山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

関東は銀世界だった

2012-02-29 18:28:44 | 風景
 久々の関東にくりだした。
 ニュースは積雪による怪我や交通情報ばかりだ。

 もちろん、効率を旨とする都会では雪はマイナス要因だ。
 しかし、雪を喜ぶ子どもたちや風景を堪能するおとなの姿も取材してもいいのではないか。
 
                

 マイカーも慣れない雪にたじろいでいる。 
 
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正史から消された歴史の発掘 東北古代王朝

2012-02-28 00:18:07 | 読書
 「征夷」から見た歴史と「蝦夷(エミシ)」から見た歴史とでは、ずいぶん違う。
 というより、ヤマトを脅かすほどの蝦夷の旺盛な歴史があったことを削除されていたことを知らなすぎた。

 津軽・青森を中心に古代から近世にかけて先住民の国があったことを示す『東日流外三郡誌(ツガルソトサングンシ)』という古文書があることすら知らなかった。
 その内容の真偽は議論のあるところだろうが、勝てば官軍の歴史図絵に踊らされている現実があるのは間違いない。

 古事記・日本書紀の神話に疑問なく慣らされる。
 「国家神道」のお墨付きを得た「伊勢神道」が勝利者になることで、他の多様な神道は壊滅的な打撃を受け、現在に至る。
 先住していた出雲派は山岳へと逃げ延びたり、妥協したり。
 その流れを汲んでいた「大本教」は、不敬罪で治安維持法にからめとらわれる。

 オイラはまったくの無神論者だが、縄文時代の自然崇拝は納得がいく。
 現状や過去の神道の限界・固陋はともかく、もともとの原点である自然崇拝を現代的に見直すときが来ていることは確かだ。
 それだけの自己改革の力が今の神道にあるとはとても思えないが、地球は人間に自然への敬虔さを求めている。
 森を壊滅させた古代文明は同時に崩壊したが、森の国日本は、その恵みと共に生きてきた。
 その心意気が21世紀を変革する。
東北大震災で世界を感動させた被災者の「静かな尊厳」はそうした文脈にある。
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ムカデもナメクジも準備中

2012-02-27 20:23:05 | 生き物
 春めいた空気だが、風は冷たい。
 そろそろジャガイモを植える準備が必要だ。
 教科書どおりだと霜にやられてしまうので、3月植えるのがいい。

 久しぶりに畑に立つ。
 覆いを外したり、鍬で掘ってみると、もうすでに青いムカデらしきものが冬眠中。
 ふつうはすぐ逃げるのに、動かない。

                

 ナメクジもスタンドバイ。これはでっかくなるヤマナメクジのようだ。
 春到来とともに活動開始。

 人間もムシもいよいよエンジン始動へ。
 メジロもちらほら見かける。
 春の到来はうれしいけど、ムカデやヤマビルとの共存はやっぱりパスしたいなー。
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男の料理、かき揚げ試食会

2012-02-26 20:52:16 | 食彩・山菜・きのこ
 昨日は「春野長蔵寺応援団」のかき揚げ試食会を行った。
 準備は全て集まってからの行動なので、全てが急ごしらえなのだ。
 いないと思ったらマロンさんは裏であずきの缶詰めのかき揚げ用リングを作成。
 
          

 調理台を即席で作って野外の天ぷらの始まり。
 それぞれの男の天ぷらノウハウの断片を持ち寄り、なんとかかき揚げのできあがり。
 薪の火力はなかなか温度調整が難しい。

               

 かき揚げの食材は、玉ねぎ・ニンジン・エビなど。
 「一休」さんの手打ちそばと桜塩漬けのおにぎりと一緒に、かきあげの食べ放題。
 採りたてのフキノトウ・フユワラビ・ヨモギの山菜も天ぷらに参画。

                      

 食後は4月の主催コンサートの運営内容を協議。
 あわただしい春がやってきそうだ。
 
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辺境の雲海アート

2012-02-25 19:17:18 | 風景
 朝から雨模様のきょう。
 そんなときいつもたなびく雲に魅入る。
 しばらく見ていると微妙に風景が変転していく。
 都会ではなかなか見られない空間である。

               

 じつはかなりの雲海の写真を撮っているのだが、感動を収めるのが難しい。
 この光景は雲海アートであるとつくずく思うのだが、それを切り取ること自体が無理があるのかもしれない。

 プロ写真家のように、ヘリコプターや飛行機で撮ればそれなりの作品にもなるのだろうが、山里で撮れるハンディカメラの「絵」は一次元の限界から脱却するのは至難の業だ。
 だが、直接この雲海のダイナミックを感じられる瞬間は換えがたい。
 しっとりした雲は、特産品のお茶に旨味をもたらし、野菜や森に潤いをもたらす。

 乾ききった人間の心にも、うわっつらにしのぎを削るテレビにも、しっとり染入りますように。 
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汗ばむ山仕事 順調です

2012-02-24 20:19:43 | 農作業・野菜
 少しずつ整備してきた道草山の道づくりは、なんとか半分ほどに伸展した。
 やる前は意欲もなかったが、やっているうちに展望が見えてきた。
 気合も大切だが、やれるところまでやろうかという曖昧さがいいのかもね。

         

 とはいっても、あと半分。
 遠くに見える杉がゴールである。
 ツルハシがあるおかげで岩を砕きながら足元を踏み固める。
 さいわい寒風もなく、春の予感を感じさせる気温に汗ばむ。

                 

 切り倒してあったコナラも玉切りすることにした。
 チェンソーは刃を研いだら好調に作動して作業がはかどる。
 やっぱり事前の整備は丁寧にやらないとね。

                        

 道を作ったおかげで運搬もずいぶん楽になった。
 小さなヤマツツジがけっこうあるのがわかった。
 春が身近に来ている。
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木の端材を贅沢にリサイクル

2012-02-23 19:22:14 | リフォーム・屋内作業
 製材所からいただいてきた端材の生かし方にしばらく迷いがあったが、贅沢に踏み石(木)として利用することにした。

          

 大黒柱並みの太さがある。
 倉庫に眠っていたが場所もとるのでデビューすることとなった。

                   

 2本ずつ合計6本を配置。
 なかなかこれだけの太い端材はお目にかかれない。
 いただきに行ったタイミングが良かったのだろう。

 あらためて地域事業所の快い了解に感謝するばかりだ。
 ちなみに、バイオトイレのおがくずやダルマストーブの薪(冬は競合するので少ない)も大量にいただいている。
 合掌!!
 
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初春の山野草、早くも開花

2012-02-22 21:57:27 | 植物
 尾上さんちの庭で行う「春うららサクラコンサート」は、4月8日に決まった。
 今週の土曜日にコンサートで提供する試食会も行う。

 尾上さんちのオープンガーデンでは、早くも「ニシキマンサク」(花びらが赤から黄色のグラデーションもどき)が咲いていた。
 よく見ると、初春の山野草がちらほら咲き始めだしていた。

          

 「イチゲ(一華)」の仲間の「ユキワリイチゲ」(キンポウゲ科)が一輪咲いている。キクザキイチゲかと思ったが、葉の形からユキワリイチゲと思われる。

                

 「セツブンソウ」が開花した。今年はいつもより開花が遅いそうだ。
 以前、埼玉の山奥でセツブンソウ群落の自生地を見たときは大いに感動した。

                     

 群落を形成している白い花は、セリバオウレン」(キンポウゲ科)の花と思われる。
 漢方では下痢止め・消化不良の薬として根を利用する。

 枯葉が目立つ時期だが、来月中旬あたりから様々な花が咲き始める。
 コンサート当日はサクラが満開、お昼を挟んで華やかに山里の春を謳歌する。
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神様、仏様、この実状をどのように!?

2012-02-21 21:04:55 | 旅行・散策
一昨日の山里の胡桃平散策会の余韻が醒めない。
 足元にこれほどの風光明媚な背景がありながら、生活を営むことが難しいとはこれいかにだ。
 神社を挟んで風格ある夫婦イチョウのご神木が屹立している。

   

 伊勢系のここの「神明神社」は、アメノオシホミミノミコトとスサノオを祭っているとのこと。
 屋根の鬼瓦には、神明の「神」という字があり、その下の縣魚・ケギョには菊の紋章が見られる。

        

 もちろん神社は無人であるが、ムササビくんが留守番役をかってでているようだ。

              

 すぐ近くには、やはり無人の曹洞宗の「光源寺」があった。
 カーテンの穴から中が見えるように工夫?してある。
 でもその日は特別に室内を公開してくれた。

                      

 ケヤキを贅沢に使った重厚な建物にびっくりする。
 山深い山村にこれだけのお寺があるとは貴重だ。
 ただし、ご本尊が盗まれて今は空席となっている。

                            

 さらに、境内にある六地蔵は全部破壊されていた。
 廃仏毀釈の影響だろうか、この空間は時間が止まっている。
 過疎の自然の豊かさと放擲された生活。

 神様、仏様、この現状打開に何をご教示されますでしょうか。
 あなたの出番です。
 ここでがんばらないと真理も捨てられてしまいます。

 

                  

       
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なんてこったー! 寒ーい

2012-02-20 19:46:57 | できごと・事件
 いつもの朝より寒-いきょう。
 昨日から水道の水をたらしておいたおかげで、顔を洗うことができた。
 しかしながら、居間のテーブルに置いてあったお膳布巾が凍っていた。

 外はうららかな初春のような陽射し。
 午前中はホウレンソウの雑草を抜き取った。
 外のほうが暖かい。

 午後は、春に恒例の主催行事「しなんばたコンサート」の打合せ。
 開催期日は4月8日に決まった。

 春に向かって着実に時間は回っている。
 そのぶん、着実にジジイになっていく。
コメント (3)
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