The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

スミラックス・アスペラ Smilax aspera

2018-08-20 10:09:23 | ポルトガルの野の花

シオデ(サルトリイバラ)科、Smilacaceae、シオデ属、南西ヨーロッパ原産、常緑匍匐性多年草、

学名:Smilax aspera、

和名:スミラックス・アスペラ、チチュウカイサルトリイバラ(地中海猿獲茨)、

英名:Rough Bindweed、Sarsaparille、Mediterranean Smilax、

葡名:Salsaparrilha、Alagacão、Alagaçãao、Alegra-campo、Alegra-cão、Legacao、Recama、Sarsaperrilha-bastarda、Sarsaperrilha-brava、Sarsaparrilha-do-reino、Sarsaparrilha-indígena、Sarsaparrilha-rugosa、Silvamar

2014年9月25日(花)、ポルトガル、バイラーダ地方で、2015年1月9日、12月12日、2016年8月27日、12月18日(実)、2014年10月5日、2016年10月27日、11月22日(花)、コスタ・アズール地方で撮影

 

スミラックス・アスペラ Smilax aspera の花。

 

地中海サルトリイバラ

 

ピスタシオの潅木をよじ登りてっぺんにたくさんの花を咲かせている。

 

 

 

 

 

花を付けた植物がまだ少ない時季に、スミラックスの花はミツバチたちにとって大切な食料。

 

花の直径は6ミリほど、幾つもが固まって5センチほどの房となる。花色は白からほんのりピンクまで。

 

スミラックス・アスペラ Smilax aspera の果実。果実となるのは 12月頃から。

 

スミラックス・アスペラ Smilax aspera でした。  

©2018 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は、地中海産のサルトリイバラの意。属名は、古代ギリシャ語でシオデ属を意味する名から。種小名は、「粗面の、ざらついた」の意。

チチュウカイサルトリイバラは、シオデ科(←ユリ科)の蔓性多年草である。茎は赤味を帯びていて基部では木質化し、所々に刺を持ち、長さ1~4m程度となる。葉は革質で、長さ8~10㎝程度の心形で蔓に互生する。葉には3~4㎝程度の葉柄がつく。9~11月頃、葉腋から長さ7~45㎝程度の花序を出し、5~25個の筒状花をつける。花冠は5裂し、裂片は外方に反転する。雌雄異花。雄花は径4~5㎜程度、雌花は雄花よりも小さくなる。花色は白色~淡赤色。花後には径8~10㎜程度の液果をつけ、赤色を経て黒熟する。果実は1~3個の丸い種子を内包する。 我が国への渡来時期不詳。スミラックス・アスペラ GKZ植物事典より 

 

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アカンサス・モリス Acanthus mollis

2018-08-19 11:03:08 | ポルトガルの野の花

キツネノマゴ科、Acanthaceae、ハアザミ(アカンサス)属、地中海沿岸地域~ヨーロッパ~熱帯アジア原産、多年草、

学名:Acanthus mollis、和名:ハアザミ(葉薊)、

英名:Bear's Breeches、 Sea Dock、Bears Foot、Oyster Plant、

葡名:Aacanto、Acanto-manso、Branca-ursina、Erva-gigante、Gigante、Pé-de-urso、

2012年6月、ポルトガル、バイラーダ地方で、2018年5月4日、5日、6月3日、コスタ・アズール地方で撮影

 

アカンサス・モリス Acanthus mollis の花。表示名は学名の音読み。潅木帯や丘陵の岩礫地の斜面などに生え、高さは1~2メートルになる。

 

葉は濃緑色で根生し、羽状に深裂する。晩春から初夏にかけて、丈夫な穂状花序をだし、白色から藤色、淡紅色などの筒状花を咲かせる。ヨーロッパでは、根を民間薬として用いる。

 

花は棘のある緑色から紫色を帯びた苞に包まれる。葉は、ローマ建築におけるコリント式円柱の柱頭を飾るモチーフとして使用されてきた。

 

学名の Acanthus は、ギリシャ語の akantha(とげ)に由来し、葉に刺のあることから。和名はその意訳。

 

葉の形が古代ギリシャ人に好まれ、建築・工芸の装飾文様としてよく用いられた。代表的なものは、B.C.5c.に始まるコリント式 Corintian order 円柱の柱頭 capital の装飾。(トゲハアザミ A. spinosus を写したものという)。アカンサス文様は、ヘレニズム時代に東方にもたらされ、ガンダーラ美術などにおいても造形されている。

 

日本には、明治時代にまず西洋建築の装飾として知られ、明治末になってから植物そのものが入った。

 

 

 

アカンサス・モリス Acanthus mollis でした。

©2018 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は、葉がアザミの葉に似ていることから。属名は、ギリシャ語のakantha(=刺)に由来し葉の縁に刺があることから。種小名は「やわらかい」の意。

ハアザミは、キツネノマゴ科の多年草である。和名よりも英名のアカンサスの名で親しまれている。葉長は50㎝を超え、縁には大型の鋸歯が見られる。花茎は1mを超える程に成長するので、公園や幾分広めの庭園などに植えられることが多い。花は、ジギタリスによく似ている。アカンサスはギリシャ建築のコリント様式の円柱頭の模様から美術史の上でも著名となっている。アカンサスは、明治末期に我が国に渡来し、主に公園などで植栽されている。 アカンサス・モリス GKZ植物事典より 

 

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デルフィニウム・ペンタギヌム Delphinium pentagynum

2018-08-18 09:15:49 | ポルトガルの野の花

キンポウゲ科、Ranunculaceae、デルフィニウム属、南ヨーロッパ、スペイン、ポルトガル原産、

学名:Delphinium pentagynum、

和名:ヒエンソウ(飛燕草)、コンソリダ・ペンタギヌム、

英名:Wild Larksrur、

2014年7月21日、2016年6月2日、2018年5月23日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2017年5月23日、2018年6月20日、ベイラ地方で撮影、

 

デルフィニウム・ペンタギヌム Delphinium pentagynum の花。

 

6月、7月に花を咲かせる。

 

高さ30~90センチ。

 

葉は分裂し、裂片は線形。

 

初夏、青紫色で、距を持つ花が総状に咲く。

 

 

 

アルカロイドの一種、デルフィニンを有し、食べると下痢や嘔吐を起こし、死に至る場合がある。(Wikipediaより)

 

 デルフィニウムの学名はイルカ。

 

デルフィニウム・ペンタギヌム Delphinium pentagynum でした。

©2018 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は学名の音読みから。属名はラテン語のSolida「固い・濃密な・中空では無い」の意。旧属名は、ギリシャ語のデルピニオン(=イルカ)に由来し、この種の一部の花の形状がイルカに似ているからと言う。種小名は「5雄蘂の」の意。

コンソリダ・ペンタギヌムは、キンポウゲ科の宿根草である。本種は、イベリア半島の石灰質土壌での未開拓地等に自生の見られる野草である。草丈は30~90㎝程度となる。茎周囲には白色の細毛が密生する。茎は上部でよく分枝をする。葉は掌状であるが、線状の小葉に多裂する。6~7月頃、茎上部に円錐花序を出し、2㎝程度で濃青色~青紫色の筒状花を総状につける。花筒・距の外側には白色の細毛が着く。有毒植物(アルカロイドの1種デルフィニンを含む) デルフィニウム・ペンタギヌム GKZ植物事典より 

 

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ポルゴヌム・マリティムム Polygonum maritimum

2018-08-17 08:44:52 | ポルトガルの野の花

タデ科、Polygonaceae、ミチヤナギ属、地中海沿岸地域原産、多年草、

学名:Polygonum maritimum、和名:ウミミチヤナギ(海道柳)、

英名:Sea Knotgrass、葡名:Poligono-maritimo、

2013年5月31日、2018年1月24日、25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2018年1月15日、アルガルベ地方で撮影、

 

ポルゴヌム・マリティムム Polygonum maritimum の花。

 

高さ 10~50cm の多年草。

 

ビーチの片隅で確認。

 

開花期は 2月から 6月。

 

 ヴァスコ・ダ・ガマの銅像が見下ろすビーチに群生していた。

 

 

 

 

 

 

 

ポルゴヌム・マリティムム Polygonum maritimum でした。

©2018 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は、海辺にみられるミチヤナギの意から。属名は、ラテン語のpersica(=モモ)を語源とし、「モモの葉に似ている」の意。種小名は「海辺の」の意。

ウミミチヤナギは、タデ科の多年草(亜低木)である。草丈は10~20㎝程度。本種は沿海地の砂壌地に自生の見られる野草である。茎は茶色で平板な形状で、基部はほとんど木質化している。葉は厚味のある楕円状で、縁部は全縁であるが外側に巻き込むように反転し、先端部は尖り、茎に互生する。4~6月頃、葉腋に白色であまり目立たない小花をつけるが、概して葉に押し潰されたような様子を見せる。 ポリゴナム・マルティムム  GKZ植物事典より 

 

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トラゴポゴン・ポリフォリウス Tragopogon porrifolius

2018-08-16 10:34:36 | ポルトガルの野の花

キク科、Asteraceae、バラモンジン属、地中海沿岸地域原産、2年草、または多年草、

学名:Tragopogon porrifolius、

和名:バラモンジン(婆羅門参)、セイヨウゴボウ(西洋牛蒡)、ムギナデシコ(麦撫子)、カキナ(牡蠣菜)、

英名:Purple Salsify、Oyster Plant、Vegetable Oyster、Jerusalem Star、Goatsbeard、Salsify、

仏名:salsifis cultivé、葡名:Barba-de-bode、

2013年4月29日、2015年5月5日、2018年5月1日、3日、23日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

草丈は 60~120cm 程。葉は互生、先が尖り単葉、葉脈は細く、葉と平行している、線形で柔らかく、基部は茎を抱く。全体無毛で、光沢があり淡緑色になる。また中空であり直立する。

 

春から夏にかけて赤紫色の舌状花からなる 5cm ほどの頭状花を着ける。河川敷や日当たりの良い草地に散発的に見られる。北アメリカ、日本、オーストラリア、ハワイ、ブリテン諸島にも帰化している。

 

花弁の先は5歯があり、子房と冠毛の基部の間が離れる。 総苞も無毛で淡緑色になる。総苞片は 10 個ほどあり、痩果ができる頃には、長さ 5cm ほどになる。痩果は円筒形で長さは 9-14mm、淡褐色になり表面がざらつき、冠毛をもつ。

 

根や若芽は野菜として食用され、ガイウス・プリニウス・セクンドゥスの『博物誌』にも記載がある。栽培は 16世紀になってフランスとイタリアで開始された。イギリスでは当初観賞用として栽培され、18世紀には食用とされたが、その後一般的な野菜ではなくなった。

 

現在は、フランス、ドイツ、イタリア、ロシアで根の栽培が行われているが、近年は同様に根菜用としてはスコルツォネラヒスパニカの方が人気がある。味が牡蠣の風味があるということからオイスタープラントとも呼ばれる。

 

幼根はサラダ、主根はスープやシチューの具として調理される。また根からラテックスが抽出され、チューインガムの原料にもなる。若芽はアスパラガスと同様に調理される。発芽した種子もサラダやサンドウィッチに利用される。

 

パリ、モンパルナスの朝市で売っていたサルシファイ。

 

生薬としても利用され、ペダニウス・ディオスコリデスの『薬物誌』に記載されており、肝臓や胆嚢に効くとされる。利尿薬としても用いられた。(wikipediaより)

 

トラゴポゴン・ポリフォリウス Tragopogon porrifolius でした。 

©2018 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名のバラモンはインドの司祭を意味するサンスクリット語のब्राह्मण(Brāhma-na)を音写した語であり、「参」はオタネニンジン(=チョウセンニンジン)を指す。属名は、ギリシャ語で「山羊の髭」の意。種小名は「リーキ(ニラネギ)に似た葉の」の意。

バラモンジンはキク科の多年草である。草丈は60~120㎝程度となる。茎は淡緑色で無毛、光沢がある。茎は中空で、直立する。葉は狭三角状で先端部は尖り、基部では鞘状の茎を抱く。葉の表面には平行脈が確認できる。7月頃、茎頂並びに枝先に径5㎝程度の舌状花を付ける。花弁の先端部では5浅裂する。総苞片は10程度あり、5㎝程度となる。花後には10~14㎜程度の円筒形の痩果をつけ淡褐色に熟す。痩果は淡褐色の冠毛を持ち球状となる。本種は、地中海沿岸地方が原産地であるが、現在、ブリテン諸島、北米・オーストラリア・ハワイ等では帰化状態にある。日本には、明治10年(1877)頃に渡来し、現在では帰化状態にある。 ドラゴポゴン・トリフォリウス GKZ植物事典より 

 

 

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