山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

何をあたためるのかな !

2012-03-31 21:30:57 | 特産品・モノ
畑の真ん中に直立するこれはなーに??
お酒のケースに石が入っている。
どういうわけかその上にオーブンが乗っかっている。
 いったい何を暖めようというのだろうか。

 オーブンのガラス越しに中を覗いてみたら、な・なんと、なんと、
 新聞が入っていた。
 あったかい新聞にインクの匂い、ホットニュースを狙ったのだろうか。
 うらぶれたオーブンもこれなら新たな貢献をしているというわけなんだな。
 オーブンを支えている一本の棒がまたにくいね。

 セカンドライフを有意義に過ごしているオーブンに乾杯!!! 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シイタケ菌打ちもなんとか終了

2012-03-30 21:31:09 | 農作業・野菜
 少しずつ作業を続けてきたシイタケのほだ木づくりもいよいよ菌打ちの段階となった。
 午前中はほだ木を道草山から往復運搬。
 膝にはかなりのリハビリになった。

           

 ドリルはハンディーなものを購入し、きのこ用ドリル刃は昨年使ったものを使用。
 軽いので腕の負担は少ないものの、後半はさすがに疲労がたまる。

                   

 シイタケは人気のある「にく丸森菌」を800個、食感がよいムキタケ100個、計900個をコナラに打ったことになる。

                          

 重いほだ木もあるのでおじさんにはきつい作業。
 チェンソーでコナラを伐り、それを輪切りにし、山からそれを運び出す作業は高齢者には重労働。

 若者がいなくなっていく過疎地にとっては、主要産業である原木シイタケづくりの後継者がいなくなるのは深刻な事態だ。

         

 さいわいU字溝があったので菌打ち作業がはかどる。
 明日は雨らしいので、午前の運搬から午後の菌打ち作業まで急ピッチ作業。
 ふだん休憩時間が多すぎるので弛緩した筋肉がびっくらしていることだろう。

 ブログを再開してまる3年。
 ブログのおかげでなんとか呼吸している。
 
  
   
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャガイモの植付けやっと終了

2012-03-29 21:40:58 | 農作業・野菜
 このところ法事が重なり畑仕事ができなかったが、好天のきょう、ジャガイモの植付けをやっと終了。
 メークイーン3kg,キタアカリ3kgをそれぞれ2畝ずつ植えることができた。

             

 メークイーンはわが畑では確実に収穫できる安心の品種。
 「きたあかり」は、病気にやや弱いがホクホクの味はとても良い。
 昨年に引き続き和宮様も「腰が痛むぞえ」と言いながらもお手植えしてくださった。

                      

 スペインがペルーを征服したときの土産がジャガイモだった。
 以来、ヨーロッパに広がり、世界を席巻する。

 しかしその西洋は、富と人命を収奪した反省と見返りはいまだないと言ってよい。
 西洋の繁栄は南米をはじめとする植民地支配を抜きには語れない。
 日本もそのバスに遅れまいとアジア侵攻をはじめた。
 
 ジャガイモの背景にはそんな世界史も流れている。
 モンゴロイド・縄文人の南米と日本の共通する感性を思いながら、ジャガイモの芽ぶきを期待している。
 
 

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっぱり富士山は絵になる

2012-03-28 20:18:14 | 風景
 久しぶりに「東名」を滑走。
 足柄からの富士は見事な白妙の衣装。
 北斎・広重の富士シリーズが絶賛されるわけだ。

             

                 

 沼津からの富士。
 最近の寒さで雪が降り積もったようだ。
 世界遺産にまっさきに登録されてもおかしくない。

 山をないがしろにしてきたツケがいま問われている。
 富士の恵みを利益にだけ囲い込むから、怒りでいよいよ富士も我慢の臨海を越えそうだ。
 合掌。
 爆発しませんように。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

縁結びの神木「ナギ」は針葉樹なんだ

2012-03-27 07:53:14 | 植物
 隣の森町の金守神社に道草したところ、境内で「ナギ」(マキ科)を発見した。
 熊野地方界隈ではナギがご神木だそうだ。
 ナギの葉は笹の葉のように葉脈が平行している。
 しかもこの樹が広葉樹ではなく針葉樹であることも知った。

           

 葉が平行脈のため横にちぎるのが難しいため、別名「コゾウナカセ」ともいう。
 また、切れないにあやかって、縁結び・夫婦円満の樹とされている。

                   

                            

 境内にはナギの実も落ちていた。
 実には稜があるのも珍しい。
 異例ずくめのこのアウトローのナギに親近感をもった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自然災害が身近な風景

2012-03-26 08:53:57 | 風景
 昨年の台風被害の痕跡がいまだ残っている。
 町内のあちこちでは土砂崩れ・道路陥没している箇所がフツーに見られる。

 そのため、国道の通行止めがいまだ続いている。
 早朝・昼・夜の時間帯は部分的に通行できるが、時間に少しでも遅れてしまうと引き返さなければならなかった。

 川床に土砂が流れ込み水深が浅くなったり、川幅が変わってしまったり、壁が破壊されたり等など、川の被害も深刻だ。

            

                       

 いわゆるがけ崩れもかなり上のほうから工事しなければならない。
 こりゃ、時間がかかるわけだ。

 災害列島日本!
 それは自然災害とともに歩んできた歴史でもある。
 逆に言えば、この急峻な列島の厳しさは、個性的な自然の豊かさが息づいているということでもある。

 

            
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早春のオープンガーデンに咲く山野草

2012-03-25 10:07:14 | 植物
 昨日春の地域コンサートの打ち合わせを行う。
 その会場である尾上さんちのオープンガーデンでは、山野草がさりげなく咲いていた。

 お地蔵さんを背景とした「オキナグサ」(キンポウゲ科)は、名前の通り白毛の柔らかさが伝わってくる。
 初夏にはタンポポの綿毛のような翁になる。

       

 庭のあちこちに「ショウジョウバカマ」(ユリ科)がにょきりと花の茎を伸ばしている。
 オラウンタンのような「猩猩」の赤い毛と重なる葉っぱの「袴」から、つけられた名前だ。
 森の藪でときどき出会うことがある。

                 

 個人の庭でときどき見られる「オウバイ」(モクセイ科)も春ならではだ。
 梅の名前がつくが、匂いがないジャスミンの仲間だ。
 これは八重咲き。

                        

2000m前後の山に行ったときときどき出会った「リュウキンカ」(キンポウゲ科)がいた。
 黄金の花茎をまっすぐ伸ばす特徴があるので、「立金花」と表記する。

 
 4月8日に実施するコンサートにはこれらの花が迎えてくれるといいが。
 少なくとも桜は満開になる。
 
 



                       
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

絶滅のおそれがあるカヤネズミの家

2012-03-24 00:10:03 | 生き物
 わが荒地はススキが少なくない。
 このススキ原が畑になっていく過程がやりがいでもある。
 ある意味では開拓労働の指標でもあるのだ。

 そんなススキ原からときどき発見する「巣」がある。
 はじめは野鳥の巣かなと思っていたが、どうやらそれは、「カヤネズミ」の巣らしい。

 カヤネズミは10gしかなく日本で最小のネズミだそうだ。
 生息場所である草の上に巣を作っているのもネズミのなかでは珍しいそうだ。

                    

 出入り口がわかりにくい。
 空き家らしいので中身を開いてみたら、内側はススキを細く編んである快適なベッドだった。
 カヤネズミの存在は生物の多様性が豊富である指標にもなっているそうだ。
 しかし最近、ススキ原が少なくなったため個体数が激減し、地域によってはカヤネズミは絶滅危惧種に指定されている。

 これを知ってしまうと、むやみにススキを刈り取る必要がないということにもなる。
 小動物保護エリアを残してもいいかもしれない。
 まだ本人とめぐりあってはいないが、カヤネズミにぜひ会ってみたいものだ。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

散策で出会った植物

2012-03-23 18:40:44 | 植物
 初春の花といえば山のあちこちに目立つ「キブシ」(キブシ科)でしょう。
 初春の花には黄色が多いのが特徴です。
 ヌルデの葉の虫こぶを五倍子(ブシ)といって、お歯黒の原料としますが、これと区別するために「木五倍子(キブシ)」と言ったそうです。

            

 湿った林下や谷筋に目立たぬよう生きる「イズセンリョウ」(ヤブコウジ科)を発見。
 伊豆に多く見られ、センリョウ(千両)の葉に似ているので、この名前がついたようです。

                    

 以前、高尾山で見たことがある「キジョラン(鬼女蘭)」(ガガイモ科)。
 実から白い綿毛が飛び散るさまが髪を振り乱した鬼女に似ていることから、この名前がついたそうです。
 ランでないのにどうして蘭の名前がついたのかがよくわかりません。

 アサキマダラの幼虫がこの有毒の葉を食べるそうです。
 キジョランを増やしてアサキマダラの遠征を支援したいですね。

「大都会では大地がコンクリートに覆われ呼吸ができない」と指摘した水俣の大牟礼道子さんの指摘は鋭いものがあります。
 わが過疎地にはそういう意味では大地の呼吸と緑の呼吸という命の連鎖が健在です。
 
 ちょいと散策すれば、こうした植物と出会える豊かさがあることは貴重なことであることを忘れてはいけませんね。 

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

畑の畝づくり急ピッチ

2012-03-22 20:20:29 | 農作業・野菜
 連日、畝づくりに追われる。
 和宮様も長い冬眠から目覚め参戦してきたが、体が環境にまだ慣れていないようだ。
 雑草をまず除去してから、大まかに鍬入れする。

 連作障害を避けるため、二つの畝の間の道だった所を中心に、つまり二つの畝を合体して二条植えの畝作りを始める。

                 

 鶏糞・ヨウリン・油粕・米ぬか等の肥料を混ぜて漉き込むように鍬を入れていく。
 これだけで二日もかかる。
 もう夕方になっている。

                       

 翌日に「レーキ」で畝を平にならす。
 河岸段丘のわが畑は砂質の土なので、有機質の施肥をしているがまだまだ理想的な土には至っていない。
 ここにはジャガイモを植える予定だ。
 早くしないと例年の失敗のとおり、植える時期を逃してしまう。
 のんびりスローライフを満喫しているつもりだが、内心は焦っている。
 
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする