山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

次郎柿は健在なり

2012-11-30 17:32:16 | 特産品・モノ
 今年のわが家の柿は2個しかならなかった。
 もう一つの柿木は見事にゼロ。
 柿の好きな和宮様は本場の森町で次郎柿を入手。
 8cmもある見事なものだ。

                     
 その隣の磐田市では柿園が見事に出荷を待っていた。
 「これだけ全部が売れるのかなー」
 と、よけいな心配をしてしまうくらいの量だ。

 形や色は悪いが5個入りで100円の次郎柿も買ったが、味は同じ。
 どちらを食べるにしても、柿の甘味は自然のなせる技。
 ただただ感心するばかり。

 今年は近所も不作だったが、来年のわが家の柿に期待したーい。
 それにしても、天候不順にもかかわらずプロはすごい。
 

 
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雑草の収穫!?

2012-11-29 22:01:19 | 農作業・野菜
                         
 陽があたらなくなった裏庭の荒地を整備する。
 手前は2m近くもあった雑草の森が枯れ始め、草刈機できれいにしたところだ。
 刈り取った雑草は堆肥にしている。

        
 ほんとうは広葉樹の枯葉がいいのだが、収穫した雑草をまるごと堆肥場所に運搬。
 1年ほど熟成する。
 するとそこそこの堆肥ができる。
 しかしそれは雑草の種を畑に撒くようなものだと言う人もいる。

              
 軍手から毛が生えた。
 のではなく、雑草の引っ付き虫がついてしまったのだ。
 これを取るのは、修業の行為となる。
 
                     
 今月の中旬にやってきた霜将軍によってトマトなどが全滅。
 仕方がないので、修理してまもなくのトマトハウスを解体した。

 寒くなると、こうした後始末作業が次々出てくる。
 きょうはまだ暖かいほうだ。
 寒風が吹きすさぶと外にいること自体が辛くなる。
 冬があるから春がある。
 あたりまえの法則が体の中を貫く。
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ニホンカナヘビだった

2012-11-28 20:22:14 | 生き物
成長が遅いが畑のセロリは着実に大きくなってきている。
 その寒冷紗にヤモリがいた。

 しかしどうも様子が違う。
 模様が違うし、尻尾も長い。
 調べてみたら、「ニホンカナヘビ」(カナヘビ科)だった。
 ヘビのように尻尾は長いがトカゲの仲間だ。

                  
 先日、天竜のくんま(熊)に行ったときの帰り、和宮様が「道路にきれいなへびがいたわよ」とのたまう。

 命令に従いUターンして近づいたら、「ヤマカガシ」(ナミヘビ科)だった。
 確かにきれいだった。
 カメラを向けたら、キッとこちらを向き戦闘体勢に入ろうとしたので、スゴスゴ後退してしまった。
 かまれても毒が入ることが少ないらしいが、毒は猛毒なのだ。

 山里は多様な生き物が生息している。
 人間の都合どおりにはいかない。


                      

                      
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森町の街並みと蔵展がいい

2012-11-27 21:39:54 | 市民活動・まち育て
 一昨日、隣の森町の「街並みと蔵展」に出かけた。
 全体の印象は、骨董店が多い。
 それはそれとして魅力的だが、市民参加の動きはこれからかな。

 
 ただし、報徳運動の拠点でもあった森町の実業家・鈴木藤三郎に注目したい。
 というのも、彼は「私立周智農林学校」を創立したり、二宮尊徳が残した書物を2500冊にまとめた報徳文庫を建物ごと神社に寄進するなど、ドラッカー顔負けの社会貢献をしている。

 彼が考案した氷砂糖が売られていた。
 ここに蔵展の原点があるように思えるが、お客は少ない。

      
 こうじ屋がいまだにあることは素晴らしい。
 町並みも往年をしのぶたたずまいがある。
 この地域の祭りは有名だが、自治体の合併に安易にくみしない誇りを感じられる。

            
 街角のあやつり人形の動きに通行人は表情をゆるませる。
 金にはならないが、これが大切。

                 
 イノシシに翻弄されていたオイラはつい衝動的にイノシシドッグを食らいついた。
 意外にうまかった。

                      
 福の神・仙台四郎の像を発見。
 仙台市の実在の人物という。
 彼は知的障害があり話しもできなかったが、彼が訪れた商店は商売繁盛したという。

 蔵展では毎回魅力的な講演会が開催されている。
 今回は「秋葉馬車鉄道から新東名へ」だったが、またもや聞き逃してしまう。

 こうしたイベントはついモノの売り買いに目を奪われるが、市民の心意気をいかに打ち出せるかが鍵だ。
 つまり、江戸時代の疲弊した農村を地道に再建した尊徳に学ぶということでもある。
 森町に「報徳社」があったということは精神的な財産だ。
 今で言う、NPOだ。
  
 
 
       

    

       

 
  
 
 
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キウイ・ショウガを収穫したよ

2012-11-26 20:22:43 | 農作業・野菜
先週すべてのキウイフルーツを収穫した。
 その一部をリンゴと一緒に入れて追熟した。
 現在、毎朝それを食べている。
 食べごろだ。

 
 同時に、すっかり葉が霜でやられていたショウガをあわてて収穫。
 ここ数年、ショウガ栽培がうまくいかなかったが、今回は立派なショウガに成長。
 きっと、自前の有機肥料が効いているようだ。

 収穫した一部はホワイトリカーにつけて保存。
 残りは乾燥したり、擦ったショウガを紅茶に入れて飲んだりと、多様に利用を考えている。

 山里コンサートが終わり、こんどは週末から「春野人めぐり」のイベントがある。
 また応援の活動が続いていく。

 きょうは一日中雨となり、夜は強い木枯らしが窓や戸を叩く。
 部屋に寒気が暴れてくる。
 イノシシの被害は収まったが、畑も家の中も防寒対策が迫られている。
 
 

          
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地産地消の山里コンサート

2012-11-25 20:38:36 | 市民活動・まち育て
 昨日のコンサートのもう一つの目玉は地元産食材の料理にある。
 そのため120人分の調理を担う厨房スタッフは相変わらず忙しい。

 ご飯が直前まで炊けていなかった釜があったが、急遽、新たに炊き直したりしてなんとか間に合わせたり、裏方の奮闘で、お客からは味といい、手づくりの心づくしといい、大好評だった。

     
 厨房の壁には調理のレシピの手順を明示した大きなメモを張ったのもわかりやすかったようだ。

            
 料理の主なメニュー。
 ギンナン・シイタケ入りとここの庭で採れた桜の塩漬けのおにぎり。
 目の前の川の上流で育てたアマゴの甘露煮。
 近くの山で採れたナメコ・シイタケなどのキノコ汁、ネギはここの畑のもの。
 春野産のキクイモの味噌漬け、同じく大根の生漬け。
 ゼンマイの煮物。
 春野産のキュウリのキューちゃん。
 お茶は味が評判の春野茶。
 ハランや笹の葉を敷物にして、お皿は山で製材した杉板。

                       
 隣で設けた産地直売所も野菜・キノコ・春野茶・地元産パンなどが並べられた。

 
 地元の生産物を都会から来た方に食べてもらい、さらに買っていただくことで、ささやかなムーブメントが過疎の山におきていくことを願っているのだ。
 その意味では、100名を超える参加者がこの中山間地に参集したこと自体が画期的だ。
 またそれを担うボランティア約20名の自覚的な献身も見逃せない。
 山里コンサートはそうしたロマンの結晶でもある。
 
 
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山里に響く尺八の哀愁と希望

2012-11-24 20:24:20 | 市民活動・まち育て
 昨夜は雨が降り、きょうの天気予報は曇りだったので、寒さや風が気になっていた。
 ぬかるみが予想されたので長靴で会場に向かう。
 しかし、会場はくっきりとした秋晴れだった。

   
 集合時間の朝9時にはすでに厨房の調理が始まっていた。
 午前中は舞台のうえにイチョウの葉を撒き、そのうえに、紅葉の葉を撒く。
 隣接の直売所もそこそこ売れ行きがあった。
 
 演奏の第2部ではケーナとの競演もあり、民族楽器の喜怒哀楽の音色が山里の風景にピッタリ。
 110名強の参加者がこの過疎の山里に集うこと自体が画期的だ。
 食事も演奏も紅葉の背景も好評で、尾上さんを中心とする手づくりコンサートの心づかいが伝わったようだ。

 今回は会場の集落の80歳以上の5名をご招待したのが、新たな動きだった。
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山里コンサートは明日開幕

2012-11-23 19:39:25 | 市民活動・まち育て
 明日のコンサートの準備のために、朝からスタッフが集う。
 雨もなんとかあがり、舞台では巨大な甕に秋の装飾が据えられる。
 借景の紅葉とうまく溶けあっている。

  
 調達していただいた大量のナメコも石づきやゴミを取り払い、寸胴鍋にきのこ汁の具材へと投入することができた。
 120人分の竹の容器や杉板、敷物に使うハランや竹皮もきれいに洗浄された。
 
 
 会場では、肉体労働でもあるテーブル・イスも配置された。
 それぞれ黙々とみずからの役割を果たしている。

     
                
 夕闇が迫るころ、出店コーナーのセッティングも完了。
 工場の物置がカフェテラスのようなスペースに変身。

 政治も経済も教育もニュースも暗澹たるイライラ現象の中でも、この中山間地の自然豊かな、さらには心みずみずしいボランティアの心意気が会場に漂う。
 明日は、点在する家々がたたずむ里山に尺八の演奏が届く。
 心に沁みこむ調べは忘れられた日本のつつましい暮しと心を思い出す契機となるに違いない。
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秋の山里コンサートの準備着々

2012-11-22 20:00:13 | 市民活動・まち育て
 明後日に開催される秋の山里コンサートの準備のために、午後長蔵寺に出向く。
 到着したときには、急遽お願いしていたナメコ6kgが届いていた。

 足らないときは買出しの心配をしていたが、これだけあれば充分。
 コンサート昼食は、「きのこ汁」、アマゴの甘露煮、漬物、おにぎりなど地元産の食材で構成される。

         
 わが畑で取れたキクイモは、時間がないのでスライスしたキクイモを味噌漬けしたものだ。
 キクイモは収穫から漬けるまでの手間が馬鹿にならない。
 まる一日がかりで準備して当日までなんとか間に合いそうだ。

                      
 和宮様は連日ゼンマイ・切り干し大根などの料理におおわらわ。
 きょうは明日の準備作業のまかない昼食のおでんづくりでおおわらわ。
 当日の厨房スタッフも少ないようなのでしばらく獅子奮迅ガ続く。

 きょうの準備作業は舞台に撒く落ち葉を求めて田河内へ。
 針葉樹が多いので近所からでは落ち葉を入手できないのだ。

 軽トラック一杯ぶんの落ち葉を運んできて、舞台に撒く。
 当日の本番には、紅葉の落ち葉をさりげなくデザインする。

 コンサートの案内は次のHPで。
 まもなくしめきりが迫っています。
 https://sites.google.com/site/harunochouzoujiouendan/home/fasuto-ibento

                

        
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トマトハウスが崩壊

2012-11-21 20:26:56 | 農作業・野菜
 木枯らしが吹きすさんだ先日のこと。
 夏以来頑張ってきたトマトハウスが強風で折れ曲がってしまった。
 トマトはすでに終わったものの、わき芽で育ったトマトが少々残っている。
 なかなか赤くはならないが、そこそこ収穫があるのでハウスをかたづけないでいる。

                  
 とりあえず補強してトマトの最後までをいただこうとの魂胆だが、畑の場所が日陰なのでそうはいかない。
 味もいいとは言えないが、炒め物にして食べてみるとけっこう食べられる。
 補強した現在、居直って様子見のこのごろだ。
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