The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ラグルス・オヴァトゥス Lagurus ovatus

2021-02-28 09:53:37 | ポルトガルの野の花

イネ科、Poaceae、ウサギノオ属、地中海沿岸地域原産、1年草、

学名:Lagurus ovatus、 

和名:ウサギノオ(兎の尾)、

英名:Hare's-tailHare's-tail GrassBunnytail

2014年4月21日、27日、2015年5月5日、2016年5月31日、2018年5月23日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ラグルス・オヴァトゥス Lagurus ovatus の花。

 

草丈は10-40cm

 

花期は4-5月。

 

 

 

ラグルス・オヴァトゥス Lagurus ovatus でした。

©2021 MUZVIT

 

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ルメックス・オブツシフォリウス Rumex obtusifolius

2021-02-27 09:51:31 | ポルトガルの野の花

タデ科、Polygonaceae、スイバ(ルメックス)属、ヨーロッパ原産、

学名:Rumex obtusifolius

和名:エゾノギシギシ、

2018 5 15 日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2018 5 23 日、6 6日、2020年6月17日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ルメックス・オブツシフォリウス Rumex obtusifolius 。草丈は50センチから130センチほど。花期は6月から9月ごろまで。

 

昔から食用として利用されてきたスイバとは違い、本種はタンニンやシュウ酸を含むため、人間はもちろん家畜も好んで食べようとはしない。

 

 

 

 

 

ルメックス・オブツシフォリウス Rumex obtusifolius でした。

©2021 MUZVIT

 

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プランタゴ・ベラルディ Plantago bellardii

2021-02-26 15:46:23 | ポルトガルの野の花

オオバコ科、Plantaginaceae、オオバコ属、地中海沿岸地方原産、1年草、

学名:Plantago bellardii、

英名:Hairy Plantain

葡名:TanchagemTanchagem-do-belárdio、

2018 年 5 月 13 日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

プランタゴ・ベラルディ Plantago bellardii の花。花期は3月から5月。

 

 

 

高さ15センチほど。

 

 

 

プランタゴ・ベラルディ Plantago bellardii でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、ラテン語の planta(=足跡)に由来している。葉が大きいことからと言う。種小名はイタリア・トリノの植物学者 Carlos Antonio Lodovica Bellardi への献名。

プランターゴ・ベラルディーは、オオバコ科の一年草である。本種は、地中海沿岸地方の沿海地で、標高1000m以下の概して砂礫地に自生の見られる野草である。全草が軟細毛に覆われる。葉は、長さ1~7,5㎝、幅1~5㎜程度のほぼ線形で、立ち上がる。3~5月頃、長さ1~3,5㎝程度の花茎を立ち上げ、その先端部に穂状花序を出し、白色の小花を多数つける。花後には、長さ2~2,5㎜程度の蒴果をつけ、淡褐色の種子を内包する。(GKZ植物事典より)

 

 

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テエスダリア・ヌディカウリス Teesdalia nudicaulis

2021-02-25 10:06:55 | ポルトガルの野の花

アブラナ科、Brassicaceae、テエスダリア属、ヨーロッパ温帯地域原産、

学名:Teesdalia nudicaulis、

英名:Common Shepherd’s-cress、仏名:Téesdalie à tige nue、

2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

テエスダリア・ヌディカウリス Teesdalia nudicaulis の花。排水の良い砂質の土壌を好む。

 

 

 

 

 

 

 

テエスダリア・ヌディカウリス Teesdalia nudicaulis でした。

©2021 MUZVIT

 

 

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ヴェロニカ・オフィキナリス Veronica officinalis

2021-02-24 10:11:28 | ポルトガルの野の花

ゴマノハグサ科、Plantaginaceae、クワガタソウ属、多年草、

学名:Veronica officinalis、

英名:Heath Speedwell、Common Gypsyweed、Common Speedwell、Paul's Betony、

葡名:Carvalhinha、Chá-da-europa、Rua-dos-leprosos、Verónica-da-alemanha、Verónica-das-boticas、Verónica-das-farmácias、Verónica-macho、

2016年6月17日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

ヴェロニカ・オフィキナリス  Veronica officinalis  の花。

 

5月から8月にかけて花が咲く。花は6~8ミリほど。標高 0~2000m に生育する。伝統的なオーストリア医学において、神経系、気道、心臓血管系および代謝の障害の治療のために内部的に(茶として)使用されてきた。

 

葉の長さは1.5〜5cm、幅は1〜3cmであり、葉は柔らかく毛状。

 

 

 

ヴェロニカ・オフィキナリス  Veronica officinalis  でした。

©MUZVIT 2021

 

 

(GKZ植物事典より)和名は薬用に用いられたことから。属名は聖女ベロニカの名に因んでいる。種小名は「薬用の」の意。

ヤクヨウヴェロニカはオオバコ科(←ゴマノハグサ科)の多年草である。本種は、ユーラシア大陸西部の温帯地域で、開けた草原地帯に自生する野草である。クワガタソウ属の中では、唯一薬草として用いられてきている野草でもあり、そのために庭園などのグランドカヴァーとして栽培も為されてきている。草丈は10~30㎝程度となる。茎は概して地を這い、節毎に根を出す為、マット状に広がりを見せ、やがて斜上する。茎は強靱で、周囲に細毛が密生する。葉は、長さ2,5~6㎝、幅1~3㎝程度の倒卵形~楕円状で、縁部には鋸歯を持ち、先端部は円頭、基部では短い葉柄に連なり茎に対生する。4~6月頃、葉腋から穂状花序を出し、径5~6㎜程度で淡青色から白色の小花をつける。花冠は4裂する。花後には径3~4㎜程度で倒卵形~倒心形の蒴果をつける。本種は、北米大陸では帰化状態にある。(GKZ植物事典より)

 

 

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ヒペリクム・リナリイフォリウム Hypericum linariifolium

2021-02-23 09:43:27 | ポルトガルの野の花

オトギリソウ科、Hypericaceae、オトギリソウ属、西ヨーロッパ原産、

学名:Hypericum linariifolium、

英名:Toadflax-leaved St John’s-wort、

2015年6月13日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で、2018年5月23日、28日、6月3日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ヒペリクム・リナリイフォリウム Hypericum linariifolium の花。

 

種小名の Linariifolium は細葉の意。

 

花期は5月から8月まで。ポルトガルでは 1000m 級の山岳地域で群生している。

 

 

 

ヒペリクム・リナリイフォリウム Hypericum linariifolium でした。

©2021 MUZVIT

 

 

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スクロフラリア・スコロドニア Scrophularia scorodonia

2021-02-22 10:04:36 | ポルトガルの野の花

ゴマノハグサ科、Scrophulariaceae、ゴマノハグサ属、多年草、

学名:Scrophularia scorodonia、

葡名:Erva-do-mau-olhado、

2010 年 4 月 22 日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2018 年 6 月 20 日、ベイラ地方で撮影、

 

スクロフラリア・スコロドニア Scrophularia scorodonia の花。花期は6月~9月。

 

道路溝、陸地、河川、牧草地などで生育。

 

花の大きさは5ミリほど。果実の大きさも5~8ミリほど。葉の縁がギザギザの鋸歯状。

 

 

 

スクロフラリア・スコロドニア Scrophularia scorodonia でした。

©2021 MUZVIT

 

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ゲニスタ・アンキストロカルパ Genista ancistrocarpa

2021-02-21 10:02:50 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、ゲニスタ属、イベリア半島及びモロッコ原産、

学名:Genista ancistrocarpa、 

英名:Petty Whin、Needle Furze、Needle Whin、

2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

ゲニスタ・アンキストロカルパ Genista ancistrocarpa の花。花の大きさは約8ミリほど。

 

長さ1~2センチのひじょうに細かい真っ直ぐな棘がある。

 

 

 

 

 

ゲニスタ・アンキストロカルパ Genista ancistrocarpa でした。

©2021 MUZVIT

 

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サキシフラガ・スパテゥラリス Saxifraga spathularis

2021-02-20 10:21:28 | ポルトガルの野の花

ユキノシタ科、Saxifragaceae、ユキノシタ属、スペイン、ポルトガル、アイルランド原産、多年草、

学名:Saxifraga spathularis、

英名:St Patrick’s-cabbage、葡名:Saxífraga-de-folhas-em-coher、

2015年6月13日、2016年6月15日、2017年5月23日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

サキシフラガ・スパテゥラリス Saxifraga spathularis の花。

 

花の大きさは1cmほど。長く直立した茎に5個以上の小花をたくさん付ける。

 

草丈は15cmほど。

 

英名で聖パトリックのキャベツと言われているが、なるほどキャベツの葉のようだ。岩陰の湿った場所に生育する。

 

サキシフラガ・スパテゥラリス Saxifraga spathularis でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は,学名の音読みから。属名の saxifraga とはラテン語の saxum(=岩)と frangera(=割る)の合成語で、「石を割る」の意となる。クモマグサが胆石などの結石を除去する薬用効果があると考えられたことによる。種小名は「篦型の」の意。

サキシフラガ・スパテウラリスは、ユキノシタ科の多年草である。本種は、原産地の項に記した非常に限られた範囲に隔離分布する。原産地では、標高20~2000m程度の山間部で、渓流沿いの岩場に自生する野草である。草丈は15~40㎝程度となる。葉は、長さ20~120㎜、幅8~25㎜程度の匙形で、縁部には粗い鋸歯があり、先端部は円頭、基部では長い葉柄に連なり、ロゼットを構成する。4~7月頃、長い花茎を立ち上げ、その上部に円錐花序を出し、径1㎝程度で白色の5弁花をつける。花弁中央部には紅紫色の斑点模様が入る。花後には2分室を持った卵形の蒴果をつける。(GKZ植物事典より) 

 

 

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アキレア・ミレフォリウム Achilea milefolium

2021-02-19 10:13:15 | ポルトガルの野の花

キク科、Asteraceae、ノコギリソウ属、ヨーロッパ原産、多年草、

学名:Achilea milefolium、

和名:セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)、

英名:Yallow、Common Yallow、Achillea Milfoil、Soldier's Woundwort、Boreal Yarrow、California Yarrow、Giant Yarrow、Coast Yarrow、Western Yarrow、Pcificyarrow、

葡名:Milefólio、Milenrama、Erva-dos-carpinteiros、Feiteirinha、Mil-folhas、

2016年6月13日、7月17日、2017年5月23日、7月12日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

イギリスをはじめ、ヨーロッパ各地の空地、道端などに自生しているのが見かけられる。ヤローという英名は、アングロ・サクソン名 "gearwe"、オランダ語 "yerw" の訛りである。

 

葉は細かい羽状複葉で、ノコギリのように見える。そのためミルフォイル(millfoil)、サウザンド・ウィード(Thousand weed「たくさんのギザギザのある葉を持つ草」)の名前でも呼ばれることがある。その生命力の強さは、堆肥用の生ゴミに一枚の葉を入れるだけで急速にゴミを分解していく。また、根から出る分泌液は、そばに生えている植物の病気を治し害虫から守る力があり、コンパニオンプランツのひとつといわれている。

 

イギリスではサクソン人が、5世紀頃から薬草として栽培していた。家で育てたものを乾燥させ、家族のために火傷や切り傷に効く軟膏を作っていた。花期は7-9月頃で、灰色がかった白色、または薄ピンクの小さな花が固まって咲く。草丈は60センチ程度に育つ。株分けで容易に栽培でき、土質も選ばず根が広がるため、庭に生えると増えすぎて困るほどである。紅色や深紅色の園芸品種があり、「アカバナセイヨウノコギリソウ」の名で流通している。また、同じ仲間で草丈1メートルに育ち、黄色の花をつけるイエローヤロウ(キバナノコギリソウ)、草丈20センチで黄色の花をつけるウーリーヤロウ(ヒメノコギリソウ)がある。

 

若葉は軽やかな風味があり、大きくなると辛みが増し胡椒の風味が出る。刻んでサラダに加えられる。また、ほうれん草のように茹でて食べることもある。 スウェーデンでは、ビールの醸造にフィールド・ホップと呼ばれて用いられていた。(Wikipedia)より

 

花、葉は強壮効果、食欲増進、発汗、解熱作用があるとされハーブティーとして利用されることがある。ハーブ名はヤロウ (Yarrow)。

薬効に富むハーブティーとして飲まれる一方、冷やして傷口の消毒にも用いられる。また、殺菌力があり、傷を治すハーブとして、葉をそのまま傷口にあてがったり、粉末にして軟膏にしたものを用いる。また、生の葉を噛むと歯痛を鎮めるといわれている。リウマチの治療にも使われている。

アキレア・ミレフォリウム Achilea milefolium でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は西洋から渡来したノコギリソウの意から。ノコギリソウとは、葉の縁に細かい切れ込みがあることから。属名に見られるアキレアとは、ギリシャの医師アキレウスが最初に薬用植物として用いたと言う伝説による。種小名は「多数の葉の」の意。

セイヨウノコギリソウはキク科の多年草である。草丈は1m前後程度に。地下茎でよく繁殖をし、群生状況となる。葉は羽状に深裂する。根生葉は3回羽状となり、茎葉は2回羽状となる。6~9月頃、茎頂に複散形花序をつけ、径3~5㎜程度で灰白色~淡桃色の頭花をつける。本種は、北米、オーストラリア・ニュージーランドでは帰化状態にある。我が国には明治20年(1887に渡来し、今日、本州の一部並びに北海道では帰化状態にある。(GKZ植物事典より) 

 

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ムルベキエラ・ボリイ Murbeckiella boryi

2021-02-18 10:58:30 | ポルトガルの野の花

アブラナ科、Brassicaceae、シロイヌナズナ属、イベリア半島~北アフリカ原産、固有種、

学名:Murbeckiella boryi、

2009年6月、2016年6月16日、2017年5月23日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

ムルベキエラ・ボリイ Murbeckiella boryi の花。標高850メートルから1900メートル付近に自生。

 

登山道やスキー場建設で固体数は減少している。

 

 

 

スペイン、ポルトガルのレッドリストには含まれていないが絶滅が懸念される。

 

ムルベキエラ・ボリイ Murbeckiella boryi でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、スウェーデン人植物学者 Svante Samuel Murbeck への献名。種小名は、フランス人自然主義者 Jean-Baptiste Geneviève Marcellin Bory de saint-Vincent への献名。

ムルベッキエラ・ボリイは、アブラナ科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地の標高1300~3000m級高地で珪質岩地帯で、概してあまり日当たりの良くない岩場の割れ目等に自生する野草である。草丈は25~40㎝程度となる。茎は白色の星状毛に覆われ、粘液質である。葉は、長さ4,5㎝程度までの楕円状で、縁部は途中で多深裂し、先端部は匙形となる。4~8月頃、茎頂に、径6~1,4㎝程度で白色の3~8弁の花を散房状につける。花後には、長さ1~2,5㎝程度の蒴果をつける。  (GKZ植物事典より)

 

 

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ヴィオラ・キタイベリアナ Viola kitaibeliana

2021-02-17 10:44:48 | ポルトガルの野の花

スミレ科、Violaceae、スミレ属、1年草、

学名:Viola kitaibeliana、

英名:Dwarf Pansy、葡名:Amor-perfeito、Erva-da-trindade、

2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

ヴィオラ・キタイベリアナ Viola kitaibeliana の花。

 

アフリカ、アジア、ヨーロッパの原産。

 

花の大きさは5ミリほど。草丈は12センチほど。

 

 

花期は3月から6月。

 

ヴィオラ・キタイベリアナ Viola kitaibeliana でした。

©2021 MUZVIT

 

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ヒアキントイデス・ヒスパニカ Hyacinthoidesu hispanica

2021-02-16 10:27:48 | ポルトガルの野の花

キジカクシ科、Asparagaceae、、ヒアキントイデス属、イベリア半島原産、多年草、

学名:Hyacinthoidesu hispanica、

和名:スパニッシュブルーベル、ツリガネズイセン(釣鐘水仙)、

英名:Spanish Bluebell、葡名:Scille d’Espagne、

2014年3月28日、2016年2月25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2017年5月23日、2018年6月20日、2020年3月24日、ベイラ地方で撮影、

 

ヒアキントイデス・ヒスパニカ Hyacinthoidesu hispanica の花。以前は Scilla campanulata の学名。

 

 

 

鱗茎が有毒。

 

茎頂に総状花序をだし、3cmほどの筒状釣鐘型の花をつける。花色は青。葉は20cmほどの長さで剣型。

 

和名は花が釣鐘型で、葉が水仙の形に似ているから。ヒアキントイデス・ヒスパニカ Hyacinthoidesu hispanica の花でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、花形並びに葉姿から。属名は、「ヒアシンス属に似た」の意。種小名は「スペインの」の意。

ツリガネズイセンは、キジカクシ科(←ユリ科)の多年草である。シラー(スキラ)・カンパヌラータは、かつてはツリガネズイセンの名で親しまれてきたが、 今日では園芸界での流通名シラー・カンパニュラータの名が一般化しているユリ科の多年草である。4~5月にかけて50㎝程度の花茎を出し先端に釣り鐘形の花を見せる。花色はブルー~ピンク、白色まで多彩。(GKZ植物事典より)

 

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フリチラリア・ネルボサ Fritillaria nervosa 

2021-02-15 10:37:31 | ポルトガルの野の花

ユリ科、Liliaceae、バイモ属、地中海沿岸地域原産、多年草、

学名:Fritillaria nervosa、

英名:Pyrenean Snake’s Head、

2016年6月15日、2017年5月23日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

ポルトガルの 1900m 級の山岳地帯に自生。フリチラリア・ネルボサ Fritillaria nervosa の花。花の直径は3cmほど。花は鐘状で茎先に1-数個つき、下向きに咲く。

 

草丈は 30cm ほど。葉は互生し、まれに上方の葉の先が巻きひげ状になる。花被片は6個あり、長楕円形から卵形で、内面の基部に腺体がある。果実は蒴果で、胞背裂開し、種子には狭い翼がつく。

 

雄蕊は6個あり、花被片より短い。子房は上位で3室あり、各室に多数の胚珠があり、花柱は3裂する。

 

属名の Fritillaria は、ラテン語で「サイコロを入れる筒」の意味。筒状形の花被の形をたとえたもの。

 

 垂直にそそり立つ背の高い岩のてっぺんに群れて咲いていた。決して近寄ることのできない場所だが、小さなデジカメははっきりと写し出してくれた。フリチラリア・ネルボサ Fritillaria nervosa でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は旧学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の fritillis(=賽子を入れる筒)の意で、筒状の花形から。種小名・亜種名は「ピレネー山脈の」の意。

フリチラリア・ネルヴォサは、ユリ科の球根植物である。本種はピレネー山脈の高地に見られる野草である。草丈は30㎝程度となる。葉は線状で、縁部は全縁、先端部は鋭頭、基部では茎を抱き互生する。5~6月頃、茎頂に径3㎝程度で鐘形の花を下向きにつける。花被片は6個。花被片外側は光沢のある濃紫褐黒色。花被片内側では先端部に黄色い模様が入る。本種は開花時にバニラに似た芳香を放つ。本種は、地下に径2㎝程度の球根を持つが、強いアルカロイドを持つために有毒である。(GKZ植物事典より)

 

 

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リナリア・エレガンス Linaria elegans

2021-02-14 09:58:24 | ポルトガルの野の花

ゴマノハグサ科、Scrophulariaceae、ウンラン(リナリア)属、イベリア半島、スペイン、ポルトガル固有種、多年草、

学名:Linaria elegans、

2009年6月21日、2016年6月15日、7月16日、2017年5月23日、7月12日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

リナリア・エレガンス Linaria elegans の花。砂利の上に群生していて、一瞬、初見のランかと思ったほど。

 

無数の花の群落。

 

標高1700m付近で確認。

 

 

 

リナリア・エレガンス Linaria elegans でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は学名の音読みから。属名はギリシャ語の rinon(=アマ)に由来している。この属のある種の葉が亜麻に似ていることから。種小名は「優美な」の意。

リナリア・エレガンスはオオバコ科(←ゴマノハグサ科)の多年草である。本種はイベリア半島の固有種で、標高700~1900m程度の高地の酸性土壌で日当たりが良く乾燥した岩礫質な草地に自生するという。草丈は20~70㎝程度となる。茎は赤味を帯びており、周囲は軟細毛で覆われる。葉は長さ7~35㎝、幅0,5㎝程度の線形から披針形で茎に互生する。茎の上部にはほとんど葉が見られない。6~9月頃、茎上部に総状花序を出し、径17~25㎜程度で長い距を持った唇形花を10個程度つける。花は、濃桃紫色で、花冠は2裂し、上弁は更に2裂し、下弁は3浅裂する。距は後方に長く下垂する。側弁の喉部には黄色の模様が入る。花後には径3~4㎜程度の蒴果をつける。(GKZ植物事典より)

 

 

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