分布する。多くは2年草~多年草。

 

 

 

野生のエリンギ(キノコ)はエリンギウム・カンペストレ Eryngium campestre の根の部分に寄生して、発生することが知られている。エリンギウム・マリティマム Eryngium maritimum=海洋のに対して、種小名のカンペストレは田園のの意。エリンギウム・カンペストレ Eryngium campestre でした。

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の eryngion(=ハアザミ)に由来しているようである。種小名は、「原野生の」の意。

エリンギウム・カンペストレは、セリ科の多年草である。直根性で、越冬時にはロゼットを作る。茎は堅牢で直立し、草丈は30~60㎝程度となる。茎も葉も白色を帯びている。全体的に鋭い刺がある。茎は上部で良く分枝をし、枝も太くて堅牢である。葉は楕円形で、1~3回程度深裂する。葉軸並びに葉の先端部には鋭い刺がつく。葉の中央部には白色の葉脈が目立つ。葉には、縁部には鋸歯があり、刺状に鋭頭となる。7~9月頃、葉の変形した放射状に突き出た苞の上に薊に似た緑色の頭花を付ける。因みに、我が国でも近年スーパー等の店頭に並ぶキノコのエリンギは人的な菌床栽培により大量生産されたものであるが、本来的には、本種の枯死した根部に発生するキノコであるという。(GKZ植物事典より) 

 

 

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ヴァチェリア・ニロチカ Vachellia nilotica

2022-09-21 09:44:47 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、アカシア属、アフリカ、ナイル地方~アラビア半島を経てインド・ミャンマー・パキスタン原産、落葉高木、

学名:Vachellia nilotica、

和名:アラビアゴムモドキ(亜剌比亜護謨擬)、アカキア・アラビカ、ミモザ・アラビカ、

英名:Gum Arabic Tree、Babul、Thorn Mimosa、Egyptian Acacia、Thorny Acacia、Prickly Acacia、

葡名:Goma-arabica、

2017年7月12日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、

 

ヴァチェリア・ニロチカ Vachellia nilotica の花。アラビアガム (Gum arabic) あるいはアラビアゴムあるいはアカシア樹脂は、アフリカ、ナイル地方原産のマメ科ネムノキ亜科アカシア属アラビアゴムノキ (Acacia senegal)、またはその同属近縁植物の樹皮の傷口からの分泌物を乾燥させたもの。吸水するとゼラチン様に膨潤する。

 

Acacia senegal以外では、ソマリランドのA. abysinica、A. glaucophylla、ナイル地方のA. giraffae、コルドバ地方のA. reficiens (Red-bark acacia) 、A. fistula (Red acacia) から色の淡い良品が採取される。自然に生じた樹皮の傷口からも得られるが、効率よく採取するためには雨季が終了する2月から5月にかけて樹皮に切り付けを行う。

 

乾燥品は不規則な粒状や塊状で良品は淡黄色。劣等品は褐色や赤色に着色する。水に対する溶解性が高く、水溶液は強い粘性を示し、良好な乳化安定性を示すため、食品添加物のうち、乳化剤や安定剤として飲料や食品に広く用いられている。身近なところではアイスクリームなどの菓子類や、ガムシロップが典型的な用途である。また医薬品の錠剤のコーティング剤や、絵具、インクなどの工業製品にも用いられている。特に水彩絵具の固着材はアラビアガムである。乾燥時にべたつかず、わずかな水分で速やかに粘性を示すので、切手の接着面の糊にも使用されている。以前は植物標本を台紙に固定するテープの糊にもよく使われたが、今日では博物館や植物園のように大量に使用する施設では熱固定式の合成接着剤に移行している。ダニや微小昆虫を半永久プレパラートにするときに用いるガム・クロラール液やホイヤー液などのガム・クロラール系封入剤は、アラビアガムと抱水クロラールを主成分とする。

 

主産地はスーダン、チャド、ナイジェリア、セネガル、マリ、ケニアなど。弾性ゴムがイソプレンの重合した炭化水素から成るのに対し、アラビアゴムの主成分は多糖類であり、アラビノガラクタン(75-94%)、アラビノガラクタン-プロテイン(5-20%)、糖タンパク質(1-5%)の混合物である。細胞壁を構成するヘミセルロースとはカルボキシル基が遊離している点が異なり、通常カルシウム塩となっている日本ではアカシアといえば同じマメ科でも比較的縁の遠いニセアカシアが一般的であり、真のアカシア属の植物は日本ではあまり一般的ではないが、関東以南にしばしば植栽されるフサアカシア(ミモザ)の樹皮を降雨時に観察すると、傷のある部分に水を吸って褐色のゼリー状に膨潤したアラビアゴムを見ることができる。同じアカシア属から得られるが産地が異なるため別の名称で呼ばれるものに、インドのインドアカシアゴム、東アフリカの東アフリカゴム、オーストラリアのワットルゴム(オーストラリアゴム、英: Wattles)がある。

 

 

また、アカシア属以外にもアラビアゴムとよく似た多糖類質の分泌物を樹皮の傷から分泌する樹木がいくつか知られている。地中海東部地方に自生するゲンゲ(レンゲ)と同属のマメ科低木Astragalus gummifer(Goat's-thorn)から得られるものはトラガカンス(英: Tragacanth)(トラガントゴム、タラカントゴム、トラガカントゴム, Gum Tragacanth)と呼ばれ、アラビアゴムとほぼ同じ用途に供される。一昔前に微小昆虫の標本作製に際して台紙貼り付けに用いられる接着剤といえばトラガントゴムが定番であった。他にもバラ科のPrunus属のサクラやモモの樹皮や若い果実に傷がつくと、アラビアゴムとよく似た多糖類質の分泌物が流出する。これはサクラゴムと呼ばれ、フランスやドイツでは更紗の染色用に用いられており、またアフガニスタンでは食用とされる。(Wikipediaより)ヴァチェリア・ニロチカ Vachellia nilotica でした。

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名はアラビアゴムノキ(Acacia senegal)に似て非なる樹木であることから。属名は、19世紀イギリス人宣教師で、中国の植物を蒐集した John Harvey Vachell への献名。種小名は「ナイル川流域の」の意。

アラビアゴムモドキはマメ科の落葉樹である。樹高は5~20m程度となる。樹皮は赤褐色で亀裂が入る。幹からは赤味を帯びた膠状樹脂を出す。葉は偶数羽状複葉で、楕円状で長さ5~7,5㎝程度の小葉を3~12対程度つける。若枝には、褐色の鋭い刺を持つ。花は、径1,5㎝程度の球状で、花色は黄金色。花後には長さ15㎝程度の莢果をつけ黒熟する。本種は、繁殖力が旺盛で、オーストラリアでは帰化状態となっている。(GKZ植物事典より)

 

 

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ロサ・センプレヴィレンス Rosa sempervirens

2022-09-20 09:51:04 | ポルトガルの野の花

バラ科、Rosaceae、バラ属、南欧~北アフリカ原産、多年草、

学名:Rosa sempervirens、

英名:Evergreen Rose、葡名:Roseira-brava、

2015年1月9日、2016年1月15日、2018 年 5 月 23日、28 日、6月 6日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ロサ・センプレヴィレンス Rosa sempervirens。 春から初夏にかけて開花。

 

花は5枚の花びらと多数の雄蘂を持つ。果実は1cmほどで、赤く熟する。

 

北半球の温帯域に広く自生しているが、チベット周辺、中国の雲南省からミャンマーにかけてが主産地で、ここから中近東、ヨーロッパへ、また極東から北アメリカへと伝播した。南半球にはバラは自生しない。(Wikipediaより)

 

 

 

ロサ・センプレヴィレンス Rosa sempervirens でした。

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は学名の音読みから。属名は、ケルト語の rhodd(=赤色)がギリシャ語に入って rhodon(=バラ)となり、ラテン古語では rosa(=バラ)となっている。本来的には「赤色」の意が語源とされる。種小名は「常緑の」の意。

ロサ・センペルヴィレンスはバラ科の常緑樹である。樹高は1,5m程度であるが、茎は地を這うようにして伸び、弦長さ3,5~5m程度の弦状となる。葉は奇数複葉で、小葉は長さ2~5㎝程度の楕円状で、枝に互生する。葉の表面には光沢がある。5~7月頃、枝先の葉腋に径3~5㎝程度で白色の5弁花をつける。本種は開花時に微香を放つ。花後には、径1㎝程度で球状~卵形の果実をつけ橙赤色に熟す。本種は、古代ローマ時代にローマ人によって栽培されていたという。園芸栽培種として導入が始まるのは、17世紀半ばにイギリスで始まっている。本種を育成親として作出されたハイブリッド種は40種類程度ある。(GKZ植物事典より)

 

 

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マトリカリア・レクティータ Matricaria recutita

2022-09-19 15:22:36 | ポルトガルの野の花

キク科、Asteraceae、シカギク(メトリカリア)属、耐寒性1年草 、薬用植物、

ヨーロッパから西アジアにかけて分布、

学名:Matricaria recutita、

和名:カモミール、カミツレ(加密列)、

英名:Chamomile、Italian Camomila、German Chamomile、Hungalian Chamokile、Wild Chamomile、Scented Mayweed、

葡名:Camomila-vulgar

2008年6月、2010年5月16日、2015年12月22日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、アルガルヴェ地方で、2015年2月1日、5日、2016年1月29日、2月1日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

カモミール、マトリカリア・レクティータ Matricaria recutita の花。

 

「カモミール」の語源は「大地のリンゴ」という意味のギリシア語名カマイメーロン (chamaímēlon)で、これは花にリンゴの果実に似た香りがあるためである。和名のカミツレ(加密列)はオランダ語名カーミレ(kamille)の綴り字転写カミッレが語源。(Wikipediaより)

 

花の直径は1センチほど。

 

野原や道路わき、森に自生している。

 

コルク樫の草地を白く染める、カモミール、マトリカリア・レクティータ Matricaria recutita でした。

©2022 MUZVIT

 

 

(GKZ植物事典より) 和名のカミツレは、カモマイルをオランダ語で kamille(カミルレ)と記述するが、それを我が国では「加密列」と表記した。このカミレツが転訛して「カミツレ」となった。属名はラテン語の matoricx(子宮)に由来している。かつてこの植物が婦人病に効くと言われたことによる。また、種小名は「地面のりんご」を意味し、林檎の匂いのする草と言うことになる。

カミツレは、キク科の一年草で、我が国には江戸時代に渡来している。オランダ語からの転訛で我が国ではカミツレと呼ばれてきた。草丈は 30~60㎝ 程度で、葉は互生し羽状に細かく分裂する。裂片は細かい紐状。夏に茎頂に花径 2㎝ 前後の頭花を見せる。花には芳香がある。形状は典型的なキク科の花といえる。中心は鮮やかな黄色の管状花で、周辺は白色の舌状花である。我が国には江戸時代に渡来している。 (GKZ植物事典より) 

 

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アンティリヌム・キリゲルム Antirrhinum cirrhigerum

2022-09-18 10:09:52 | ポルトガルの野の花

オオバコ科、Plantaginaceae、キンギョソウ属、地中海沿岸地域原産の多年草、

学名:Antirrhinum cirrhigerum、

和名:キンギョソウ(金魚草)、

英名:Snap dragon、葡名:Boca-de-lobo、

2008年7月ポルトガル・アレンテージョ地方で、2014年5月、10月10日、2015年2月12日、5月5日、2016年2月25日、6月5日、11月22日、2018年5月4日、7日、2020年2月20日、5月28日、2022年6月15日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

アンティリヌム・キリゲルム Antirrhinum cirrhigerum の花。

 

草丈は1mほどにもなる。花は4cmほど。

 

あまり群生はしていないが、遠目からも目立つ。ポルトガル名はボッカ・デ・ロボと呼ばれ、「オオカミの口」という意味。

 

 

 

海辺に近い岩場に咲く アンティリヌム・キリゲルム Antirrhinum cirrhigerum でした。 

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みから。属名はギリシャ語の anti(=代用する)と rhinos(=鼻)の合成語で「鼻に似ている」の意。種小名はギリシャ語の cirrhus(=巻きひげ)と gerum(=~を有する、~を生ずる)の合成語から。

アンティリナム・シリゲナムはオオバコ科キンギョソウ属の多年草である。本種は、原産地の項に記した地の沿海地の岩場等に自生が見られる野草である。草丈は、80~100㎝程度となる。我が国の花壇などで栽培されるキンギョソウの中の1種である。我が国の園芸界で流通しているキンギョソウには次の3種がある。①矮性種(20~30㎝)、②中高性種(50~60㎝)、③高性種(90~120㎝)本種は、その中の③の高性種と言うことになる。あまり土質を選ばず、花色も多彩なことから、春の花壇には最適な園芸植物として普及している。 葉は全縁で先端は幾分尖った披針形で、茎に互生する。3~5月頃、茎頂に穂状花序をつけ、花弁がフリル状となった 4㎝程度の花を下方から上方へと咲き上がる。本種は、その得異な花姿から、我が国では金魚に見立てているが、ラテン語では「鼻」に見立て、欧米では「龍」や「オオカミ」に見立てているのも面白い。本種は、我が国の園芸界では一年草扱いとなっているが、本来的には非耐寒性多年草であり、年数を経ると茎は木質化する。(GKZ植物事典より) 

 

 

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パロニキア・カピタタ Paronychia capitata

2022-09-17 10:06:36 | ポルトガルの野の花

ナデシコ科、Caryophyllaceae、パロニキア属、地中海沿岸地域原産、

学名:Paronychia capitata、

英名:Algerian Tea、葡名:Erva-prata、Paroniquia、Erva-dos-unheiros、

2008年6月、2018年5月15日、ポルトガル・アレンテージョ地方で、2014年4月22日、2015年4月28日、29日、2016年6月9日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

パロニキア・カピタタ Paronychia capitate。

 

花の直径は1mmもないほど。

 

石畳の石一つは6~7cm。石畳の僅かな目地をアメーバのように広がるパロニキア Paronychia capitata。殆ど地を這って茎を延ばし広がる。葉を隠してしまうほど密に花をつける。

 

オブラート状のガクに囲まれて微小な花が咲いている。目を凝らさないと見えない。海水浴場の砂浜にも小さな株が。

 

石畳の目地に埃のように咲くパロニキア Paronychia capitata でした。   

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みからである。属名は、ギリシャ語の para(=近い)と onyx(=爪)の合成語から。種小名は「頭状の」の意。

パロキニア・カピタータはナデシコ科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地の沿海地で比較的日当たりが良く乾燥した岩場に自生の見られる野草である。本種は、矮性の植物で茎は地を這い、マット状に広がりを見せる。草丈は2~5㎝程度となる。葉は常緑で、幾分肉厚な楕円状で、縁部は全縁、先端部は尖り、基部では鱗片状で茎に対生する。4~6月頃、葉腋から頭状花序を出し、掲載した写真に見られるように透明なフィルム質の萼片に囲まれて径1㎜程度の5弁花をつける。 (GKZ植物事典より) 

 

 

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コレマ・アルブム Corema album

2022-09-16 10:05:58 | ポルトガルの野の花

ガンコウラン科、Empetraceae、又はツツジ科、Ericaceae、ガンコウラン属、南西ヨーロッパ地中海沿岸地域原産、針葉常緑潅木、

学名:Corema album、(=Empetrum album)、

和名:コレマ・アルブム、

英名:Portugues Crowberry、仏名:Camarine a fruits blancs、葡名:Camarinha、Camarinheira、Berries、Corema、

2008年7月、2014年10月10日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ガンコウラン科(Empetraceae)は双子葉植物の科。北半球の寒帯と高山、および南米 のアンデス山脈・フォークランド諸島に分布する常緑小低木からなる。3属、10から20種 に分類される。日本ではガンコウランただ1種が本州の高山と北海道に自生する。(Wikipediaより)

 

コレマ・アルブム Corema album の実。まるで真珠玉が散らばっているよう。

 

潅木の高さは50cmほど。

 

 

 

海辺に近い砂地に自生するコレマ・アルブム Corema album でした。   

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)  和名は学名の音読みから。の語源不詳。属名は、ギリシャ古語の en(=中)と petros(=岩)の合成語で、「岩の上」の意。高山の岩上に自生することから。種小名は「白色の」の意。

エンペトルム・アルブムは、ツツジ科の常緑小低木である。概して大西洋岸沿いの高山帯裸地に自生が見られる。茎は斜上或いは直立し、樹高は1m程度までとなる。枝には、蜂蜜状の匂いがある。葉は長さ6~10㎜程度の針状(平板な円筒状)で、茎に渦巻き状に密着して互生する。3~4月頃、枝先或いは茎頂に赤色~橙赤色で無花弁の小花を開く。果実は、7~10月頃白熟する。果実は、径6~8㎜程度の球形液果で、多汁、甘酸っぱい味がする。雌雄異株。(GKZ植物事典より)

 

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