山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

間引き菜にキウイに

2014-11-30 21:22:01 | 食彩・山菜・きのこ
 大根やカブの間引き菜がごっそり収穫済み。
 毎日のように間引き菜が食卓に鎮座する。
 カブは赤カブの間引き菜で、フライパンで炒めてからゴマ・シラスにサバの缶詰を入れたものだ。

                       
 さらに、いただいた大根の葉を炒める。
 コウナゴ・ヒジキを混ぜてからゴマをかける。
 塩・胡椒で味を整えてできあがり。
 結果的に間引き菜の炒め物と似たものになってしまったので、昼と夜のおかずをずらしながらたっぷりいただく。

                     
 リンゴで熟成したキウイフルーツも食べごろだ。
 これも毎日2個ずつ食べている。

                     
 わが道草山に再び「ナメコ」が出てきた。
 最近の雨のせいなのだろうか、これで三度目だ。
 ナメコの味噌汁を急遽つくり、そこにスライスした「ハスイモ」や生シイタケを入れる。
 最後に、刻んだワケギやアサツキを入れる。
 この味噌汁も毎日いただいている。                     

 というわけで、おかずが多くてご飯をぬくことも少なくない。
 畑から採れたものだけで生きていけるのが何よりの恍惚でもある。
 飽きないように工夫しながら、同じものをきょうも食べ続ける。

                     

                       


                       
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埼玉から柿が緊急到着!

2014-11-29 21:17:20 | 出会い・近隣
 きのこの師匠から柿が届く。
 わが家の柿が全滅だったせいだ。
 わが家の柿は「カキノヘタムシ」が毎年のように猛威を奮っているが、師匠の埼玉ではどうも農薬を撒いていないにもかかわらず、影響がないようだ。

                      
 さっそくいただく。
 トロッとしていて自然の甘さにうなってしまう。
 わが地元では大振りの次郎柿が出回っているが、このやや小振りの柿は充分に甘い。
 砂糖も調味料も使わずここまでの糖度を出す自然界の営みに感嘆する。

                    
 先日収穫してきた柚子は、玄関に飾ったり、柚子湯に使ったり、和宮様はジャム作りをしていた。
 秋は実りの季節というが、わが家にないものをいただけるつながりがありがたい。

         
 連日の雨が午後には止んだので、畝にマルチをかける。
 この「スティックセニョール」の苗もいただいたもので、明日にはその畝に移植する予定だ。

 このように、わが農的生活には様々の人の支えで日々の豊かさが成り立っている。
 このところ、主食が果実で副食は畑の野菜。
 食べ物に追われるほどの日々に埋没しそうだ。

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わが家のささやかな紅葉

2014-11-28 21:48:25 | 風景
 国道沿いの紅葉がますます見応え抜群。
 わが家にも小さな紅葉がやってきた。
 ブルーベリーの紅葉もなかなかのもの。
 とびきり寒いわが耕地にもかかわらず、少しずつ大きくなってきている。

                  
 ブロック塀の隙間から大きくなってきたど根性ニシキギ。
 ところどころに実生のニシキギが生えてきているが、これがいちばん大きい。
 茎の「翼」もシッカリついている。

                  
 4年ほど前、膝くらいのカエデを移植したものだが1mくらいに成長。
 意外に紅色が濃いのが気に入った。
 この季節、紅色の葉が花のように輝く。

 パソコンが繋がるまでの時間が長いので、その間に少しずつ読んだ紀元前古代中国の『荘子』をやっと読み終えた。
 老子と並んで日本の自然観にも影響を与えた思想家でもある。

 そこに、「人心は山川よりも険」という項目がちょうどあった。
 人の心は山川よりも険しいという意味だが、それに比べれば自然は自然体だということでもある。
 今年は紅葉の色が悪いとはいえ、着実にわれらが心を癒してくれる。
 
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晩秋の雨は地滑り現場を潤していた

2014-11-27 21:18:23 | 風景

 昨日の雨で畑は充分潤い、シイタケはちらほら傘をさしていた。
 買い物に行くついでに地滑り現場近くに車を止める。
 川は蛇行しながら現場に近づく。

                  
 杉の植林ができないような急峻な斜面に紅葉が晩秋を感じさせる。
 その奥にけぶる地滑り現場。
 露呈した土色も風景に埋まっている。

                  
 自然はそれぞれの人間の生き様に関係なく運命を遮断する貌をもつ。
 同時に、人間のもつ傷口を埋めるように癒しの天使ともなる。
 こうして矛盾する予定調和の世界を構成することで命を育む。

 しかし、生き物の覇者人間は便利さと効率を貫徹する。
 当然、自然の犠牲の上に人間社会は成立している。
 そこに紀元前から自然との共生を訴える人間も出現する。
 それを深化させてきたのが日本人の日常だった。
 「日本をとりもどす」のは、経済成長だけではない。  
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『謎の豪族 蘇我氏』を読む

2014-11-26 21:30:23 | 読書
 大和朝廷の屋台骨を構築してきた蘇我氏が簡単に滅亡した謎が知りたかった。
 要は蘇我氏優位の皇位継承に危機を感じた中大兄皇子らのクーデターだ。
 それを正当化するために逆賊蘇我氏のレッテルキャンペーンを成功させてきた。

 つい、勝ち組の歴史観にわれわれはいまだ洗脳されがちだ。
 松本清張は蘇我氏の先見的な改革を天智天皇らが横取りしたこと、蘇我一族の肥大化は天皇との血縁関係や絶対権力をもたらしそれに蘇我氏らが頼り過ぎたことによるとの見解を作者は支持している。

 改革者蘇我氏を守旧派が武力で制圧できたのは、蘇我氏の軍事力が脆弱だったことを作者は指摘している。
 ついでに、権力闘争から殲滅された物部氏のその後も知りたくなった。
            (水谷千秋『謎の豪族 蘇我氏』文芸春秋 2006年3月)
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乾燥生姜の粉末を作る

2014-11-25 18:55:48 | 食彩・山菜・きのこ
 なんとか収穫にすべりこんだ生姜をスライスし、天日干ししてから生姜の粉末を作る。
 もちろん、和宮様のお手製である。
 天気が悪いとうまく乾燥できないので掘り炬燵に入れておくとほどよく乾燥する。

                     
 ミルサーで粉末にするが、粒子が粗いのもあるので茶漉しで残った粉末をもう一回ミルサーにかけると、細かい粉末ができる。
 これにより半年くらいは生姜が利用できることとなった。
 もっと植えつければよかったけど。

  
 生の生姜だとカビが生えたりするが、粉末にしておけば冷蔵庫にも入れないで常温で保存できる。
 ミルサーを使っていると空中に粉末が飛ぶようで、和宮様もくしゃみをしている。
 何事も簡単に思いどおりにはいかないものだ。
 
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山城をまちおこしに

2014-11-24 22:14:38 | 歴史・文化財
 天竜高校春野校舎で開催されている「戦国山城まつり」に参加する。
 イベントとしては犬居城見学、講演・シンポ、秋葉山ウォーク、アート工房バスツアー、演武、スタンプラリーと多彩だ。
 犬居城主だった天野氏の末裔、天野忍さんの講演「犬居城の盛衰と天野氏のその後」を聴く。

      
 天野氏の経済的基盤は、木材、林産物、お茶などで、安土桃山時代にはお茶がすでに年貢として納められている。
 天野氏を支えた「同心衆」は、砂鉄生産の胡桃平・渡辺氏、馬放牧の花島・花島氏と尾上氏がご三家だった。
 その名残が地域に地名や苗字に残っている。
 家康に敗れた末裔は広島県福山に健在だそうだ。

                  
 参加者は200人以上はいただろうか、おじさんたちの熱気が伝わってくる。
 しかし、次のシンポジウム「地元の資源を活用した地域活性化」となると50人くらい淋しい。
 知的好奇心は旺盛だが、現代の直面する課題には無関心なように思える。

                   
 シンポジウムでは、学生とともに過疎を訪ねる静岡文化芸術大学の舩戸修一さんの謙虚さと空き家を生かした提言が光った。
 また、兵庫県篠山市の創造農村の取り組みの方針には目を見張るものがある。
 地域が持つ資源を生かす取り組みへの方針が明確だ。

   
 このシンポを聞いてみてわかったことは、行政も関係機関・団体も、直面する課題に対して明確な方針を持っていないということを痛感する。
 会場となった高校の「立志館」の名前のとおり、課題を解決する「志」がないということだ。

 言われたことをこなす、上意下達でこの国・地域はなりたっているのだ。
 その意味で篠山市の「創造農村」のネーミングは深い。

                 
 高校から見える「犬居城」の盛衰から何を学ぶべきだろうか。
 戦国時代までは、山が文化・生活の中心だったという指摘にハッとする。
 山城だらけの春野はその地域資源をもっと生かすべきではという意見に納得する。
 参加者に春野在住の人が少ないところが象徴的だ。

 方針を明確にしてそれを官民が共有し具体化していくこと、につきると思った。
 ちなみに、主催者である浜松市文化財課の創造的なフットワークと「協働」を具体化している方針、歴史と現代的課題をつなげようとしている努力をおおいに評価したい。
    

  

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プロジェクトの頼りは70歳代

2014-11-23 22:27:54 | 出会い・近隣
 国道の法面の「雑草から花へ」のプロジェクトの主力は70歳代だ。
 きょうは産業まつりや葬式が重なって参加者が3人と過去最低記録となった。
 とはいえ先日、事前に孟宗竹を伐ってきて運んでくれた人を忘れてはいけない。
 急峻な法面に土留めして、アジサイなどの草木の崩落を防ごうという趣旨だ。

      
 乱雑になりがちなレンギョウを支柱に結束する。
 このレンギョウは以前老人クラブが植えたものらしい。
 それが草刈りのたびに伐られて忘れられているのを復活したのだ。

                      
 集落プロジェクトは月に一度は地域のために汗をかこう、ということだ。
 しかし、「そんなことは国の管轄でやることだ」という影の声もある。
 実際、生業の忙しい人にとっては地域貢献だなんてそんな余裕はない。
 その意味では、年金生活者で時間に余裕のある人が主流となる。

                  
 ある地域では報酬が伴わないとなかなか動いてくれない所もあるようだ。
 とにかく続けること。
 このことで地域の花が咲けばよい。
 少数ながらこのプロジェクトを積極的に応援してくれる人がいることが心強い。

       
 参加してくれたかたから大根・ニンニク・白菜をいただく。
 いっしょに汗を流しながらも、こういう交流が発展しているのも大きな前進だ。
 おかげで、アジサイはまだ色落ちせずに花をつけていた。   

          
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秋晴れのなかの柚子狩り

2014-11-22 20:36:00 | 農作業・野菜
 町内の柚子の収穫に参加させてもらう。
 今年は例年よりも実のつきが悪いという。
 皮の手袋をして現場の奥山に行く。

                   
 最初は高枝鋏で柚子を採っていたがだんだん首が痛くなり、みんな木に登ったり、脚立を利用するようになる。
 
                   
 そのうちに、首のない人間も助っ人となる。
 柚子だけ収穫すると木はどんどん高くなり、収穫が難しくなる。
 柚子を採りやすいような剪定も必要だ。
 それで作業の半分は枝をバッサリ伐る剪定作業となる。

    
 いつもより半分くらいの収穫だが、みんなと山分けすれば充分過ぎる量だ。
 高齢者が多い中山間地ではこうした実が放置されていることが少なくない。
 2年前ここでキウイフルーツの強剪定をみんなと行ったが、今年はきれいな棚となっていて、収穫も順調のようだった。

 木に登りながらの作業で腕や手がすでに筋肉痛。
 また柚子のトゲが刺ささったところが痛い。
 明日は柚子風呂ができそうだ。
 
 
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料理「さつま芋の肉そぼろ乗せ」

2014-11-21 21:20:59 | 食彩・山菜・きのこ
 先日、和宮様の力作料理「さつま芋の肉そぼろ乗せ」を食した。
 さつま芋は畑で採れたずんぐりしたものをスライスして軽く茹でておく。
 圧巻は豚のばら肉をサイコロ切りしたものをごま油で炒め、そこに生姜・ニンニクを入れる。

 さらに紹興酒と黒砂糖で味付けして、胡椒・ニンニクで整える。
 最後に、松の実・ネギを入れて完成。
 食べてみるとあっという間に皿だけが残ったのは言うまでもない。

                       
 畑で自然に生えてきた「冬瓜」をQちゃん漬けで食べる。
 冬瓜というと柔らかいイメージがあるが、コリコリしてご飯が進む。

       
 ブロッコリーを初めて収穫。
 霜が降りているので心配していたが、立派に育っている。

 キャベツとブロッコリーとの苗の区別ができなかったので、両方が混住している。
 キャベツも結球間近の気配だ。
 新鮮なブロッコリーは茹でてシンプルにマヨネーズでいただきまーす。
 きょうもまた、満腹度が超過。
 まずいぞ!?
                      
 
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