山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

それは「オカノリ」だった!

2012-07-31 20:18:25 | 農作業・野菜
 ゼニアオイだとばかり思っていた畑の草。
 どうも、花の色が濃桃色とは違う白であり、花の大きさも小さ過ぎる。
 調べてみたら、これは「オカノリ」という野菜だった。
 「ヒョー」
 初めて出会う野菜のような気がする。

       
 葉を火であぶると、のりのようになるのでこの名前だついたという。
 雑草のように畑のあちこちに大きくなっていた。
 生命力があるようだ。

               
 今では花の盛りは終わりだが、葉を収穫してホウレンソウのように茹でて食べてみた。
 くせのない味が物足らない。
 もう少し早めに若葉を収穫すればネバネバの良さが出たかもしれない。
 
 野菜だったとは気がつかなかった能天気ビギナーに栄光あれ??


どうやら、わが室内に野鳥が居候しているらしい。
 深夜になると怪しく飛び回るが、壁にぶつかる音がする。
 食事はどうしているのだろうかと心配になる。
 窓を少し開けて「ここから逃げて」と、サインを送るのだが伝わらない。

 あまりに飛ぶのが早すぎてどんな野鳥かが特定できない。
 色はウグイス色に見える。
 羽が確認できるのでコウモリではない。

 きょうも忘れた頃、わずかな光に反応してかすかに飛翔する。
 壁や床には10cmはあるアシダカグモが静かに徘徊する。
 このところ「ムカデと遭遇しないなー」と安心してきたのに。
 相変わらず、魑魅魍魎が跋扈するわが家である。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

太陽が育てる朝採り野菜

2012-07-30 19:03:58 | 農作業・野菜
殺人的な太陽光線にもめげず、わが夏野菜の諸君は食べきれないほどの作品を用意してくれる。
 トマトだけでも毎日7~8個はいただいている。
 きょうの朝採り野菜は家庭菜園としては今までの最高の量だった。

            
 トマトの一部の葉には褐色の斑点ができ、裏はカビのようなものが付着していた。
 他の葉にうつるといけないので除去したところ、今のところ同じ症状は起きていない。

 
 なんといっても旺盛なのは雑草。
 ススキもオイラの背丈より高くなってきた。
 さっそく刈り取り、クズの枝でしばり、畝に配置。

 油断すると、歩く道がなくなっていることもある。
 きょうも草刈りしながら、追肥作業を続けている。
 エダマメ・トウモロコシが順調だ。
 問題はこれからだ。

 オリンピックの影響で労働時間がつい短くなり、ついつい昼寝タイムが大幅に増えてきている。
 というより、殺人太陽光線から身を守っているのだと、胸を張って言ってしまおう!? 
            
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小説『限界集落株式会社』

2012-07-29 20:23:38 | 読書
 先日、小学館が出版した小説、黒野伸一『限界集落株式会社』を読み終えた。
 過疎の村に希望を与える作品だという書評に興味をもって読み始めたのだった。

 負け組の登場人物が過疎の山里で自分らしさを発揮しながら地域づくりへとつながっていくストーリーだ。
 限界集落の現状をよくふまえた内容だが、マンガを読む感じのタッチで読める。
 しかし、あまりにうまい話がとんとん拍子に成功していく展開はちょいと軽い。

              
 とはいえ、傷をもった人間が過疎という居場所で癒され、自分をとりもどしていく過程は、作者の暖かい人間讃歌のまなざしが貫かれている。

                     
 「いじめ」が社会問題になってきているが、責任をとらない組織のほころびがそこにある。
 「本当のこと」が孤立し、バーチャルが組織・集団を支配するのは歴史の歩みだ。
 そんなとき、孤塁の辛さと対話してみることも必要だ。

                          
 過疎という山里に身を置いてみると、そんな対話もできるようになり、人間や自然のありがたさも身に沁みる。
 文明のあまりの便利さ・発展は、文明の崩壊の始まりでもある。
 山里の不便さは、じつは人間の復権をよみがえさせてくれるのを実感する。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

畑にイオウイロハシリグモ・アマガエル・ツマグロヒョウモン

2012-07-28 19:36:53 | 生き物

 足元にツマグロヒョウモン♀がやってきて逃げない。
 「ポーズを撮れ」と言っているようだ。
 カメラを10cm近く近づけた。

 1時間前ほど、網に絡まったツマグロヒョウモンを助けたばかりだった。
 そのお礼なのだろうか、ふだんはなかなかシャッターチャンスをくれない。

        
 ときどき野菜の上に見かけるクモがいた。
 「イオウイロハシリグモ」(キシダグモ科)というのだそうだ。
 眼が2列で8個ある。
 網を張らない徘徊性のクモだ。

                   
 忍耐強い「アマガエル」も葉の上で修行をしていた。
 人間みたくガツガツしていない。
 近くにエサがあればいただく。
 なければじっと待つ。
 修行僧のように見えるカエルにいつもハッとさせられる。

 きょうも草刈り、追肥でカラカラと一日が過ぎていく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏だ!野菜だ!きょうの収穫!暑いぞ!

2012-07-27 19:42:38 | 農作業・野菜
 雷雨などで畑をちょっと見ないうちに、野菜たちは自由奔放に実を伸ばしていた。
 芽が出なくて二度種を撒いたらぐいんと芽を出した「キュウリ」。
 テントウやカメムシが葉の汁を吸うのでアトピーのような葉になっている「ナス」。
 順調に赤くなってきている「トマト」。
 「ピーマン」も実がいっぱい着き始め、夏野菜は基本的に順調。

                  
 雑草に包囲されたなかで、畝づくり。
 昨年の堆肥をこの畝に漉き込んだが、木の枝がまだじゅうぶん分解していない。
 全身が暑さでぐっしょり。
 このところ、Tシャツは一日3枚は使う。

 すると、30cmほどのヘビの子どもが横切ったので、あわててカメラを取りに行ってなんとかパチリ。
 モグラの穴へ逃げ込む寸前だった。
 アオダイショウかシマヘビのようだが、よくわからない。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7月の尾上ガーデン/すでに秋の七草

2012-07-26 20:54:40 | 植物

 7月中旬に尾上ガーデンにお邪魔した。
 いつ行っても花が咲いている。
 最初に出会ったのは、キキョウ(キキョウ科)。
 
 セセリチョウが花粉を探しているが、雄しべがまだ花柱にくっついている若い花で花粉はこれからなのだ。
 となりの花の開いた雄しべは花粉がなくなったようで、花柱が五裂している。
 花粉が花柱に着き始め花としては初老期に入る。

                
 ちょうど近所でチチタケ(チタケ)を収穫したが、そのきのこの茎を突き刺して運搬したという「チダケサシ」(ユキノシタ科)が咲いていた。
 でも、チチタケはすぐ壊れやすいので、この説は疑問。

 
 庭の中央付近では真っ赤な実の「ヤブデマリ」(スイカズラ科)が目を引く。
 赤い実が付いていない葉は、細長い。

                
 夕方咲くという「ユウスゲ」(ユリ科)が咲きそうだったが、まだ夕方ではないので、開花は見ることができなかった。
 翌朝の午前中にはしぼんでしまう一日花だ。

 
 すでに「オミナエシ」(オミナエシ科)が咲いている。
 「オミナ」は「女」。「エシ=ヘシ」は「圧倒する」という意味があるそうだ。
 名前の言われは諸説あるようだが、これは納得する。

 「ヒメウラナミジャノメ」が遊びに来ていた。
 翅の模様が波のようになっている。
 すでに、ナデシコ・ハギが開花し、フジバカマはもう一歩なので、まもなく秋の七草は間近に見られる。

 きょうは静岡県内で最高の気温とのことだ。
 一日中草刈りにくれるが、もちろん休み時間のほうが長いから、熱中症は大丈夫。                         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チョウは熱中症にならないんかなー

2012-07-25 21:35:45 | 生き物
 畑の畝でアゲハがしばらく止まっている。
 近づいてもすぐには逃げない。
 カラスアゲハかなと思ったが、尾状の突起が短いので「クロアゲハ」らしい。
 翅の波状のラインが白いのが気になるが、図鑑のどこにも当てはまる画像がない。

      
 庭先では、休憩の多い「イチモンジチョウ」がやってきた。
 イチモンジチョウの翅の裏が意外にきれいだ。
 すぐ隣には、「コミスジ」もいる。

               
 「ツマグロヒョウモン」は比較的常連だが、わが家と同じく「オス」が目立たない。 ほかのヒョウモン族に紛れてその存在をカモフラージュしているかのようだ。

 お昼ごろには激しい雷雨があり、2時間近く停電もあった。
 そのためか、パソコンも機嫌が悪い。
 が、雨の合間に、ネギの苗を植えることが出来た。
 きょうの予定はなんとか達成。 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もうチチタケ出現!?

2012-07-24 20:11:23 | 食彩・山菜・きのこ
 
 数日前のこと、いつもの林道脇で和宮様がまさか「チチタケ」を発見。
 「チチタケ」(ベニタケ科)と言えば、今まで8月のお盆前後に収穫していたのだ。

      
 さっそく、和宮様の腕を奮うチチタケ料理が始まる。
 キャベツをいただいた隣の師匠を呼んでうどん&チチタケ料理となる。

                
 太陽光線を避けて日陰の駐車場で昼食。
 チチタケの味はいまいちだった。
 収穫はやっぱり8月がいいのかもね。

                     
 チチタケは、ナスとの相性が抜群。
 炒めたチチタケとナスをうどんの汁に入れて食べるのも抜群。
 また、あの林道脇をチャレンジするのが待ちどおしい。
    
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大玉トマトがやっと実った!

2012-07-23 20:44:54 | 農作業・野菜
 毎年失敗続きの大玉トマト第1号がついに実った。
 ミニトマトは成功してきたが、どうも大玉トマトが思うようにいかなかったのだ。
 中玉トマトも順調だ。
 問題は今までなぜうまくいかなかったのかの原因がわからないことだ。
 
                 
 キュウリも苗の段階でウリハムシに食べられて一進一退だったが、今年はほぼ順調。
 農薬を使っているわけではない。
 
 バジル・モロヘイヤ・落花生はまったく芽が出ていない。
 この三つは去年も同じようだったが、天候不順のせいだからだろうか。
 かように、まだまだ農業ビギナーとしてはヨチヨチの段階だ。
 がしかし、毎日のように、トマトやキュウリを唸りながらいただいているのをよしとしよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稚児の滝へ1万6千歩も歩いた散策会 

2012-07-22 21:44:18 | 旅行・散策
 天竜の道の駅「花桃の里」を基点に「稚児の滝」までの散策会に参加した。
 往復で約16000歩を歩いた。
 
 光明山の稚児が煩悩に悩んでいるとき、夢枕に不動尊がやってきて「近くの滝で修行しなさい」と諭され、修行を重ね、高名な僧になったという、いわくの滝だ。

 
 滝近くには、「ミゾホウズキ」(ゴマノハグサ科)のかわいい花を発見。

    
 林道脇には「ハダカホウズキ」(ナス科)が所々勢力拡大を目指していて、すでに花も咲き始めていた。
 ホウズキを包む「ガク」がないので、「裸ホウズキ」という。

          
 図鑑に出ていなかったので同定がむずかしかった「ムラサキニガナ」(キク科)も、花筒の長い小花をつけていた。
 一見すると、花であることを見落としてしまう。

              
 「モミジガサ」(キク科)はこれから花が咲くようだが、これも花は小さいようだ。 「カサ」は、「傘」ではなく、「笠」ということだ。

                  
 春の花「ノリウツギ」がまだ咲いていた。
 アジサイは「ヤマアジサイ」「ガクアジサイ」「セイヨウアジサイ」が開店終了の準備をしていた。

                       
 「フジウツギ」(フジウツギ科)を1本発見。
 園芸品種「ブッドレア」がよく都会の庭で見られるが、全草有毒なのだ。

 ヤマユリ・ムクゲ・ヒメヒオウギスイセンなどの花は目立ったが、全体的には花は小さくグリーンシャワー満載の森林浴となった。
 雨が心配されたが、なんとか雨カッパを出さずにすんだのがめでたし、めでたし。      
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする