The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

バルリア・ロベルティアナ Barlia robertiana

2015-11-30 08:58:56 | ポルトガル花のある風景

今まで見たポルトガルの野生ランの中では、最大級。野原であっちにもこっちにも咲いているのは壮観だ。一番早く咲くのもこのラン。春を告げるランだ。大型の地性蘭なので道路を走っていてもよく目に付くが、色褪せていることが多い。

 

バルリア・ロベルティアナ  Barlia robertiana

ラン科、バルリア属、地中海沿岸地域原産

学名:Barlia robertiana、異名:Himantoglossum robertianum 、Orchis robertiana

和名:オルキス・ロバーティアナ、英名:Giant Orchid、西名:Orquidea Gigante、

2015年2月11日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

©2015  MUZVIT

 

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スカビオサ・アトロプルプレア Scabiosa atropurpurea

2015-11-29 09:00:42 | ポルトガル花のある風景

野の花の写真を撮り始めた最初の頃に出会った花。その頃は名前もなにも分らずに、日本のサイトに写真を出して尋ねたこともあった。数人の方が親切に回答してくださって、判定には葉や実の写真が必要なことが分った。それ以来、花と同時に葉の写真も取るように心がけている。

 

スカビオサ・アトロプルプレア Scabiosa atropurpurea

マツムシソウ科、スカビオサ属、西ヨーロッパ原産の多年草、

学名:Scabiosa atropurpurea、和名:西洋マツムシソウ、英名:Sweet scabious、

2015年5月5日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

©2015  MUZVIT

 

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シレネ・ニカエンシス Silene nicaeensis

2015-11-28 09:24:23 | ポルトガル花のある風景

この花はいつ見ても花びらがくるくる巻いて萎んでいた。ところがある日、どの花もぱりっときれいに開いていた。

こういう状態を初めて目にしたので感激したのだが、はっと気がついた。それはまだ午前中だったのだ。昼にはいっせいに萎んでいたのだ。

 

シレネ・ニカエンシス Silene nicaeensis

ナデシコ科、マンテマ(シレネ)属、地中海沿岸地域原産の多年草

学名:Silene nicaeensis、英名:Pink Pirouette、葡名:Silene-rosada、

2015年5月7日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、

©2015  MUZVIT

 

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オフリス・スフェゴデス Ophrys sphegodes

2015-11-27 09:13:13 | ポルトガル花のある風景

2月、3月は野生のランがあちこちで咲いているが、このランはなかなか見かけない。背丈もわりと低く、そのうえ花も小さくて地味な色合いだから、よけい見つけにくい。様々な地上ランが咲く草原だが、無残にも耕運機で耕されて心配していたが、そんな間から芽を出し花を付けてくれた。

 

オフリス・スフェゴデス Ophrys sphegodes

ラン科、オフリス属、地中海沿岸地域・スカンジナビアを含むヨーロッパ・北アフリカに分布

学名:Ophrys sphegodes、和名:スパイダー・オーキッド、英名:Early Spider-orchid、

2014年3月、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

©2015  MUZVIT

 

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ケントランツス・ルベル Centranthus ruber

2015-11-25 09:40:48 | ポルトガル花のある風景

私の住んでいる町から80キロほど東に行くと、この古城のある町に着く。町に近づくと、小高い丘の上に古城が見える。

丘の麓に広がる町並みを抜けて古城の門にたどり着くと、高くそびえる石垣に張り付くようにケントランツス・ルベルが固まって咲いていた。城の奥深くにはかって800年間もポルトガルを支配したムーア人の城跡が今は廃墟となって、壁だけが残っている。

 

ケントランツス・ルベル Centranthus ruber 

オミナエシ科、ケントランツス属 、地中海沿岸地域原産の常緑多年草、

学名:Centranthus ruber、和名:ベニカノコソウ(紅鹿の子草)、

英名:Red Valerian、Fox’s Brush、仏名:Centranthe rouge、Valeriane rouge、葡名:Alfinetes、

2014年4月25日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、

©2015  MUZVIT

 

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カルリナ・コリムボサ Carlina corymbosa

2015-11-24 09:18:23 | ポルトガル花のある風景

他の花たちがすっかり枯れてしまった野原にはカルリナ・コリンボサがひっそりと花を咲かせている。アザミ特有の鋭い棘に覆われた葉はほとんど枯れているが、花は新鮮でつぼみも開花するのを待ちかねているよう。

 

カルリナ・コリムボサ Carlina corymbosa

キク科、カルリナ属、地中海沿岸地域原産、

学名:Carlina corymbosa、和名:カルリナ・コリムボサ、

英名:Clustered Carline Thistle、葡名:Cardo-amarelo、

2015年7月4日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

©2015  MUZVIT

 

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オフリス・スコロパクス Ophrys scolopax

2015-11-23 09:27:15 | ポルトガル花のある風景

わりと低い丘の上の道端に咲いていた。他のランに比べて春の終わりごろに咲く。かなり小型の花だが、花数は多い。

 

オフリス・スコロパクス Ophrys scolopax

ラン科、オフリス属、

学名:Ophrys scolopax、

和名:オフリス・スコロパクス、ヤマシギラン(山鴫蘭)、ヤマシギハチラン(山鴫蜂蘭)

英名:Woodcock Ophrys、Woodcock Bee Ophrys、

2015年4月29日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

©2015  MUZVIT

 

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アンクーサ・ウンドゥラタ Anchusa undulata

2015-11-22 09:10:30 | ポルトガル花のある風景

ちょっとした丘の上や、道の脇、古城の廃墟脇で地味に生きている。よく見ると、ぼんやりした茶色の塊には小さな花が咲いていて、ズームアップすると黒っぽい紅色や群青色のビロード状の花だ。

 

アンクーサ・ウンドゥラタ Anchusa undulata

ムラサキ科、ウシノシタグサ(アンクーサ)属、ヨーロッパ地中海沿岸地域原産の多年草、

学名:Anchusa undulata、

2011年3月、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、

©2015  MUZVIT

 

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カンパニュラ・ラプンクルス Campanula rapunculus

2015-11-21 09:29:05 | ポルトガル花のある風景

キキョウの花やリンドウは大好きだが、ポルトガルではまだ一度も見たことがない。写真集などでは載っているから、ポルトガルのどこかで咲いているはずだけど、季節や場所をはずれて歩いているのか、不思議なことだ。でも同じキキョウ科の花、カンパニュラはよく見かける。清楚な姿に、何度見てもほっとする。

 

カンパニュラ・ラプンクルス Campanula rapunculus

キキョウ科、ホタルブクロ(カンパヌラ)属、ヨーロッパ、アフリカ北部~シベリア西部原産の2年草、

学名:Campanula rapunculus、

和名:カンパニュラ・ラプンクルス、

英名:Rampion Bellflower、葡名:Rapãncio、

2015年5月6日、コスタ・アズール地方で撮影、

©2015  MUZVIT

 

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エピロビウム・ヒルスツゥム Epilobium hirsutum

2015-11-20 09:09:42 | ポルトガル花のある風景

めったに見かけない花だが、予期せぬ時にばったりと出会う。水のちょろちょろ流れる溝の脇に咲いていることが多いので、写真を撮る時にずるずると溝にはまってしまいそうで、腰がおかしくなる。

 

エピロビウム・ヒルスツゥム Epilobium hirsutum

アカバナ科、アカバナ(エピロビウム)属、多年草、

ユーラシア大陸~アフリカ北部に広く分布するが、絶滅危惧種とされているらしい。

学名:Epilobium hirsutum、

和名:オオアカバナ(大赤花)、

英名:Harig wilgenroosje、Great Willowherb、Cherry Pie、

葡名:Epilóbio-eriçado、

2015年7月25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

©2015  MUZVIT

 

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ルメックス・アセトセラ Rumex acetosella

2015-11-19 09:13:14 | ポルトガル花のある風景

コルクガシの森では、日当りの良い草地でルメックスがいっせいに咲き誇る。遠くから見ると、他の花と入り混じってまるでペルシャ絨毯を見るようだ。

 

ルメックス・アセトセラ  Rumex acetosella

タデ科、スイバ属、ヨーロッパ原産の多年草、北半球の温帯に広く分布、

学名:Rumex acetosella、和名:ヒメスイバ(姫酸葉)、

英名:Sheep's Sorrel、Red Sorrel、Sour Weed、 Field Sorrel、

2015年2月、ポルトガル、アルガルベ地方で撮影、

©2015  MUZVIT

 

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オフリス・アピフェラ Ophrys apifera

2015-11-18 11:41:30 | ポルトガル花のある風景

ポルトガルで初めて蘭の花を見たのが、このオフィリス・アピフェラだった。その後知った蘭の中でも、早くから咲き始めて、わりと遅くまで咲いている。山道の端に清楚な姿で立っている姿は美しい。

 

オフリス・アピフェラ Ophrys apifera

ラン科、オフリス属、地中海沿岸地域原産の多年草

学名:Ophrys apifera、

和名:オフリス・アピフェラ、

英名:Bee Orchid(ビーオーキッド)、葡名:Erva-abelha、

2015年4月29日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

©2015  MUZVIT

 

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アナリヌム・ベリディフォリウム Anarrhinum bellidifolium

2015-11-17 08:58:04 | ポルトガル花のある風景

先日アップしたのは低地のアレンテージョ地方で撮影したもの。今日のは高山に咲くアナリウム。同じ花でも低地ではわりと小さく細いが、高山では背も高く、がっしりと大株で、花の色も濃い。高温、乾燥のひどいアレンテージョに比べて、ベイラ地方はアナリウムにとってのびのびと成育できる環境なのだろう。

 

アナリヌム・ベリディフォリウム Anarrhinum bellidifolium

ゴマノハグサ(オオバコ)科、アナリヌム属、地中海沿岸地域原産

学名:Anarrhinum bellidifolium、和名:アナリヌム、

英名:Daisy-leaved Toadflax、西名:El acicate de olor、

2015年6月13日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、


©2015  MUZVIT

 

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アナリヌム・ベリディフォリウム Anarrhinum bellidifolium

2015-11-16 09:47:13 | ポルトガル花のある風景

 

この時期、アレンテージョの田舎道を走ると、道端の土手に薄紫のぼんやりした色の花を見かける。どこにでもは無くて、ときどきだからあっという間に通り過ぎてしまう。ところが紀元前の古代巨石文化遺跡を見に行くと、そのまわりにびっしりと足の踏み場もないようにこの花が咲きほこっていた。この遺跡は真ん中に5メートル程の長い石を立てて、その回りに石が丸く輪をかくように並んでいる。遠い昔、夏至や冬至のときに古代人が太陽を崇めながら石の周りを踊っていたのだろうか。

 

アナリヌム・ベリディフォリウム Anarrhinum bellidifolium

ゴマノハグサ(オオバコ)科、アナリヌム属、地中海沿岸地域原産、

学名:Anarrhinum bellidifolium、和名:アナリヌム、

英名:Daisy-leaved Toadflax、西名:El acicate de olor、

2015年5月7日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、


©2015  MUZVIT

 

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エリゲロン・カルビンスキアヌス Erigeron karvinskianus

2015-11-15 09:12:11 | ポルトガル花のある風景

わずか1センチほどの小さな花が垂れ下がるように生えている。その色は淡い色調で、5色ほどもあるだろうか。古城の石垣に良く似合う。

 

エリゲロン・カルビンスキアヌス Erigeron karvinskianus

キク科、エリゲロン(ムカシヨモギ)属、中央アメリカ原産の多年草、

アフリカ、ヨーロッパ、アジアに移入分布、

学名:Erigeron karvinskianus、

和名:ペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜)、

別名:ムキュウギク(無休菊)、ゲンペイコギク(源平小菊)、

英名:Latin American Fleabane、Mexican Daisy、

2014年5月19日、ポルトガル、エストレマドーラ地方で撮影、

©2015  MUZVIT

 

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