ゴマノハグサ科、Scrophulariaceae、モウズイカ属、地中海沿岸地域原産の耐寒性多年草、
学名:Verbascum sinuatum、
和名:モウズイカ、英名:Wavy-leaved Mullein、
葡名:Verbasco amarelo、
2008年6月、2014年6月12日、22日、2015年7月19日、2016年6月1日、10月27日、2017年6月11日、13日、25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2015年6月13日、2016年9月25日、ベイラ地方で、2017年7月12日、アレンテージョ地方で撮影、
アレンテージョ地方の牧場脇など夏まで咲き続ける。西洋マツムシソウと同じところに咲いているのを良く見かける。
アレンテージョ地方では道端や草むらの中に咲き、5月ごろから7月末ごろまで花が楽しめる。
人の背丈ほどにもなる、たくましい花。花は直径2センチほどで、可愛らしい。7月に入って雨は殆ど降らず大地はからからに乾いているのにまだ威勢よく咲いている。
葉を真上から見たところ。
古城をバックに田舎道の沿道に咲く。
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(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名は、ギリシャ古語からで「髭の生えた者」の意。全草が毛で覆われているため。種小名は「縁が波状の」の意。
ウエルバスクム・シヌアトゥムはゴマノハグサ科の多年草である。草丈は1m程度となる。葉は全て根出し、ロゼットを構成する。葉は長さ35㎝程度の長楕円状で、縁部は大きく深裂するが、裂片の先端部円頭のため、葉を真上から見ると葉の縁部が半円状に見える。つまり、葉の縁部は大きく波状となっていると言える。6~8月頃、茎並びに枝の周囲に径3㎝程度で黄色い5弁花を多数付ける。(GKZ植物事典より)