山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

雨に煙ぶる地滑り現場は工事中

2014-02-27 22:04:17 | 風景
 一日中雨だった。
 これもチャンスだとばかり、買い物やら支払いやら雑用のため町に出かける。
 その途中、雨の中の地滑り現場を見る。

     
 ずいぶん、工事現場らしくなった。
 てっぺんの崩れる土砂を剥いで鉄骨らしき網を被せたようだ。
 かすかに合羽を着た作業員が命綱を頼りに手作業をしている。

               
 大自然が起こした災害を人間はこつこつと修復に精を出す。
 こうした人間の技術力は、動物界を凌駕したパワーの源だ。
 土留めや安全を考慮したフェンスを網の直下にサポートしている。

                       
 巨大な重機が妖怪のように控えている。
 地滑りで落ちなかった茶畑は、「奇跡の茶」として好評販売されている。
 被災を逆手に生きんとする山の民の心意気が伝わってくる。

 シイタケにとってはこの雨は恵みの慈雨となったに違いない。
 川床の掘り下げ工事で河川の色は濁っていたが、この雨でずいぶんきれいになりつつある。
 畑の野菜たちもそろそろ伸びやかなチャンスをねらっている。
 春はすぐそこだ。      

     
コメント
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