山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ハナミョウガ

2009-05-31 01:46:04 | 植物
 暗い林間の藪の中で二日連続で遭遇した「ハナミョウガ」。
 鮮やかな鮮紅色が湿気漂う藪から覗いているので、気がつく人が少なくて通り過ぎてしまう。

 ラン科の仲間かと思ったが、ショウガ科だという。葉を揉んでみると、ミョウガのにおいがする。「ヤブミョウガ」はツユクサ科というから、コトはわかりにくい。

 それにしても、針葉樹の人工林が圧倒する林相のなかで、ハナミョウガの派手な主張は多様性を知らしめる貴重な存在だ。
 まるで、忌野清志郎の化粧のようだ。本質は、穏やかでシャイな性質なんだよ、きっとね。
 
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絶滅危惧種 遠州無葉蘭

2009-05-30 00:24:54 | 植物
「春野山の村」に絶滅危惧種の「エンシュウムヨウラン」が咲いていた。
いかにも踏んづけてしまいそうな林縁に、枯葉と同化しているかのように目立たず屹立している。「春野山の村」が造成する前の植物調査でムヨウランが発見され、それが新種であったという。そこから「エンシュウ」という名がついたらしい。
 愛知・静岡の特産というわりには情報のほとんどが愛知からで、発見された静岡からの発信を見つけ出すのがむずかしい。それほど遠州では自然保護活動が活発ではないというのだろうか。
 「顎の下に膨らみがあるのが特徴」というこの希少種が、山の村自身の価値を高めるもので、画期的なことだ。さっそく保護ゾーンを検討したい。
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竹ヒゴ支柱

2009-05-29 00:04:50 | 農作業・野菜
師匠からいただいたキャベツの苗の葉に虫食いが出てきたので、あわてて竹を割き、半月状の竹ひご支柱を作成。これに寒冷紗をかけてできあがり。
 裏山に竹林があるのが助かる。田舎はこうして自然素材が循環しているのである。

 そこに、市場経済が導入されると失うものがある。機械・農薬メーカーや政治家に翻弄されている農協の自主自立のなさにいくどもがっかりさせられる。

 規格化された支柱を買わないで、竹で支柱を作るのは、せめてもの抵抗でもある。いや本当はゼニがないからでもあるが。
 きょうは一日中、高田渡のCDを聞いていた。彼の言わんとする生き様もささやかな抵抗だった。この現代の添田唖然坊とでもいうべきミュージシャンをマスメディアは無視し続けた鈍感力もたいしたものだ。
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ソラマメ初収穫

2009-05-28 00:06:32 | 農作業・野菜
 ソラマメを初めて収穫した。
 マメは市販のものよりやはり小振りだったが、皮ごと食べられる柔らかさと甘さがあった。
 アウトドアでは、莢ごと網の上で焼いてからマメを食べたことがあったが、それもなかなかのうまさだった。食べ終わった莢をそのまま燃やすので、納得もいく。
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ソラマメ

2009-05-27 00:33:49 | 農作業・野菜
 ソラマメがなんとか無事に収穫できそうだ。
無農薬だが、木酢液はしっかりかけた成果だろうか。虫に食われることなく実をつけてくれた。
 空に向かっていた莢が大地と平行または下向きになれば収穫の合図ということだ。
 それにしても、ソラマメという命名は見事だ。名前を聞いただけでうれしい。

 
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ハチク

2009-05-26 00:22:03 | 食彩・山菜・きのこ
「破竹の勢い」と言われるが、正しくは「破竹」ではなく淡白な味という意味での「淡竹」と言うのだそうだ。10cm前後の太さもあり、すぐ焚き火をしてタケノコごはんに煮物に大活躍の「淡竹」となった。
 確かに、アクは少なく食べやすい。
 裏山のタケノコは要注意である。いつのまにかまた、4本が地中から顔を出しているんだ。
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モリアオガエル

2009-05-25 00:21:44 | 生き物
 木の枝にポリ袋かなと思ったが、そうではないらしい。これで二度目の発見だが、モリアオガエルの卵塊のようだ。いずれも、林道のような道路に面した樹上にあった。
 木に暮らすというモリアオガエルにぜひ会いたいものだ。いつ会えるか楽しみにしておこう。

 本物のマタギのYさんが、春野山の村で聞こえるサンコウチョウの鳴き声をさして、「むかしはサンコウチョウはざらにいたもんだ」と語ってくれたが、サンコウチョウにもまだあっていない。

そのためにも、もう少し生きてみたいと思うのだ。

 
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センダン

2009-05-24 20:00:19 | 植物
 秋が深まると象牙色の実をたわわにつけるセンダンの木。たくさんの数珠がぶら下がっているようなさまの、千珠(センダマ)から名前がつけられたようだ。
 
 春には薄紫色の華麗な花で楽しませてくれる。
 春野ふれあい公園では今が満開の林を形成している。
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ギンリョウソウ

2009-05-23 15:11:16 | 植物
 春野山の村の針葉樹が連なる林内で「ギンリョウソウ」を発見。
 奥多摩の閑散としたキャンプ場で群生を発見して以来久しぶりの出会いだ。
 目立たない風景の中でも沸々といのちは活動しているということなのだ。

 つい、見過ごしてしまいそうなことの中にも、ドラマがあるということを忘れてはいけないんだね。

 
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ヒゲコメツキ

2009-05-22 00:05:00 | 生き物
夜になると不思議にいろいろな虫が室内を徘徊する。
常連は、カマドウマやヤスデやクモである。

 そのうちに、カミキリムシが飛んできたなと思っていたら、見事な髭の持ち主だった。調べてみたら、カブトムシの仲間の「ヒゲコメツキ」のオスだった。
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