サトイモ科、Araceae、アルム属、ヨーロッパ原産、多年草、
学名:Arum maculatum、
和名:アルム・マクラトゥム、
英名:Snakeshead、Adder's Root、Arum、Wild Arum、Arum Lily、Lords-and-ladies、Devils and Angels、Cows and Bulls、Cuckoo-pint、Adam and Eva、Bobbins、Naked Girls、Neked Boys、Starch-root、Wake Robin、Friar's Cowl、Sonsie-give-us-youe-hand、Jack in the Pulpit、Cheese and Toas、
葡名:Jarro-maclado、Jarroca、Jero、Primaveras、Serpintina、
2013年5月6日、2014年、4月25日、2016年11月17日、2017年6月13日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2015年4月29日、コスタ・アズール地方で撮影、
アルム・マクラトゥム Arum maculatum の花。ヨーロッパでは古くからデンプンを採取、薬用、媚薬(びやく)の原料などに利用されてきた。薬用、葉と根は食用、果実は有毒。
塊茎はデンプンを多量に含み、エリザベス朝時代の衣装のひだ襟飾りを固めたり、あごひげを固めるのに用いられたという。
地下に塊茎を有する多年草。ヨーロッパから地中海沿岸にかけて約26種が分布。
森の木陰で群落を作っていた。
花の終わった後、奇妙な果実ができる。熟すと真っ赤になる。有毒。アルム・マクラトゥム Arum maculatumでした。
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(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の aron(=熱)を語源とし、この属の植物が満開になったときに熱を出すことからと言う。種小名は「斑点のある、斑の」の意。
アルム・マクラツムはサトイモ科の多年草である。地下に球茎を持ち、茎は地下にあり、草丈は45㎝前後程度となる。葉は幾分多肉質な広卵形であるが葉の基部が深裂することにより全体的には矢印形となる。葉には長い葉柄がつく。5~6月頃、花茎を立ち上げ、先端にクリーム色~淡緑色の仏炎苞を見せ、中に肉穗花序を出す。この肉穗花序は異臭を放ち昆虫たちを招き寄せ受粉を媒介させ貰うことになる。花後には鮮やかな果穂をつけるが、果実は有毒である。(GKZ植物事典より)