The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

アルム・マクラトゥム Arum maculatum

2022-12-27 10:40:25 | ポルトガルの野の花

サトイモ科、Araceae、アルム属、ヨーロッパ原産、多年草、

学名:Arum maculatum、

和名:アルム・マクラトゥム、

英名:Snakeshead、Adder's Root、Arum、Wild Arum、Arum Lily、Lords-and-ladies、Devils and Angels、Cows and Bulls、Cuckoo-pint、Adam and Eva、Bobbins、Naked Girls、Neked Boys、Starch-root、Wake Robin、Friar's Cowl、Sonsie-give-us-youe-hand、Jack in the Pulpit、Cheese and Toas、

葡名:Jarro-maclado、Jarroca、Jero、Primaveras、Serpintina、

2013年5月6日、2014年、4月25日、2016年11月17日、2017年6月13日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2015年4月29日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

アルム・マクラトゥム Arum maculatum の花。ヨーロッパでは古くからデンプンを採取、薬用、媚薬(びやく)の原料などに利用されてきた。薬用、葉と根は食用、果実は有毒。

 

塊茎はデンプンを多量に含み、エリザベス朝時代の衣装のひだ襟飾りを固めたり、あごひげを固めるのに用いられたという。

 

地下に塊茎を有する多年草。ヨーロッパから地中海沿岸にかけて約26種が分布。

 

森の木陰で群落を作っていた。

 

花の終わった後、奇妙な果実ができる。熟すと真っ赤になる。有毒。アルム・マクラトゥム Arum maculatumでした。

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の aron(=熱)を語源とし、この属の植物が満開になったときに熱を出すことからと言う。種小名は「斑点のある、斑の」の意。

アルム・マクラツムはサトイモ科の多年草である。地下に球茎を持ち、茎は地下にあり、草丈は45㎝前後程度となる。葉は幾分多肉質な広卵形であるが葉の基部が深裂することにより全体的には矢印形となる。葉には長い葉柄がつく。5~6月頃、花茎を立ち上げ、先端にクリーム色~淡緑色の仏炎苞を見せ、中に肉穗花序を出す。この肉穗花序は異臭を放ち昆虫たちを招き寄せ受粉を媒介させ貰うことになる。花後には鮮やかな果穂をつけるが、果実は有毒である。(GKZ植物事典より)

 

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リヌム・ストリクトゥム Linum strictum

2022-12-26 10:16:58 | ポルトガルの野の花

アマ科、Linaceae、リヌム属、地中海沿岸地域原産、中央ヨーロッパからアフガニスタン、イランまで分布、

学名:Linum strictum、

英名:Upright Yellow Flax、葡名:Linho-rijo、Linho-estreito、

2014年5月16日、2015年5月5日、ポルトガル、エストレマドーラ地方で、2014年5月4日、2016年6月5日、9日、2018年5月25日、28日、6月6日、2020年5月21日、28日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

リヌム・ストリクトゥム Linum strictum の花。

 

葉の先端には棘がある。

 

種小名の strictum は直立、立性の意。

 

石灰質の荒地を好む。硬い赤土の上にも勢力を伸ばしている。

 

咲き終わった花は透明になり、まるで二種類が咲いているようだ。リヌム・ストリクトゥム Linum strictum でした。

 

©2022  MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名は linon(=アマのラテン古名)から。種小名は「直立の」の意。

リナム・ストリクツムは、アマ科の1草である。本種は、原産地の項に記した地で、比較的日当たりの良い地で、概して石灰岩質土壌を好んで自生が見られる。全草無毛で、赤味を帯びた茎は直立し、草丈は10~60㎝程度となる。茎上部で細かく分枝をする。葉は長さ1~2㎝程度の披針形で、縁部は全縁、先端は鋭く尖り、基部では葉柄状に狭まり、茎に互生する。5~7月頃に茎上部に総状花序を出し、径1㎝程度で黄色の5弁花をつける。咲き終わると花弁は白色透明と化す。(GKZ植物事典より)

 

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アネモネ・パルマタ Anemone palmata

2022-12-25 10:43:01 | ポルトガルの野の花

キンポウゲ科、Ranunclaceae、アネモネ属、ヨーロッパ、地中海沿岸地域原産、宿根草、

学名:Anemone palmate、

英名:Yellow Anemone、Palmate Anemone、Cyclamen-leaved Windflower、

葡名:Anémola、Anémona-do-Tejo、Anémona-dos-jardins、Campnilha、Flor-de-Pácoa、Flor-de-vento、Pulsatilha、

2014年3月28日、2016年2月22日、25日、3月8日、2021年3月3日、17日、18日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

アネモネ・パルマタ Anemone palmata の花。

 

イベリア半島、南フランス、シシリー島に分布。

 

畑や牧場などの縁に生える。

 

根生葉は手の平のようだが、茎葉は細く裂ける。

 

 

 

 

 

アネモネ・パルマタ Anemone palmata でした。

©2022  MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名はギリシャ語の anemosu(=風)を語源としている。種小名は「掌状の」の意。

アネモネ・パルマータは、キンポウゲ科の多年草である。草丈は10~60㎝程度となる。根生葉は掌形で、3から5浅裂し、ロゼットを構成する。茎葉は、多深裂し、遠目には線状に見える。2~4月頃、茎頂に径3.5㎝程度で鮮黄色~クリーム色の花をつける。遠目にはキクのような花姿であるが、花弁のように見えるのは実際的には萼片である。萼片は8~15個となる。花後の果実は長さ3㎝、径2㎝程度と、意外に大きな卵形で、周囲には褐色の長細毛が密生する。我が国への渡来時期不詳。 (GKZ植物事典より)

 

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サルピクロア・オリガニフォリア Salpichroa origanifolia

2022-12-24 10:57:25 | ポルトガルの野の花

 

ナス科、Solanaceae、ハコベホオズキ属、南アメリカ(南ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ)原産の蔓性1年草、

学名:Salpichroa origanifolia、

和名:ハコベホオズキ(繁縷酸漿)、

英名:Cock’s eggs,  Lily of the valley vine、葡名:Orelha-de-ovelha、

2013年11月14日、2014年4月27日、2015年9月2日、10月29日、2016年11月29日、2018年6月11日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

サルピクロア・オリガニフォリア Salpichroa origanifolia の花。茎はつる状に伸びて長さ数mになる。

 

前面に曲がった短毛を持ち、葉の長さは0.3-3cm、やや厚い。花は葉笨に単生して横または下を向く。

 

花冠は白色、つぼ型で先は5裂、雄ずい5個、雌ずい1個、花期は春-秋。葉は互生し、葉身は2-4cmの卵円形。

 

果実は液果で、黄色から白色に熟す。

 

日本でも帰化植物としてあちこちで確認されている様だ。ポルトガルではめったに見ないが、この撮影場所では大繁殖を遂げている。サルピクロア・オリガニフォリア Salpichroa origanifolia でした。

©2022  MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、葉が繁縷に似ていることからという。属名はギリシャ語のsalpinx(=筒状)と khroia(=肌の色)の合成語から。種小名は「ハナハッカ属に似た葉の」の意。

ハコベホオズキは、ナス科の多年草である。草丈は50~100㎝程度の蔓性植物で、蔓長は数mに及ぶという。全草に悪臭がある。葉・茎には白色で曲がった短毛が密生する。葉は、長さ1~3㎝程度の卵円形で、全縁、鈍頭、茎に互生する。5~10月頃、葉腋に径5㎜程度で白色の鐘形花をつける。花冠は5裂する。花後の果実は液果で、白色~黄色に熟す。本種は、南米原産であるが、今日、北米、オセアニア、ヨーロッパ、北アフリカ等で帰化状態にある。
我が国の事例では、本種は、一説には、明治期中頃に小石川植物園に導入され、それが逸出して帰化状態と化したと言われている。国立環境研究所によれば、現在帰化状態と化しているのは本州の関東以西ということであり、市街地や港湾部に多く見られるということでもあり、或いは、港湾に着いた積み荷の袋から繁殖を始めたのかも知れない。(GKZ植物事典より)

 

 

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リトルム・ジュンセウム Lythrum junceum

2022-12-23 09:54:45 | ポルトガルの野の花

ミソハギ科、Lythraceae、ミソハギ(リトルム)属、ヨーロッパ原産、多年草、

学名:Lythrum junceum、

和名:ミソハギ(禊萩)、コメバミソハギ(米葉禊萩)、

英名:Mediterranean loosestrife、

葡名:Salicária-lisa、Salgueirinha、Salgueirinha-de-folha-de-hissoppo、

2013年5月5日、2015年4月29日、5月5日、2016年5月31日、2018年5月23日、28日、6月6日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

リトルム・ジュンセウム Lythrum junceum の花。

 

湿地や田の畔などに生える。

 

葉は長さ数センチで細長く、交互に直角の方向に出る。茎の断面は四角い。お盆のころ紅紫色6弁の小さい花を先端部の葉腋に多数つける。盆花としてよく使われ、ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)などの名もある。

 

ミソハギの和名の由来はハギに似て禊(みそぎ)に使ったことから禊萩、または溝に生えることから溝萩によるといわれる。

 

リトルム・ジュンセウム Lythrum junceum でした。

(c)2022 MUZVIT

 

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エルカストルム・ナスツルチイフォリウム Erucastrum nasturtiifolium

2022-12-22 10:53:09 | ポルトガルの野の花

アブラナ科、Brassicaceae、エルカストルム属、イベリア半島原産、

学名:Erucastrum nasturtiifolium

2014年5月4日、6月12日、2017年6月9日、2020年5月21日、28日、6月25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

エルカストルム・ナスツルチイフォリウム Erucastrum nasturtiifolium の花。

 

沿海部の日当たりの良い大地に咲いていた。

 

葉はがっしりとして、のこぎり葉。

 

草丈30~100cmほど。

 

エルカストルム・ナスツルチイフォリウム Erucastrum nasturtiifolium でした。

©2022 MUZVIT

 

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オルキス・マスクラ・オリビエンシス Orchis mascula ssp.olbiensis

2022-12-20 09:56:34 | ポルトガルの野の花

ラン科、Orchidaceae、ハクサンチドリ(オルキス)属、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、北アフリカ、地中海西部沿岸地域原産、

学名:Orchis mascula subsp. olbiensis (Reut. ex Gren.) Asch. & Graebn、.

和名:オルキス・マスクラ・オリビエンシス、サザン・アーリー・パープル・オーキッド、

英名: Southern Early Purple Orchid、

2014年3月10日、28日、2016年2月25日、2020年2月25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

石灰岩の岩肌にへばりつくように咲くオルキス・マスクラ・オリビエンシス Orchis mascula ssp.olbiensis の花。

 

チューリップの原種チューリッパ・シルヴェストリス・アウストラリスと共にブーケの様。

 

水平線を望む岩場にも。

 

草丈は10cmほど。

 

オルキス・マスクラ・オリビエンシス Orchis mascula ssp.olbiensis でした。

 

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の orchis(=睾丸)に由来し、塊根の形状が丸いことから。種小名は「雄の、男性の」の意。亜種名は地名に因んでいるものと推測されるが不詳。

オルキス・マスカラ・オリビエンシスは、ラン科の多年草である。我が国の山地に自生の見られるハクサンチドリの仲間である。本種は、地中海沿岸地方で、標高0~600m程度の石灰岩質な日当たりの良い草原に自生が見られるという。草丈は20~60㎝程度となり、概して群落を構成して自生しているという。細かい花をよく観察してみると、帽子を被った裸の男のようにも見えることから、各国では様々な呼び方をしている。更に、「ラン」は、orchis(オルキス)と総称されるが、これは、ギリシャ語では「睾丸」の意である。これはギリシャの博物学者テオフラテスが本種の地下にある偽球茎が新旧2個並んでいる姿を見て命名している。本種の葉は、根出葉は、楕円形で、ロゼット状に広がり、縁部は全縁、先端部は鈍頭、基部は幾分細まる。葉の裏面には白色の細毛が密生する。茎葉は縁部は全縁、先端部は尖り、基部は茎を抱く。4~5月頃、長い花茎の先に総状花序を出し、長さ5㎝程度で桃紫色の小花を多数つける。唇弁には濃桃紫色の斑紋が入る。 (GKZ植物事典より) 

 

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アンドリアラ・アレナリア Andryala arenaria

2022-12-19 10:03:41 | ポルトガルの野の花

キク科、Asteraceae、アンドリアラ属、地中海沿岸地域原産、

学名:Andryala arenaria、

2017年6月13日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2020年5月17日、6月9日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

アンドリアラ・アレナリア Andryala arenaria の花。

 

種小名のアレナリア Arenaria は砂地に生えるの意。

 

ポルトガル固有種では?

 

 

 

根元から葉まで細かい毛に被われている。アンドリアラ・アレナリア Andryala arenaria でした。

©2022  MUZVIT

 

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ブラクストニア・ペルフォリアタ Blackstonia perfoliata

2022-12-18 10:28:03 | ポルトガルの野の花

リンドウ科、Gentianaceae、ブラクストニア属、西アジア~ヨーロッパ~北アフリカ原産、多年草、

学名:Blackstonia perfoliata、 

英名:Yellow-wort, Churmel the Great、

葡名:Centáure-menor-perfolhada、Semperviva、Centaurea-pequena-frondosa、

2013年5月23日、ポルトガル、エストレマドーラ地方で、2015年4月29日、2016年6月1日、5日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ブラクストニア・ペルフォリアタ Blackstonia perfoliate の花。

 

 

 

 

 

石灰岩の岩場などを好む。草丈は20センチほど。

 

ブラクストニア・ペルフォリアタ Blackstonia perfoliata でした。

©2022  MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は18世紀イギリス人植物学者・薬剤師の John Blackstone への献名。種小名は「貫生葉の、貫穿葉の」の意。

ブラックストニア・パルフォリアータはリンドウ科の多年草である。概して砂丘や岩場、石灰岩質の草原等に自生の見られる野草である。草丈は10~50㎝程度となる。茎は、上部で疎らに分枝する。葉は灰色を帯びた緑色で、形状は卵形、縁部は全縁、前端部は円頭で、基部では茎が葉を貫いたような形状となり対生する。2個の葉はそれぞれ船底型となる。6~10月頃、茎頂並びに枝先に花序を出し、径1~1,5㎝程度の黄花をつける。花弁数は6~10個で、花弁の下には線形の萼片がつく。(GKZ植物事典より) 

 

 

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オルニソガルム・ピレナイクム ornithogalum pyrenaicum

2022-12-17 10:09:42 | ポルトガルの野の花

キジカクシ科、Asparagaceae、(←ユリ科)、オオアマナ属、西アジア~南ヨーロッパ~北アフリカ原産、多年草、

学名:Ornithogalum pyrenaicum、

和名:オーニソガラム・ピレナイクム、別名:ベツレヘムの星、

英名:Prussian Asparagus、Wild Asparagus、Bath Asparagus、Pyrenees Star of Bethlehem、Spiked Star of Bthlehem、

葡名:Ornithogalum pyrenaicum、

2013年4月29日、2015年4月27日、5月5日、5月7日、2018年5月1日、3日、ポルトガル、コスタ・アズール地方、アレンテージョ地方で撮影、

 

オルニソガルム・ピレナイクム ornithogalum pyrenaicum の花。南ヨーロッパ、イギリスなどに分布。6月から7月に開花、種は8月から9月にかけて熟す。花は雌雄同体(雄と雌の両方の器官を持っている)

 

昆虫によって受粉。湿った土を好む。

 

日当たりの良い草原や森の日陰などでも生育。

 

若い、拡大されていない開花芽は、アスパラガスのように調理されて提供される。

 

オルニソガルム・ピレナイクム ornithogalum pyrenaicum でした。

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の Ornithos(=鳥)と gala(=乳)の合成語で、乳白色の花色から。種小名は「ピレネー山脈の」の意。

オーニソガラム・ピレナイクムは、キジカクシ科(←ユリ科)の球根植物である。本種は、原産地の項に記した地で、標高1200m程度までの岩礫質な土壌の比較的日当たり草原や森の中、山の斜面等に自生する野草である。草丈は30~60㎝程度となる。葉は長さ15~50㎝程度の線状で根出し、開花時には枯れてしまっている。の長さ15~60㎝程度で根生する。4~6月頃、花茎を伸ばし上部に総状花序を出し、緑白色の星形花を開花する。花被片は6個、雄蕊は6個となる。 (GKZ植物事典より)

 

 

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ヒメノカルポス・ハモスス Hymenocarpos hamosus

2022-12-16 10:33:14 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、ヒメノカルポス属、イベリア半島原産、

学名:Hymenocarpos hamosus、

2013年5月2日、2018年5月13日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ヒメノカルポス・ハモスス Hymenocarpos hamosus の花。表示名は学名の音読み。

 

3月中旬から5月末まで開花。

 

ポルトガルの沿岸部から100キロ以内の内陸部まで自生。

 

ヒメノカルポス・ハモスス Hymenocarpos hamosus でした。

©2022 MUZVIT

 

 

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アンジェリカ・マヨール Angelica major

2022-12-15 10:17:11 | ポルトガルの野の花

セリ科、Apiaceae、アンジェリカ属、イベリア半島原産、

学名:Angelica major、

葡名:Amores、Angélica、

2015年6月13日、2016年7月17日、2017年7月12日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

アンジェリカ・マヨール Angelica major。

 

イベリア半島の固有種。

 

アンジェリカ・マヨール Angelica major の葉。標高の高い湿度の高い牧草地や水辺などの岩場に自生。草丈は1メートルほど。

 

アンジェリカ・マヨール Angelica major の種子。

 

アンジェリカ・マヨール Angelica major でした。

©2022 MUZVIT

 

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アグリモニア・エウパトリア Agrimonia eupatoria

2022-12-14 10:12:20 | ポルトガルの野の花

バラ科、Rosaceae、キンミズヒキ(アグリモニア)属、ヨーロッパ(中部~南部)~アフリカ北部~アジア北部原産、多年草、

学名:Agrimonia eupatoria、

和名:セイヨウキンミズヒキ(西洋金水引)、

英名:Common Agrimony、Church Steeples、Sticklewort、葡名:Agrimônia、

2014年5月16日、ポルトガル、エストレマドーラ地方で、2016年6月5日、9日、2018年5月12日、23日、28日、6 月 6 日、2020年5月21日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

アグリモニア・エウパトリア Agrimonia eupatoria の花。草の多い、乾燥した場所を好む。

 

ヨーロッパ産の直立多年草。

 

肌をすっきりさせ、血液浄化、肝臓のトラブルに有効。

 

葉は互生し羽状複葉になり鋸歯がある。長い総状花序に黄色の小さな5弁花が咲き上がる。

 

アグリモニア・エウパトリア Agrimonia eupatoria でした。

©2022  MUZVIT

 

 

(GKZ植物事典より) 和名は、わが国のキンミズヒキに似ているが渡来植物であるため。属名は花に刺が多いことから argemone に似ている点で転用されたが、その際に綴りを間違えてしまったものと言われている。種小名は「アジアの王 Mithridetes の姓 Eupator に因んでいる。

セイヨウキンミズヒキは、園芸界では英名のアグリモニーで流通しているバラ科のハーブの一種である。わが国のキンミズヒキよりも草丈は低く(30~50㎝)、花は逆に大きく濃黄色である。茎の周囲には白色の軟細毛が密生する。茎の周囲には軟細毛が付着する。果実には刺がある。開花期は6~9月。わが国への渡来時期不詳。(GKZ植物事典より) 

 

 

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ムスカリ・コモスム Muscari comosum

2022-12-12 10:16:20 | ポルトガルの野の花

ユリ科、Liliaceae、ムスカリ属、地中海沿岸地域原産、球根植物、

ヨーロッパ南部に分布、

学名:Muscari comosum、

和名:フサムスカリ(房ムスカリ)、ハネムスカリ(羽ムスカリ)、

英名:Leopoldia Comosa、Tassel Hyacinth、Feather Muscari、Feather Hyacinth、Fringe Hyacinth、Tassel Grape Hyacinth、

葡名:Jacinto-das-searas、

2010年4月、2014年4月8日、4月23日、2018年5月1日、3日、7日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ムスカリ・コモスム Muscari comosum の花。標高1300メートルまでの野原や岩場、道端などに自生。草丈は10~30センチ。葉は長い紐状。

 

花はベル形で2形あり、下部の花は緑褐色、上部の花は紫青色。

 

ムスカリ属には約40種があり、地中海沿岸および西南アジアに分布。ポルトガルでの開花は4月。

 

 まだ蕾の状態。属名の由来はギリシャ語の moschos(ムスク)であり、麝香(じゃこう)のことである。

 

ムスカリ・コモスム Muscari comosum でした。 

©2022  MUZVIT

 

 

(GKZ植物事典より)和名は英名の直訳から。属名の Muscali とはギリシャ語で「麝香」の意。ムスカリの仲間に、強い芳香を持つものがあることから。種小名は「毛むくじゃらの、毛深い」の意。

ハネムスカリはキジカクシ科(←ユリ科)の多年草である。本種は、原産地の項に記した地で標高1300m以下の日当たりの良い幾分岩礫質な草地に自生の見られる野草である。草丈は20~60㎝程度となる。葉は、幅5~15㎜程度の線形で、根出する。4月頃、茎上部に長い総状花序を出し、青紫色の花を多数つける。やや肉質で幅の狭い葉を根生する。花茎には葉が無く直立する。花は、長い花柄の先につき、花被は合着した壺型となる。(GKZ植物事典より) 

 

 

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アジュガ・イヴァ・プセウドイヴァ Ajuga iva var.Pseudoiva

2022-12-10 09:58:57 | ポルトガルの野の花

シソ科、Lamiaceae、キランソウ(アジュガ)属、地中海沿岸地域原産、多年草、

学名:Ajuga iva var.Pseudoiva、

英名:False Bugle Ivette、Lesser Ground Pine、French Ground Pine、

葡名:Erva-crina、

2014年5月4日、6月12日、11月2日、2015年5月5日、2016年6月5日、9日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

アジュガ・イヴァ・プセウドイヴァ Ajuga iva var.Pseudoiva の花。

 

種小名の iva は唇形植物の意。

 

地中海沿岸の各地で生息している。赤土の土砂が流れる過酷な場所に毎年生えている。しかもこの場所でしか見たことがない。マラリアなどに効くとされる薬用植物。

 

花の色は黄色、ピンク、ムラサキなどあるらしいが、黄色しか確認していない。花の大きさは8ミリほど。

 

草丈は5センチほどで、匍匐して広がる。葉は分厚く、毛深い。葉の色は青緑。

 

コスタ・アズール地方でも野の花の観察で訪れる場所は6~7箇所に及ぶが、そのうちでも好きな場所の一つで一度行けば2~3時間は歩き回る。くたくたになってしまうが、このアジュガ・イヴァは気になって会いたくなり必ずその自生場所に足を踏み入れる。赤土にまみれながらも、小さくて優しい黄色い花を咲かせ、必死に生きている姿に感動を覚える。アジュガ・イヴァ・プセウドイヴァ Ajuga iva var.Pseudoiva でした。

©2022  MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、学名の「音読みから。属名は、a(=ない)とjugos(=束縛)の合成語で、花冠の下唇上にくびきを共にするものが見えないからという。種小名は「唇形の」の意。変種名は「疑似唇形の」の意。

アジュガ・イヴァ・プセウドイヴァは、シソ科の多年草である。本種は、地中海沿岸地方の比較的日当たりの良い砂質土壌~粘土質土壌地帯に自生の見られる野草である。全草が白色の細毛に覆われる。茎は斜上した後に立ち上がる。草丈は5~20㎝程度となる。葉は線状で、縁部は全縁、先端部は円頭、基部では葉柄状に細まり茎に互生する。葉の表面は主脈部位を中心に下方に凹みを見せる。4~9月頃、茎上部の葉腋に2㎝程度で黄色~白色の唇形の花をつける。(GKZ植物事典より)

 

 

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