The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

レウコジュム・アウツムナレ Leucojum autumnale

2017-09-30 10:02:08 | ポルトガルの野の花

ヒガンバナ科、Amaryllidaceae、レウコジュム(スノーフレーク)属、地中海沿岸地域原産の多年生球根植物、

ポルトガル、スペイン、北アフリカに分布、

学名:Leucojum autumnale、和名:アキザキスノーフレーク(秋咲きスノーフレーク)、 

英名:Autumn Snowflake、 葡名:Campainhas- de- Outono、

2014年9月25日、2016年9月25日、ポルトガル、バイラーダ地方で、10月10日、17日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

レウコジュム・アウツムナレLeucojum autumnaleの花。

 

スペイン、ポルトガル、ジブラルタル海峡を隔てて対岸のモロッコなどの砂地に自生。

 

5〜20cmの松葉のように細い葉だが、花の時期は葉の姿はまだない。

 

草丈10cm〜25cmの花茎を立て、2〜4個の花をつける。

 

種小名アウツムナレは、「秋咲き」という意味。

 

属名はギリシャ語で「白いスミレ」の意味で開花時にスミレの一種に似た芳香を放つことから。

 

9月末にキノコ探索で山に入ったが、キノコはあまりなくて、この可憐な秋咲きスノーフレークと小さな紫色のルツボがいっしょに群生している場所に出会った。

 

ポルトガルでは春によく似たアキス・トリコフィラが咲く。

 

秋咲きのスノーフレークは子房や茎が紫褐色で、春咲きのアキス・トリコフィラは緑色である。レウコジュム・アウツムナレLeucojum autumnaleでした。

©2017 MUZVIT

                        

 

GKZ植物事典より 和名は、英名からの直訳かと推測される。属名はシチリア島の川の名に因んでいる。ギリシャ神話でファウヌス(Faunus)の息子アーキス(Acis)は海の女神ガラテア(Galatea)に愛されたが、それを嫉妬した単眼巨人のポリュペーモス(Polyphemus)に岩を投げつけられその下敷きになり川になってしまったという神話からで、その川がアキス川である。種小名は「秋の、秋咲きの」の意。

アキザキスノーフレークはヒガンバナ科の球根植物である。我が国の園芸界で一般的にスノーフレーク(和名:スズランスイセン)と呼んでいるのはLeucojum aestivum種であり、aestivumとはギリシャ語で「夏の」の意であり、我が国では4月上旬頃に開花する。一方の本種の場合には学名にautmunaleの語が見られるが「秋の、秋咲きの」の意であり、我が国では9月頃に開花することになる。花は15㎝前後程度の花茎に径1㎝程度の白色の筒状花を下向きに開く。上述のスノフレークの場合、花被片の先端に緑色のスポットが見られるが,本種にはそれがない。また、前者の場合、筒状の花被片は全て白色であるが、本種の場合、写真に見られるように基部が淡桃色となる。開花後に長さ20㎝程度の細い紐状の葉を出し、翌春まで残る。 アキザキスノーフレーク GKZ植物事典より 

 

 

ポルトガルの野の花もくじへ

 

レウコユム・アウツムナレ Leucojum autumnale(1)へ

コメント

シンブラ・カピタタ Thymbra capitata

2017-09-29 09:12:25 | ポルトガルの野の花

シソ科、Lamiaceae、シンブラ属、地中海沿岸地域原産、

学名:Thymbra capitata、

英名:Spanish Oregano、Mediterranean Thyme、Conehead Thyme、Persian Hyssop、

葡名:Tomilho-de-creta 、

2014年7月27日、2015年7月20日、2017年6月11日、25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

シンブラ・カピタタThymbra capitata の花。

 

原産地は地中海沿岸地方。

 

乾燥した岩場や荒地に生える。

 

草丈は20~50センチくらい。

 

葉は小さな披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。

 

開花時期は6~9月。

 

茎先に紅紫色の小さな花が円錐状に集まってつく。

 

花冠は唇形。

 

種小名の capitatus は「頭状の」という意味。シンブラ・カピタタThymbra capitataでした。 

©2017 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は、学名の音読みから。属名はギリシャ語のthio=煙を放つ、香りを放つ、生命力)を語源としている種小名は「頭花のある」の意。

シンブラ・カピタータは、シソ科の多年草(亜低木)である。本種は地中海沿岸地方の日当たりが良い岩礫質な土壌地帯に自生する。樹高は、20~50㎝程度となる。葉は長さ12㎜程度の披針形で茎に対生する。葉の表面には油点が散在する。6~9月頃、茎頂に円錐花序を出し、径10㎜尾程度でピンクの唇花を多数つける。唇弁には濃色の点紋が入る。

シンブラ・カピタータ GKZ植物事典より 

 

 

ポルトガルの野の花もくじ

 

シンブラ・カピタタ Thymbra capitata(1)へ

 

 

コメント

ラファヌス・ラファニストゥルム Raphanus raphanistrum

2017-09-28 09:30:18 | ポルトガルの野の花

アブラナ科、ダイコン属、ユーラシア原産の1年草又は2年草、

学名:Raphanus raphanistrum、和名:セイヨウノダイコン(西洋野大根)、

英名:Wild Radish、Jointed Charlock、葡名:Saramago、Cabrestos、Nabo bravo、Rabanete de cavalo、

2014年10月20日、11月16日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ラファヌス・ラファニストゥルムRaphanus raphanistrum の花。

 

ユーラシア産の雑草で、黄色、藤色あるいは白の花と莢に似た果実を持つ。

 

葉は暗緑色で羽 状に切れ込む。

 

枝分かれした総状花序に黄色の花が咲く。

 

花弁が黄色~乳白色(脈が暗褐色~紫色)。

 

根生葉は羽状複葉(全裂、深裂ではない)。

 

茎は高さ30~120cm。

 

根生葉は大根に似て羽状に分裂。花は径1.5~2cm、十字形花で淡黄色が多いが、 白色や淡紫色もある。

 

属名の Raphanus はギリシャ語の「raphanos(早く割れる)」からきて いる。発芽の早いことから名づけられた。

 

ラファヌス・ラファニストゥルムRaphanus raphanistrumでした。 

©2017  MUZVIT

 

 

GKZ植物事典より 和名は外来種の野生ダイコンの意から。属名はrapahnos(=早く割れる)に由来し、発芽が早いことから。種小名も属名と同じ語源による

セイヨウノダイコンはアブラナ科の1・2年草である。草丈は20~70㎝程度となる。全草有毛。葉は互生する。根生葉並びに茎下部の葉は、羽状に深裂し、頂片は円形~楕円形で特に大きくなる。茎上方の葉は広披針形で、粗い波状の鋸歯を持つ。5~9月頃、茎頂に総状花序を出し、径1.5~2㎝程度で白色の十字花をつける。花弁には青紫色の脈状紋が走る。原産地では、白花以外にも淡黄色・淡紅色・淡紫色等も存在する。果実(長角果)は長さ4~6㎝、幅2.5~5㎜程度で3~8個の種子(赤褐色~褐色)を内包する。果実は種子の間で深くくびれ、先端は細まり、長い嘴状となる。果実は、熟しても裂開せず、くびれ目より横に切れる。本種は、食用ダイコンとして栽培される種(Raphanus sativus)の祖先と看做されている。本種は世界各地に帰化状態と化している。 

ラファニス・ラファニストルム GKZ植物事典より 

 

ポルトガルの野の花もくじ


ラファヌス・ラファニストゥルム Raphanus raphanistrum(1)へ

 

コメント

カエノリヌム・オリガニフォリウム Chaenorhinum origanifolium

2017-09-27 09:10:34 | ポルトガルの野の花

 

オオバコ(Plantaginaceae)科、またはゴマノハグサ(Scrophulariaceae)科、カエノリヌム(ヒナウンラン)属)、地中海沿岸地域原産、多年草

学名:Chaenorhinum origanifolium、英名:Dwarf Snapdragon、Malling Toadflax、仏名:Linaire à feuilles d'Origan、

2014年5月11日、2016年6月1日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

原産地はヨーロッパの南西部で、石灰岩地帯に自生。

 

草丈は10センチから20センチほど。

 

茎、葉ともに毛深く、葉は小さい卵形で、互生(互い違いに生える)。

 

枝先の葉腋から花柄を伸ばし、青色で2㎝程度の筒状花を付ける。開花時期は5月から10月くらい。花冠は5裂し、唇型となる。

 

殆ど水分のない、城壁の上で小さなたくさんの花を綺麗に咲かせていた。

 

石灰岩質の山の木陰に自生していた。

 

茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの淡い紫色をした唇形の花を次々とつける。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

 

属名の Chaenomeles はギリシャ語の「chaino(開いた)+rhinum(鼻)」からきている。種小名の origanifolium は「ハナハッカ属(Origanum)のような葉の」という意味である。(花図鑑より)

 

 

 

カエノリヌム・オリガニフォリウムChaenorhinum origanifoliumでした。

©2017 MUZVIT

 

 

GKZ植物事典より 和名は学名の音読みから。属名はギリシャ語のchaino(=開く)とrhis(=鼻)の合成語から。種小名は「ハナハッカ属(Origanum)のような葉を持った」の意。

カエノリナム・オリガニフォリウムはオオバコ科の多年草である。原産地の項に記した地の標高500~2500m級高地で、石灰岩質土壌地帯に自生の見られる野草である。茎は概して地を這い、分枝した枝が斜上し、草丈は30㎝程度となる。茎・葉ともに毛深い。葉は長さ2㎝程度の楕円形で枝に対生する。6~8月頃、枝先の葉腋から花柄を伸ばし、青色・淡桃紫色で2㎝程度の筒状花を付ける。花冠は5裂し、唇型となる。本種の花の特徴として学名(属名)に示されるように花冠中央部が大きく開く点にある。下唇の喉部には黄色い模様が入る。 カエノリナム・オリガニフォリウム GKZ植物事典より 

 

ポルトガルの野の花もくじ

 

コメント

スピランテス・スピラリス Spiranthes spiralis

2017-09-26 09:20:01 | ポルトガルの野の花

ラン科、Orchidaceae、ネジバナ(モジズリ)属、ヨーロッパ・地中海~ヒマラヤ西部産、

学名:Spiranthes spiralis、和名:スピランテス・スピラリス、アキザキネジバナ(秋咲螺旋花)、

英名:Autumn Ladies’-Tresses、Spiraled Spiranthe、葡名:Oequidea de Outono、

2014年9月7日、2017年9月24日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

スピランテス・スピラリスSpiranthes spiralis の花。表示名は学名の音読み。

 

直立した穂状花序に、白色で香り高い小花がねじれながら咲き上がる。

 

塊根をもつ多年草。

 

葉は卵形~楕円形でロゼットを形成する。

 

花期は8~9月。

 

日本のネジバナの花期は春。ピンク色で白花はあまり見かけないが、ポルトガルのネジバナは白色で、ピンク色は見かけない。

 

日本のネジバナはいたるところで普通に見かけるが、ポルトガルでは秋に咲き、この場所で十数本確認しただけ。

 

大西洋を望む乾燥した荒地にひっそりと孤独に咲く。

 

スピランテス・スピラリスSpiranthes spiralis でした。

©2017 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は、学名の音読みから。属名は、ギリシャ語のspeira(=らせん)とanthos(=花)の合成語で、花穂の形状から。種小名は「螺旋状の」の意。

スピランテス・スピラリスはラン科の多年草である。我が国で芝生の中に見られる野性ランのモジズリの仲間である。本種は、原産地の項に記した地で、日当たりが良いが、幾分湿り気を保つような牧草地や草原地帯、場合によっては沼地にも自生の見られる野性ランである。地下に塊根を持ち、卵形~楕円形の葉を根出し、ロゼットを構成する。葉は濃緑色で、表面には幾分光沢がある。8~9月頃、10~30㎝程度の花茎を立ち上げる。花の周囲には腺毛が取り囲む。花茎の上部に長さ0.5㎜程度で白色の花を茎に対して螺旋状につけ、下方から上方へと咲き上がる。唇弁の喉部には緑色の模様が入る。本種は、開花時に芳香を放つ。 スピランテス・スピラリス GKZ植物事典より 

 

                                                                                                                                                                                                                   

ポルトガルの野の花もくじ

 

スピランテス・スピラリス Spiranthes spiralis(1)へ

 

コメント

ルピナス・グレデンシス Lupinus gredensis

2017-09-25 09:07:19 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、ルピナス属、イベリア半島原産、多年草、

学名:Lupinus gredensis、西名:Alberjón、葡名:Tremoceiro-bravo、Tremoço-bravo、

2013年5月6日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影

 

珍しい3色のルピナス・グレデンシスLupinus gredensisの花。表示名は学名の音読み。

 

草丈は60~90cm。花房の長さは20cmほど。

 

巨石文化の遺跡を訪れて、その沿道に咲いていた。イベリア半島の固有種。

 

この場所には3~4株が咲いていた。その他ではベイラ地方で数株を1度見ただけ。

 

葉が傘を広げたような姿になる。

 

隣にりっぱな実ができている、ルピナス・グレデンシスLupinus gredensisでした。

 ©2017 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は、学名の音読みから。属名のlupinusはラテン語でオオカミを意味する。土地を選ばずに生育旺盛に繁殖することから、土地を荒らすと考えられて付けられた名前。種小名は地名に因んでいると推測される。(スペインのグレドス山脈 Sierra de Gredosの名に因んでいるかと推測される。)

ルピナス・グラデンシスはマメ科の多年草である。本種は、イベリア半島の石灰岩質な土壌に自生の見られる野草である。茎は直立し、草丈は70~80㎝と程度となり、上部で分枝をする。全草が白色の細毛に覆われる。葉は長い葉柄に付き、掌状の羽状複葉となる。小葉は4~9個に分かれた線状で放射状広がる。4~5月頃、茎頂に総状花序を出し、マメ科特有の蝶形花を多数つける。上部の花は黄色みを帯びたクリーム色で、下部の花は桃色~橙色~赤褐色となる。花後には長さ4㎝程度の莢果をつけ、約5㎜程度のレンズ型の種子を数個内包する。 ルピナス・グラデンシス GKZ植物事典より 

 

ポルトガルの野の花もくじへ

コメント

フランケニア・ラエヴィス Frankenia laevis

2017-09-24 09:30:25 | ポルトガルの野の花

フランケニア科、Frankeniaceae、フランケニア属、地中海沿岸地域原産の常緑多年草、

学名:Frankenia laevis、英名:Sea Heath、葡名:Tomillo sapero、

2014年5月16日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

フランケニア・ラエヴィス Frankenia laevis の花。

 

花弁の色、形は自生場所によって多少の変化がある様に思っていたが、調べてみると別種であることが判り、別サイトとした。別サイト: フランケニア・コリンボサ Frankenia corymbosa

 

花の直径5ミリ以下。デジカメで写して、初めて花の実体が見えた。

 

葉は潮風と太陽から身を守るため多肉質。草丈は30cmほど。

 

夏は灼熱の太陽、冬は強風吹きすさぶ断崖絶壁という過酷な場所に生きていて、断崖絶壁の台地で地を這うように枝を延ばしている。大きな株では直径1メートル程にも広がる。

 

科名と属名のフランケニアは、スウェーデン、ウプサラ大学の植物学、解剖学の教授だった J. Frankenius(1590 ~ 1661) にちなむ。フランケニア科には約 80 種が知られており、温帯から亜熱帯に分布。(日本新薬、植物図鑑DBより)

 

 

 

 

 

フランケニア・ラエヴィス Frankenia laevis でした。  

©2017 MUZVIT

 

 

GKZ植物事典より 和名は、学名の音読みから。属名はスウェーデンの植物学者Johan Frankenius(Franke)への献名。種小名は「平滑の」の意。

フランケニア・ラエヴィスは、フランケニア科の多年草(亜低木)である。本種は、原産地の項に記した地で沿海地の塩性湿地や砂丘等に自生の見られる耐塩性の野草である。草丈は10~30㎝程度となる。茎の基部は木質化する。茎は赤味を帯び、周囲は柔毛匂われる。葉は、長さ3~5㎜程度の線形で茎に対生する。葉も灰白色の柔毛に覆われている。葉は多肉質で、縁部は外側に反曲し円筒状となり、先端部は尖る。5~9月頃、葉腋に径5㎜程度で淡桃色~白色の5弁花をつける。花後には長さ2㎜程度の蒴果をつける。 フランケニア・ラエヴィス GKZ植物事典より 

 

 

ポルトガルの野の花もくじ

 

フランケニア・ラエヴィス Frankenia laevis(1)へ

 

コメント

サルビア・ミクロフィラ Salvia microphylla

2017-09-23 08:55:16 | ポルトガルの野の花

シソ科、Lamiaceae、サルビア(アキギリ)属、アメリカ、テキサス州~メキシコ原産の落葉低木、

学名:Salvia microphylla、和名:チェリー・セージ、

英名:Cherry Sage、Baby Sage、Graham’s Sage、Blackcurrant Sage、葡名:Rapazinhos、

2014年4月17日、2017年7月12日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2015年1月12日、コスタ・アズール地方で撮影

 

メキシコ北部のチワワ州が原産。

 

高さは1.5メートルほどになり、茎の基部は木質化。

 

葉は卵形で対生し、縁には鋸歯がある。

 

4月から11月ごろ、茎頂や葉腋から花序をだし、赤色の花を咲かせる。

 

茎先や葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、赤い唇形の花をつける。

 

葉は小さな卵形で、向かい合って生える(対生)。

 

花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。

 

英名でいうチェリー・セージはサルビア・ミクロフィラ(Salvia microphylla)を指す。

 

属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。

 

種小名の microphylla は「小さい葉の」という意味である。サルビア・ミクロフィラSalvia microphylla でした。 

©2017 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は学名の音読みから。属名は、salvo(=健康でいる)に由来し、この属には薬草として用いられる植物が多いため。種小名は「小葉の」の意。

サルビア・ミクロフィラは、シソ科の半常緑樹である。日本の園芸界ではサルビア・グレッギー種と共に、本種も「チェリー・セージ」名で流通している。樹高は1~1.5m程度。葉は卵形で、縁部には鋸歯を持ち、先端部は鈍頭で茎に対生する。4~10月頃、茎上部に穂状花序を出し、径1~1.5㎝程度で赤色の唇花をつける。本種の葉や茎には芳香がある。 日本への渡来時期不詳。 サルビア・ミクロフィラ GKZ植物事典より 

 

ポルトガルの野の花もくじ

 

サルビア・ミクロフィラ Salvia microphylla(1)へ

 

 

コメント

ペルシカリア・ロンギセタ Persicaria longiseta

2017-09-22 11:20:24 | ポルトガルの野の花

タデ科、Polygonaceae、イヌタデ属、東南アジア原産、一年草、

学名:Persicaria_longiseta、和名:イヌタデ(犬蓼)、ハナタデ(花蓼)、オニタデ(鬼蓼)、アカマンマ(赤飯)、アカクサ(赤草)

英名:Oriental lady's thumb, bristly lady's thumb, Asiatic smartweed, long-bristled smartweed, Asiatic waterpepper, bristled knotweed, bunchy knotweed, and tufted knotweed.

2014年9月25日、2016年9月25日、ポルトガル、バイラーダ地方で、2015年8月15日、コスタ・アズール地方で、2016年11月17日、アレンテージョ地方で撮影

 

日本では道端に普通に見られる雑草で、赤い小さな果実を赤飯に見立て、アカマンマとも呼ばれる。しかし、ポルトガルではあまり見かけない。

 

和名はヤナギタデに対し、葉に辛味がなくて役に立たないために「イヌタデ」と名付けられた。

 

茎の基部は横に這い、多く枝分かれして小さな集団を作る。

 

茎の先はやや立ち、高さは20-50cm。葉は楕円形。

 

秋に茎の先端から穂を出し、花を密につける。

 

花よりも、その後に見られる真っ赤な果実が目立つ。果実そのものは黒っぽい色であるが、その外側に赤い萼をかぶっているので、このように見える。

 

日本各地と朝鮮半島、中国に分布。道端や畑、荒れ地などに生え、高さは30~40センチ になる。花期は6月から10月ごろ。

 

種小名のlongisetaは細長いしっぽ状の意。

 

ペルシカリア・ロンギセタPersicaria longiseta でした。

©2017 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は、葉に辛みが無く食用に適さないタデの意。属名は、ラテン語のpersica(=モモ)を語源とし、「モモの葉に似ている」の意。種小名は「長い刺毛の」の意。

イヌタデは、タデ科の一年草である。田の畦や路傍によく見かける野草である。昔からアカマンマと呼ばれ親しまれてきた野草である。草丈は20~50㎝程度。葉は長さ3~8㎝程度の披針形で先端は尖る。葉の表面には黒斑模様が入る。6~10月頃茎の先端に1~5㎝程度の花穂を見せる。萼は紅色で5裂する。秋には見事に紅葉を見せる。 ペルシカリア・ロンギセタ GKZ植物事典より 

 

ポルトガルの野の花もくじ

 

ペルシカリア・ロンギセタ Persicaria longiseta(1)へ

 

コメント

リナム・トリギナム Linum trigynum

2017-09-21 09:38:51 | ポルトガルの野の花

アマ科、Linaceae、アマ(リヌム)属、地中海沿岸地域原産の一年草、

学名:Linum trigynum、和名:キバナアマ、

英名:French Flax、Yellow Flax、葡名:Linho-bravo、

2014年5月30日、8月3日、2015年7月4日、7月20日、2016年8月28日、10月27日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

リナム・トリギナムLinum trigynumの花。表示名は学名の音読み。

 

普通は淡いブルーの花だが、黄色い花は珍しい。この場所で初めて見つけた。

 

小さな黄色花を付けるアマの仲間。

 

 

 

常に風に揺られて、なかなか写真に納まらない。

 

草むらに埋もれるように咲く。普通はぽつりぽつりと咲いているので、これだけまとまって画面に収まるのは珍しい。

 

背丈10~50センチほど。

 

 

 

リナム・トリギナムLinum trigynumでした。 

©2017  MUZVIT

 

 

GKZ植物事典より 和名は、学名の音読みから。属名はlinon(=アマのラテン古名)から。種小名は「3雄蘂の」の意。

リナム・トリギナムは、アマ科の1草である。全草無毛で、茎は直立し、草丈は10~50㎝程度となる。葉は長さ1~2㎝程度の披針形で、縁部は全縁、先端は鋭く尖り、基部では葉柄状に狭まり、茎に互生する。5~7月頃に茎上部に総状花序を出し、径1㎝程度で鮮黄色の5弁花をつける。本種は、北米、オーストラリア・ニュージーランド等の国々では帰化状態にある。 リナム・トリギナム GKZ植物事典より 

 

ポルトガルの野の花もくじ

 

リヌム・トリギヌム Linum trigynum(1)へ

 

コメント

レセダ・ルテア Reseda lutea

2017-09-19 09:57:31 | ポルトガルの野の花

 

モクセイソウ科、Resedaceae、モクセイソウ属、ユーラシア、ヨーロッパ~北アフリカ原産、2年草、

学名:Reseda lutea、

和名:キバナモクセイソウ(黄花木犀草)、ホザキモクセイソウ(穂咲木犀草)、レセダ・ルテア、ウエルド、ニオイレセダ、(匂いレセダ)、ミニョネット、

米名:Yellow Mignonette、英名:Wild Mignonette、

葡名:Minhonete、伯名:Reseda-silvestre、

2016年6月9日、2017年5月21日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

レセダ・ルテアReseda lutea、表示名は学名の音読み。

 

花期:6-8月

 

草丈約30~70センチ。

 

花は小型の両性花で総状または穂状花序をなす。

 

萼と花弁は多くの種で各6枚、雄蕊の数は不定、雌蕊は3ないし6心皮が離生または合生(早く裂開する)し花柱はない。(Wikipediaより)

 

 

 

黄緑色の小さな花を多数付けた、長い穂状花序が特徴である。黄色い染料を取るために栽培されるdyer's-weedの一種。

 

レセダの語源は「苦痛を消し去る」という意味のラテン語で、古代には薬として使われていたそうだ。(北信州の道草図鑑より)

 

レセダ・ルテアReseda luteaの花でした。

©2017 MUZVIT

 

 

GKZ植物事典より 和名は、開花時にモクセイに似た芳香を放つことから。属名はラテン語で「静める、和らげる」の意。種小名は「黄色の」の意。

キバナモクセイソウはモクセイソウ科の1年草である。茎は直立し、草丈は20~60㎝程度となる。葉は、上半部が羽状に深裂し、側裂片は線状披針形で、1~2対がつく。6~8月頃、茎頂に総状花序を出し、径3~4㎜程度で淡黄色の花を多数つける。萼片6個、花弁6個雄蘂は15~20個雌蕊は1個となる。本種は、紀元1世紀頃からweldと呼ばれ、染料として用いられてきている。更に、民間薬としても用いられてきている。本種は、アメリカ大陸大陸・オーストラリアでは帰化状態にある。我が国でも帰化状態にある。 レセダ・ルテア GKZ植物事典より 

 

ポルトガルの野の花もくじ

 

 

コメント

レセダ・ルテオラ Reseda luteola

2017-09-19 09:08:22 | ポルトガルの野の花

モクセイソウ科、Resedaceae、レセダ(モクセイソウ)属、ユーラシア、ヨーロッパ~北アフリカ原産、2年草、

学名:Reseda luteola, 和名:キバナモクセイソウ、ホザキモクセイソウ(穂咲木犀草)、ホソバモクセイソウ(細葉木犀草)、

英名:Dyer's Rocket、Dyer's Weed、Weld、Woold、Yellow Weed、

葡名:Gonda、Gauda、Lírio-dos-tintureiros、

2014年3月28日、2015年1月24日、2月5日、2月11日、4月29日、2016年6月9日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

レセダ・ルテオラReseda luteolaの花。表示名は学名の音読み。

 

二年草。葉は線形~披針形。茎頂に長い穂状花序が直立し、黄緑色の小さな花が咲く。

 

黄色の染料の原料として栽培されるヨーロッパ のモクセイソウ

 

葉は互生し、単葉か羽状複葉。頂生の総状花序に両性の花をつける。

 

 

 

 

 

レセダ・ルテオラReseda luteolaでした。 

©2017 MUZVIT

 

ポルトガルの野の花もくじ

コメント

サポナリア・オフィキナリス Saponaria officinalis

2017-09-18 09:27:55 | ポルトガルの野の花

 

ナデシコ科、Caryophyllaceae、サボンソウ属、ヨーロッパから中央アジア原産の多年草、

学名:Saponaria officinalis、和名:サボンソウ、セッケンソウ(石鹸草)、

英名:Soapwort、Bouncing-bet、Crow Soap、Bouncing Bess、葡名:Erva-saboeira、

2014年12月2日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2015年6月13日、2016年7月17日、2017年7月12日、ベイラ地方で撮影、

 

草原や道端、河岸などに生え、幅の広い葉を対生、草丈は1メートルほどになる。

 

花は大型で淡 紅色,5枚の花弁が平開する。 花径は20mm程度。

 

やさしいピンク色の花は開花後除じょに色が抜けて白っぽくなる。耐寒性が強い。

 

葉や茎、根には石けんの成分であるサポニンが含まれるため、30分以上煮だすと石鹸液ができる。ただし根は有毒。

 

種小名のオフィキナリスOfficinalisは(薬用の)という意味。

 

和名の(サボン)はポルトガル語の石鹸。英名の(ワート)は雑草のことである。

 

地下に白く太い根茎が横たわる。乾燥した根は薬用ともされ、去痰や慢性皮膚疾患に用いられる。また、根を乾燥させたものをサポナリア根といい、梅毒・皮膚病の薬とした。

 

葉を摘んで濡らしながら揉むと石鹸と同じように泡だってくる。実際にヨーロッパでは この葉を洗濯に用いていたそう。

 

サポナリア・オフィキナリス Saponaria officinalis でした。 

©2017  MUZVIT 

 

GKZ植物事典より 和名は、葉や根を水に浸し揉むと泡が出るので。古くヨーロッパでは、実際に石鹸代わりに洗濯時に使用してきたという。属名はラテン語のsapo(=石鹸)から来た名で、粘液質の汁が水に溶けると泡が出ることから。種小名は「薬用の」の意。

サボンソウは、ナデシコ科の多年草である。根茎にサポニンが含まれ皮膚病などの治療に用いられてきた。草丈は30~100㎝程度。根茎が横に這って繁殖するので株としてのまとまりが出来ない。観賞用としてはロックガーデン向きである。葉は対生し、光沢がある。6~7月頃白色または淡紅色の花を見せる。花径は2~3㎝程度である。開花時には色濃いピンクであるが開花の進行に応じて白色へと変化する。我が国へは明治初年頃渡来している。 サポナリア・オフィキナリス GKZ植物事典より 

 

ポルトガルの野の花もくじ

 

サポナリア・オフィキナリス Saponaria officinalis(1)へ

 

コメント

ロトゥス・コルニクラトゥス Lotus corniculatus

2017-09-17 09:28:44 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、ミヤコグサ(ロトゥス)属、温帯ユーラシアおよび北アフリカ原産、多年草、、

学名:Lotus corniculatus、英名:Bird’s-foot Trefoil、Bird’s-foot Deervetch、

2016年6月16日、7月17日、2017年5月23日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

ロトゥス・コルニクラトゥスLotus corniculatusの花。表示名は学名の音読み。

 

日本で見られるミヤコグサ(都草、学名:Lotus japonicus)に近縁種。

 

英名の「鳥の足」とは、茎の上に種子鞘が現れることを指す。

 

草丈は5~20センチほど。周辺植物によっては50センチに達することもある。

 

砂質土壌を好む。

 

6月~9月頃に開花。

 

後ろに咲いている白い花は エリカ・アルボレア Erica arborea

 

 

 

ロトゥス・コルニクラトゥスLotus corniculatusでした。

©2017 MUZVIT

 

 

ポルトガルの野の花もくじへ

コメント

コリジオラ・リトラリス Corrigiola litoralis

2017-09-16 10:08:18 | ポルトガルの野の花

ナデシコ科、Caryphyllaceae、コリジオラ属、

学名:Corrigiola litoralis、英名:Strapwort、、葡名:Erva-pombinha、

2014年11月12日、16日、2016年11月17日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2015年1月24日、10月29日、2016年2月17日、コスタ・アズール地方で、2009年6月21日、2016年9月25日、ベイラ地方で、2015年12月23日、アルガルベ地方で撮影

 

コリジオラ・リトラリスCorrigiola litoralisの花。表示名は学名の音読み。

 

花の直径は2mmほどと極小。

 

肉眼ではなかなか確認できない。

 

デジカメで撮って初めて5弁花だと確認できたほど。

 

顎弁も5枚、雄蕊は5本。

 

花弁は淡い緑から白で、額片は赤く染まる。

 

草丈は10cmほど。匍匐して横に30~40cmほど広がる。

 

ポルトガルでは花の少ない11月、キノコ観察で森に入り、その開けた草地で発見。

 

学名のCorrigiolaは(紐)、litoralisは(沿岸)の意。コリジオラ・リトラリスCorrigiola litoralisでした。  

©2017 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は学名の音読みから。属名は、ギリシャ語で「紐状の」の意。種小名は「海浜性の」の意。

コリジオラ・リトラリスはナデシコ科の1年草である。本種は、学名に示されているように自生の見られる野草である。草丈は10㎝程度であるが、茎は赤味を帯びており、地を横走しマット状に広まりを見せる。葉は、楕円状で、縁部は全縁、先端部は円頭、基部では幾分葉柄状に狭まり茎に対生する。6~10月頃、茎頂並びに枝先に散形花序を出し、径2㎜程度で5弁の白花を多数付ける。萼片は桃赤色であるので、蕾時には赤く見える。萼片は5個、雄蕊も5個、雌蕊は1個。花後には長さ1~2㎜程度の蒴果をつけ、完熟すると割れて種子を放出する。本種は北米並びにオーストラリアでは帰化状態にある。 コリジオラ・リトラリス GKZ植物事典より 

 

ポルトガルの野の花もくじ

 

コリジオラ・リトラリス Corrigiola litoralis(1)へ

 

コメント