ヒユ科、Amaranthaceae、アカザ属、1年草、ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア原産、
学名:Chenopodium murale、
和名:ミナトアカザ、別名:ノコギリアカザ、
英名:Nettleleaf Goosefoot、Saltgreen、Sowbane、Austalian-spinach、
葡名:Pé-de-ganso、
2014年7月30日、9月2日、2015年1月28日、2月12日、2018年1月24日、25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
ケノポディウム・ムラレ Chenopodium murale の花。表示名は学名の音読み。花期は6月から10月。草丈15~100センチ。農耕地、道端、荒地などに生育。
ケノポディウム・ムラレ Chenopodium murale でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、本種はが外来種であり、港で発見されたことによる命名と推測される。属名は、Chen(=ガチョウ)と podion(=小さな足)の合成語で、葉の形状から。種小名は「壁に」の意。
ミナトアカザは、ヒユ科(←アカザ科)の1年草である。草丈は10~60㎝程度となる。本種は、概して日当たりの良い荒れ地や路傍、石壁等に自生する野草である。茎は無毛で、表面に稜条がある。葉は、長さ1~4㎝程度の三角形~菱形条卵形で、縁部には不規則な鋭鋸歯を持ち、先端部は尖り、基部では長さ1~2,5㎝程度の葉柄に連なり、茎に互生する。6~10月頃、葉腋に短い円錐花序を出し、緑白色の小花を多数つける。花後には、胞果をつけ径1,3㎜程度で扁球形な種子を内包する。本種は、原産地の項に記した地が本来的であるが、今日、世界の温帯地域~熱帯地域に広く帰化状態にある。我が国でも帰化状態にある。 (GKZ植物事典より)